小学6年生のある日
娘が突然朝起きられなく
なった。
というできごとが
ありました。
それまでは4歳下の妹と
仲良く学校に
通っていたのにです。
その時は突然のことで
素直に受け入れることが
できませんでした。
「早く起きて。」
「何やってるの?」
「学校遅刻するよ!」
私は焦って
そんな言葉をかけ続けました。
そうすると娘はようやく
起きて学校に行くんです。
それでも6年生の時は
なんとか学校に
行っていました。
そして中学生になり
新しい生活が
始まります。
新しい制服に身を包み
親子共にとてもワクワク
していたんです。
吹奏楽部に入り
張り切っていましたよ。
朝練だってあります。
でもこの頃から娘が
朝起きられないことが
少しずつ増えてきました。
起きれたとしても
だるそうに制服に着替えて
登校していくんです。
新しい環境で疲れてるのかな。
部活も大変だしな。
そんな風に思っていました。
「もしかして何か学校で
嫌なことあった?」
「部活で先輩に意地悪
されてる?」
そんな風に聞いてみました。
すると娘は
「何もない。
だるくて起きられない。」
そんな答えだったのです。
その後は朝練も行けない。
学校にも朝からは無理みたい。
そんな日々が増えていきます。
私は娘が学校に行けない
という事実が
どうしてもに受け入れられなくて。
「そんな学校に対して
なめた態度とってたら
どんどん学校に
行きにくくなるよ。」
「勉強だってだんだん
遅れて分らなくなるよ。」
「部活だってどうするの?」
そんな厳しい言葉を
ぶつけていました。
この言葉に娘は
すごく傷ついていたと
思うんです。
でも夕方にはケロッとして
妹とテレビを見て
元気そうにしてるんですよ。
今思えばこれが
起立性調節障害なんですよね。
朝はつらいのに
夕方は元気になる。
起立性調節障害という
言葉すら知らない私は
ただひたすら
娘を責めていました。
突然学校に行けなくなったことを
受け入れられなかったんですよね。
そんなある日娘が
定期テストの結果が
悪くて。
歯医者に行く予定
だったのですが
急に
「行かない。」
と言い始めます。
私それをすごく叱ったんですね。
そしたら
「色々あるんだよ。
もういなくなりたい。」
とボロボロ泣き始めました。