心の安全設計室代表 心の安全コンサルタント
安田伸也です。
お盆の真っ只中ですね。
ご家族で楽しく過ごしていらっしゃる方々も多いと思います。
海上保安庁にいた頃は、このお盆休みの期間を含めて7月8月の夏休み期間は気の休まらない日が多かったです。
なぜなら、海の事件事故が多いから。
海での救助は、早めの要請によって早く救助できることがあります。
そして私は、長く心の不調を経験したことで、心の問題も同じではないかと思うようになりました。
今回は、海上保安庁時代の夏の海難救助と、私自身がパニック症で苦しんだ経験から、大事になる前に助けを求めることについてお伝えします。
夏休みの海は事件事故が多かった
この夏休み時期の週末になると、さまざまな通報が来ます。
海水浴場で子どもが行方不明になっている。
水上オートバイが海水浴場の近くで走っている。
サーフィンで、沖合に流されている人がいる。
このような通報が、たくさん入ってきました。
その度に自分が捜索へ行ったり、職員を向かわせたり、調査に当たってもらったりしてました。
でも、そんな通報のあとに無事が確認されたり、救助されたという連絡が来ると、ホッとしました。
良かったな〜っと心から安心しましたね。
というのも、実際に溺れて亡くなったり。
水上オートバイが衝突して怪我人や亡くなる人がいたり。
波にさらわれて沖合に流され、行方不明者になってしまったり。
そんな方々が多かったのです。
ある日の週末には、わたしが勤務していた保安部で7件の事件事故がありました。
これに加えて、一般人の貝の密漁などの通報も多く寄せられました。
海上保安庁にいた頃は、そんな大忙しの夏場。
ですが、早めに救助の要請してくれると早く救助できたんですよね。
心の問題にも黄色信号と赤信号がある
これ、心の問題でも同じだと思うんです。
毎日、楽しくないとか仕事に行きたくないとか、気分が落ち込む日が多い。
そんな風に思ったら、抑うつ状態になっているのかもしれません。
黄色信号です。
そして、それが身体の不調に現れたら赤信号。
- 夜眠れない
- 疲れが抜けない
- 下痢や便秘が続く
- 咳が止まらない
などなどです。
こうなったら、我慢せずに内科を受診して検査を受けてください。
身体的な異常が無ければ、お医者さんと相談し、心療内科へ繋いでもらってください。
過呼吸を放置してしまった私の経験
わたしもある日、パニック症の症状の1つである過呼吸になりました。
朝食を食べていると、突然息苦しくなったのです。
吸っても吸っても身体の中に酸素が入ってこない。
そんな状態になり、慌てて庭に飛び出しました。
幸いすぐに症状が治まったので、疲れているのだろうと、何度か同じようなことがあったのですが医療機関へ行かず。
結局、医者へ行ったのはその2年後でした。
その後約20年パニック症で苦しみました。
もっと早く受診していたら、その後うつにもならなかったと思います。
まとめ|早めに専門家へ救助要請してください
海の事故も心の問題も、大事になる前に助けを求めることが大切です。
「まだ大丈夫」「もう少し我慢できる」と思っているうちに、状況が大きく変わってしまうことがあります。
私自身、身体から出ていたサインを放置して長年苦しむことになりました。
だからこそ、今、心や身体から何らかのサインが出ている方には、大事になる前に専門家へ要請してくださいね。
海の事件事故、救助要請は緊急電話118番です。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、海の安全だけでなく、自分自身の心や身体から出ているサインに気づく切っ掛けになれば嬉しく思います。
筆者プロフィール
心の安全設計室代表・心の安全コンサルタント 安田伸也
元海上保安官・潜水士。海上保安庁に約35年間勤務し、潜水士、巡視船航海士、巡視艇船長などを経験。海難救助、転覆船や沈没船の捜索、領海警備など3,000件以上の事件・事故に関わる。一方、在職中には職場の人間関係やコミュニケーションに悩み、約20年間、うつやパニック症などのメンタル不調を経験。現在はその経験を活かし、事故防止、心理的安全性、職場のコミュニケーション、メンタルヘルスなどをテーマに、安全大会や企業研修で講演活動を行っています。
