《前編》 より

 

 

【高天原広野姫天皇勅願】
 「高天原広野姫天皇勅願」と書いてあります。
 この方は持統天皇になりました。高天原広野姫といわれた持統天皇は、天武天皇の次の天皇にもなるわけです。天武天皇は古事記を編纂した方です。その奥様でもあり、次の天皇になった。その天皇が、「阿祖山神宮事 正一位 元宮先現太神」と言っています。阿祖山の谷の小屋の澤に鎮座している。珂留親王が「不二高天原」といって、ここに来ている。みずからも高天原広野姫と名づけている。これが本当だとすると、歴史がひっくり返ります。いろいろな謎が全部解けてくる。本当にすごいことになります。(p.113)
 持統天皇と天武天皇について記述されていた下記リンク著作に、富士(不二)王朝のことは何も記述されていなかったと記憶しているけれど、富士王朝のことを考え合わせるとより鮮明になるだろう。
   《参照》  『「超古代」の黙示録』 後藤まさし (たま出版) 《前編》
            【天武天皇による大弾圧】
            【持統天皇による「民草和気の道」】

 

 

【記紀から富士山が消されてゆく過程】
 物部氏は神道をやって、蘇我氏は仏教をもってきました。蘇我と物部がぶつかって、物部はやられて、日本は仏教国になっていく。そのときに聖徳太子は「和をもって尊しとなす」と言いました。争うのではなく和することだと多くの人が解釈しますが、そういう意味だけではなく、和というのは神道です。「神道をもって尊しとなせ」と言っているのです。
 百済から仏教がやってきましたが、聖徳太子は神道のすばらしさが分かったので、物部一族を山に逃がして山岳信仰をつくりました。
 その後、日本は仏教国になります。・・・中略・・・。
 乙巳の変(大化の改新)で、天智天皇は藤原と一緒にそれをひっくり返しました。物部が勝つわけです。しかし、またひっくり返されてしまう。それが壬申の乱です。
 天智天皇という名前を見ると、天の智慧ですから、和の天皇という意味です。文を広めるために、その息子の弘文天皇が立ったけれども、おじさんの大海人皇子と戦って、やられました。
 このとき、仏教を中心にした帰化人たちの力を借りて天武天皇(大海人皇子)が勝ったので、日本の国史、古事記は仏教化された国史に変えられます。・・・中略・・・。このとき、富士山のことも消えます。作為的に消されたのではないか、ということです。(p.146-147)
 下記リンク著作でも、不二王朝のことは何も言及されておらず、専ら、政権奪取帰化人たちのルーツに関わる大陸諸国との関連で解釈されている。
 であればこそ、記紀編纂では、畿内地域から見て西方視点(大陸)のみに偏向し、東方視点(富士王朝)は無視され消されたのだろう。
   《参照》  『古代天皇家と日本正史』 中丸薫 (徳間書店) 《後編》
            【大海人(天武天皇)】~【万世一系】

 これに関する問題の核心は、大海人皇子など朝鮮半島勢力と思われている政権奪取帰化人たちのルーツがシュメールにあったにせよ、シュメールの元が日本であり、その日本の中枢が不二阿祖山太神宮(富士王朝=高天原)であったことを「知らなかった」ということだろう。

 

 

【日本人の血液型】
 自分はモーゼの直系の子孫だと言っている方が、世界の血液型を、ユダヤ医学、近代医学で詳しく調べてみたところ、ユダヤと日本がすごく整合したそうです。ユダヤと日本はつながっているのです。というより、ユダヤの人たちは、1万年前は全部日本にいたのです。
 その証拠は、Y遺伝子A~Zの24種類を持った男性が、日本人にはたくさんいることです。(p.144)
 日本人男性の人口の34~35%には、Y遺伝子のDが多いけれど、漢民族は、YのO2、O3しかいないのだという。YのDが多いのは、チベットとアイヌだと書かれている。
 日本人とユダヤ人と地底人の血液型に関するものは、下記リンクに記述しておいたように、たいていYAP(-)という括りで記述されている。
   《参照》   『いよいよ「超霊的パワー」が世界を解放します』 田村珠芳 (徳間書店) 《前編》
             【プレアデスの末裔たち】

 YAP(-)については、下記リンクから【エイリアンの遺伝子】まで辿ってください。
   《参照》   『日月地神示』 白峰聖鵬 (明窓出版) 《前編》
             【日本人の遺伝子】

 日本とユダヤに関しては、下記リンクのような点でも確認できる。
   《参照》   『禁断の日本超古代史』 宗川日法  グリーンアローブックス
             【日本・ユダヤ同祖論の傍証】

 

 

【国常立尊の系譜:トミ】
 国常立尊は、この下がわかっていません。健御名方命は、本当は健御名方富命(たけみなかたとみのみこと)です。「トミ」とは何かというと、神武天皇と戦ってやられてしまった登美能那賀須泥毘古(とみのながすねひこ)です。だから、大国主のおとうさんは「トミ」がつく。出雲系の人たちが戦いでやられて、千葉の富浦とかへ逃げた、という印が「トミ」です。(p.246)
   《参照》  『禁断の日本超古代史』 宗川日法  グリーンアローブックス
            【国津神系の荒覇吐一族】~
   《参照》  『地球維新 黄金神起 黄金伝説 封印解除』 白峰監修 (明窓出版) 《前編》
            【荒吐(あらはばき)世界王朝】

 チャンちゃんの地元の旧・双葉町(現・甲斐市)は、塩崎村と登美村が合併してできた町。そして登美村は、下記リンク著作に記述されている龍地があった村。富士神界に住むドラゴンと竜王・龍地のドラゴンの関連が、「トミ」から解けてくる。
  《参照》  『富士神界の龍神からの緊急初メッセージ』 アマノコトネ (ヒカルランド) 《前編》
            【竜王と龍地と信玄堤】



【あわ:安房と阿波】
 千葉県のことを安房国といいます。安房国というと、四国の阿波国を思い出すでしょう。向うから忌部氏が流れてこちらに来たという歴史になっているのに、おかしいじゃないか。どっこい、違う。安房国の一の宮は、ちゃんと富士山が見える位置に置いています。不二王朝の流れです。(p.247)
 安房一之宮洲崎神社は、房総半島先端近くの西側に突き出た岬の先にある。
 阿波の国は鳴門の渦潮があるところだから、「富士と鳴門の仕組み」で繋がってもいる。
  《参照》  『地球維新 黄金神起 黄金伝説 封印解除』 白峰監修 (明窓出版) 《前編》
            【太陽エネルギーを世界に還流させるピラミッド群島・日本】

 安房も阿波もアワだから、どちらもとっても大切。
 安房は、ホツマでいう「あわのうた」、天地をあらわしています。天(あ)、地(わ)だから。「天地」と書いて天地の国という。だから「あわのうた」、天、人、地と必ずやっているでしょう。天地の神、天地創造の親の神の場所は富士山しかない。古事記、日本書紀の中で富士山信仰を全部切ってしまった。だから大元尊神であるのは国常立尊、その本宮だったけれども、この本宮がなくなって、歴史の中から消えてしまった。(p.247)
   《参照》  『日月地神示』 白峰聖鵬 (明窓出版) 《前編》
            【富士山】
 
 
【封印された神々の復権】
 封印された神、饒速日命、瀬織津姫、全部不二王朝の神です。それを全部もとに戻さなければいけない。天地をもとに戻していく時期なのです。(p.219)
 日本古代史分野のスピ系の著作で言及されているのは、専ら饒速日命と瀬織津姫。
 これに関する代表的な著作を、下記にリンクしておきます。
   《参照》  『ニギハヤヒ・シ♭』 山水治夫 (ナチュラルスピリット)
         『セオリツ姫・シ♭』 山水治夫 (ナチュラルスピリット)

 スピを解する人々の様々な尽力によって、日本と世界の崩壊は、大難を小難に、小難を無難に変えられてきたのだけれど、いまだに、完全救済にはなっていない。
 それどころか、創造的破壊という洗礼を経なければならないかもしれない。