「主菓子」を考えるのも、茶事や茶会の亭主、席主となれば、楽しみの一つです。



私は京都の茶事や茶会では「聚光」さんにお願いしています。

本物の材料を用い、
その甘さ加減と京都菓子司では用いない、
オダマキという技法は聚光さんならでは。

初めて特注の和菓子を注文するのは
何だかハードルが高い気がしますが、
何処の和菓子屋さんでも
相談にのって頂けるはずです。

私も沢山の事をアドバイス頂きながら
毎回イメージに辿り着いてます。




京菓子司の第一人者、末富の山口先生から
和菓子作り、座学で教えて頂いた事は

・砂糖の歴史、
    いかに貴重なものであったか
・亭主のおもいを伝える手段が主菓子
    だからこそ、亭主と菓子職人との
    相談が大切
・本物の材料、ちゃんと餡を作ってる
    店が大切
・菓子が具象じゃつまらない
    例えば、鳥を表現するにしても、
    いかに抽象化するか
    ん~深い!確かに子供は具象で喜びます


それこそ、京都の菓子屋さんでは
主菓子たった一つから配達してくれる
お店もあります。

亭主・席主にしてみれば
一世一代の茶事、茶会。

その意義を
しっかり受け止めて頂ける京菓子司。

京都の職人さんの気概を感じます。