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 神道に関する知識など何もない人がこの本を読んだら、先行知識がない分だけ、日本という国家と日本人であることに、思いっ切り誇りが持てるようになるだろう。それらを逐一書き出さないけれど、興味ある方は自分で読んでみるといい。2005年11月初版。

 

 

【日本国旗 日の丸とは】
 「日の丸」 には、すべての基本・中心を大自然(太陽)に置くという思想が込められています。これは、「日の丸」 の旗が神と結んでいることを意味しています。純真、無垢、公平 「ス」直な白い生地に、赤き真(まこと)の心を気結(きむすび)、生結(いきむすび)、和久結(わくむすび)することによって、一切を仕組んでいるのです。
 天津(魂)という 「縦の結」 と国津(魄)という 「横の結」 を 「紅白の結」 に置換えたものが 「日の丸」 だと考えていいと思います。これは、生きとし生けるものが、一切万有に欠くことのできない 「火心と水心」 「陰陽」 「父と母」 の和合・結合という 「芽出度き結」 を象徴しているのです。(p.62-63)
 生み出す元である “結び” は、日本文化の基本。
 日の丸が日本の旗となった時代について、
 日の丸は、不合(ふきあえず)六代(上古第31代)天皇の旗で、「日ノ神赤玉の旗」 と名づけられていました。これが日本の国旗の濫觴(らんしょう)なのです。
 「近代の国際的な海洋進出時代になって、船の国籍を示す必要から、日本は初めて日の丸を用いるようになった」、と説明している文章を読んだことがあるけれど、日本の古代の歴史を何も知らない人が書いたものなのだろう。

 

 

【君が代】
 日本の国体構造線は、君が代(岐美が世)なのです。「岐」 と 「美」、つまり、日本の神さまはイザナギ(岐) とイザナミ(美) だということです。これが仲が悪くなったりすると、日本がおかしくなります。岐と美の働きが、この国を守っていたのですね。(精神と物質の大調和です) (p.132)
 イザナギは日本で、イザナミはユダヤと言う解釈もある。同祖なのだから。
 『君が代』 の内容については下記からのリンクを2つたどればいい。
   《参照》   『栄光の日本文明』 竹村健一・日下公人・渡部昇一 (太陽企画出版)
             【日本の国歌 「君が代」 】

 

 

【富士山】
 今度、富士山が噴火すれば構造線に亀裂が入りますから、日本列島は全部、海に沈みます。隣の韓国も駄目です。全部、沈みます。・・・(中略)・・・
 大本營を知っていますか? なぜ、長野県の松代の防空壕に大本營を作ったのでしょう。そこは富士山の一番大切なところなのです。もし敵がそこまで来たら、あることをしようという計画がありました。
 日本は外国に攻められないように、風水的な防衛策がいくらでも取れるのです。・・・(中略)・・・。日本は海洋国家ですが、守り方によっては世界と心中するぐらいのことはいつでもできるのです。(沈黙の艦隊とは海洋国家たる日本国土そのものを言う) (p.71)
 松代は、日本の国土を分断すると学校で習った糸魚川中央構造線上にはない。しかし、本来の中央構造線は糸魚川に通じるのではなく、松代を通過しているのである。
 富士山は、国常立(くにとこたち)という地球を主宰する神(働き)がある所。
 下記にある19は、その国常立の数霊である。

 

 

【聖徳太子と19条の憲法】
 本当は17で終りじゃないんですね。18条と19条もあるのです18条は 「数霊学」 ですが、19条は 「国体」 です。19という数は、先ほど、「常立(とこたち)」 と言いましたが、常立の数です。常立の19条は国のありかたを説いているのです。
 聖徳太子の予言書には、数霊学と国体が未来記として隠されています。未来記の中には、2020年に世の中が全部ひっくり返って、ミロクの世になりますよと書いてあるのですが、・・・(中略)・・・。
 量子コンピューターの未来学でも2020という数が書いてありますが、これはすべて太陽系の入れ替わりを表しているのだそうです。(p.81)
 著者は聖徳太子は3人いたとも書いている。ところで、
 問題は聖徳太子の残したものが実はユダヤの 「カバラ」 の基になっているんですね。だから重要なのです。
じゃあ、なぜ、カバラが日本にあるのか? ・・・(中略)・・・。
 カバラの生命の樹と、富士と鳴門の仕組みは同じなのです。(p.82-83)
 富士と鳴門の仕組みについても概略が記述されているけれど、神道系の知識のある人にとっては既知のことなので書き出さない。著者は、鳴門に降り下る波動天体のことを記述していない。太陽系と外宇宙との境となるシリウスまでが、著者の認知する天体の範囲なのだろうか。

 

 

【大和民族の役目】
 「日本にいて日本語を話し、食事を玄米や菜食に切り替え、日本の水を飲むと、これで軸が変わるのです。軸を変化させて天と地を結ぶことは、大和民族の役目なのです。」 (p.85)
 軸とあるのは、間脳から仙骨までのラインのこと。
 皇歌を自分で作って読み上げると、間脳の真ん中のラインに響きます。(p.85)
 とも書かれている。皇歌とは577の神歌で、5+7+7=19。すなわち国常立の数霊。地球の響きである。

 

 

【言霊の幸はう国、日本】
 天の数歌をひとつずつ説明した後、以下のように書かれている。
 天の数歌は、肚の底から元氣良く力を込めて唱えると、全身にいきいきとした力が湧いてくるはずです。
 “天の数歌” に見られるように日本は古代から言葉 (言霊) と数 (数霊) の関係を感得し、宇宙万物の生成の理を理解してきました。
 そしてまた、日本は美しい春夏秋冬の氣候風土に恵まれ、その中から生まれた大和言葉は言霊の音韻を基礎とし、繊細にして微妙な深みをもつ。
 そして、それを表現するのに使われる 「五十音」 は、「歴史的かなづかひ」 として、連綿と継承されてきた。(p.89)
 日本語を話すと脳の周波数が変わるのである。日本生まれ日本育ちの人はこのことを自覚できないけれど、長年日本に住んでいる外国人は、このことを自覚しているはずである。

 

 

【日本人の遺伝子】
 遺伝子の研究は、日本人にとって素晴らしいことです。日本人の遺伝子には、日本に住んでいる人しか持っていない、変態系の螺旋の形があります。他の国の人々とは螺旋の角度が違うのですが、それからいうと、日ユ同祖論というのはまんざら嘘でもないのです。(p.113)
 この変態系の螺旋が、YAP(-) のことなのかどうか分からないけれど、この遺伝子の特殊性も、日本語に起因しているはずである。
   《参照》   『失われた地底王国 「シャンバラ」の謎』 飛鳥昭雄・三神たける 学研
             【エイリアンの遺伝子】
   《参照》   『超人「船井幸雄」の近未来予測』  柳下要司郎  あ・うん
             【日本人と日本語】

 

 

【白人のルーツ】
 白人のルーツはケルトから来て、世界中に散らばったわけです。じゃあ、ケルトの丸十字の紋はどこから来たのか? 日本では島津ですが、日本の古代の王朝が使っていたものなのです。(p.112)
   《参照》   『日本待望論』 オリヴィエ・ジェルマントマ  産経新聞社
             【ケルト】

 

 

【ナンバーワンではなく・・・日本は・・】
 日本という国は、歴史的にも、遺伝子レベルでも、あらゆる面で勝った国なのです。ただし、この国が世界に先駆けて、自らをナンバーワンと称してはいけないのです。(p.117)
 日本は、オンリーワンの道を行く。それが日本の生き筋である。
 例えば、テニスの杉山愛選手がそうであったように、ダブルスで彼女と組むとそのペア相手が誰であろうと、ほとんど優勝していた。日本と組むとその国は世界一になれるのである。20世紀後半のアメリカを支えてきたのは日本であり、現在の中国を支えているのも日本である。米中両国が傲慢になって日本をおとしめようとするなら、その時その国は衰退へと向かうのである。