【東洋医学ホントのチカラ】①頭痛特集:頭痛を和らげる鍼灸治療
頭痛は人類が抱える最も大きな病です。
痛み止めを飲めば楽になるということで薬に頼っている方も多くおられます。
しかし、現代医学が登場する前、頭痛薬が登場する前は、どのように人々が頭痛を和らげていたのでしょうか?
代表的なもので鍼灸治療が頭痛を緩和する方法を解説します。
古臭いものいうイメージがあるかもしれませんが、NHKが今回「東洋医学ホントのチカラ」で特集を組むほどに頭痛治療に鍼灸が注目されています。
鍼灸治療と頭痛について解説します。
1.古代の治療法:鍼灸治療を学ぶ
現代医学がなかった時代に人々が頭痛をどのように治療していたのか、疑問に思ったことはありませんか?
東洋医学、特に鍼灸治療が頭痛を和らげる方法について解説していきます。
2.鍼灸治療の基本:経穴と気の流れ
鍼治療は、2000年以上前から使われている古代中国の治療法です。
「経穴」と呼ばれる体の特定のポイントに髪の毛ほどの細い針を挿入する方法です。
経穴(特定のポイント)は、「経絡」と呼ばれる経路でつながっています。
東洋医学によれば、エネルギーや「気」の流れが滞ると、痛みや病気が引き起こされるとされています。
灸治療もまた、経穴である皮膚の上または近くでヨモギと呼ばれる乾燥したヨモギを燃やし、気の流れを刺激する技術です。
3.頭痛緩和のメカニズム:エンドルフィンの放出と血行改善
鍼灸治療は、どのようにして頭痛を助けるのでしょうか?
針を刺したり、ヨモギを燃やしたりすることで、人が元から獲得している自然治癒力が刺激されます。
この刺激は、頭痛を緩和する効果のある内因性鎮痛物質(エンドルフィン)を放出することをうながします。
鍼灸治療はどちらも、血行を改善し、炎症を減らすことによって、頭痛の痛みに対処する効果があります。
4.研究での効果:様々なタイプの頭痛への対処
現代の研究では、鍼灸治療は、緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛など、さまざまなタイプの頭痛の治療に効果があることが示されています。
一部の研究では、従来の治療法(例えば、鎮痛剤)と同じかもしくは、それ以上の効果がある可能性が示唆されています。
5.まとめ:頭痛への代替医療としての鍼灸治療
東洋医学ホントのチカラでも示されましたが、鍼灸治療は、頭痛治療に鎮痛薬以外のアプローチとして期待されています。
人が本来持っている自然治癒力へ刺激することで、痛みを和らげ、QOL(全体的な健康)を向上させる助けとなります。
頭痛で長年悩んでいる方にとっては鍼灸治療は1つの選択肢として価値のあるものとなるでしょう。
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【NHK東洋医学ホントのチカラ】頭痛特集
- 1.頭痛を和らげる鍼灸治療
- 2.頭痛・・・頭のどの場所が痛い?が超重要
- 3.What's it like?あなたの頭痛はどんな感じ?
- 4.頭痛を克服!古代から現代に続く東洋医学の秘策
- 5.東洋医学の秘密解明、効果的なツボと漢方薬を知る
- 6.NHKで紹介された頭痛のセルフケアのツボ
- 7.頭痛ケア、木もれび鍼灸院が考える効果的なツボ
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