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 前半は、著者の自伝的内容になっているけれど、スピリチュアルな人生観を持っている人々にとっては、極めて興味深く読める著作だと思います。序盤に書かれている出身地・岡山県の高校から東北大学、京都大学、名古屋大学、そしてスイスのジュネーブ大学へと進み、やがて“ヤスエ方程式”とよばれる数式を見出すまでの過程の類稀さは、尋常ではありません。日本人の意識改革を先導するために現れた仕組みを担う方なのだということが、よく分かります。
 それにしても、著者の保江さんって、“スッゴイ科学者さん”であることを、この本で初めて知りました。2015年11月初版。

 

【天文学科を選んだ訳】
 東北大学で天文学科の学部生になった時のこと。
 新三年生として天文学科の教官や先輩の学部生、さらには大学院生たちに迎えられた歓迎の酒席でのこと。一人ずつどんなことを研究したくて天文学科にきたのかと聞かれたのである。待ってましたとばかりに僕は正直に答えた。UFOや宇宙人を研究したくて天文学科を目指した、と。
 そのとたん、会場は苦笑で包まれ、中にはこんなバカな学生は入れるのではなかったとでも言いたげに、あからさまに嫌悪感を表情に出す教官もいた。(p.44-45)
 教官ですら、UFOや宇宙人と聞いただけで“苦笑する”のは、日本の学術界では、それらが研究されないよう、その分野の情報がコントロールされてきたからなのでしょう。しかしインターネットの情報が豊富な今でも、UFOや宇宙人という言葉を聞けば、のっけからバカにするような発言に終始する学者が今でもいるのなら、“洗脳が効きすぎている”ということになります。
    《参照》   『まもなく世界は5次元へ移行します』 エハン・デラヴィ&中丸薫 (徳間書店) 《後編》

              【多次元宇宙の本質を封印する現代科学の「規範」 】

    《参照》   『人類への警告⑥ 真の支配者』 高山長房 《後編》

              【オバマは宇宙人の存在を公言した】

 

 

【エクソシストができる神父】
 夜通し一人で悪魔と戦い、かろうじて徐霊を終えたエクソシストが黎明の薄明りの中に現れたとき、その体型は前夜の半分ほどにまで細くなっているそうだ。それほどまでに体力と精神力を消耗する闘いだからこそ、清く正しく貧しい生活をしている普通の神父ではその役は担えない。悪魔を追い払うためには、悪魔でさえうらやむような悪行三昧に身を落としつつも、魂だけは常に神と共にあるような神父が必要なのだという。
 誰か他の人から聞いたのであれば笑い飛ばしていたかもしれないが、ジュネーブ大学で宗教哲学の教授をしているだけでなく、国際労働機関(ILO)では宗教と労働問題に関する研究部長も兼任しているカトリック神父の言葉を軽んじることはできない。(p.105)
 このような力技の除霊って、全然感心しないけれど、“悪魔でさえうらやむような悪行三昧に身を落としつつも、魂だけは常に神と共にあるような神父”という表現は、善悪の彼岸を超えた世界存在という点での理解を深めるかもしれない。
    《参照》   『空 天翔ける歓喜の弥栄』 Mana (三楽社) 《中編》

              【飢え過ぎた獣が豊饒の女神に・・・】

 このときから、僕は「神」と呼ばれるものの存在を意識し始め、それまでの物理学あるいは自然科学一辺倒の考え方を改めていくようになった。
 それと呼応するかのように、この僕自身の周囲でもまるで「神」や「目に見えない世界」の存在を教えるかのような不可思議極まりない出来事が続くようになっていった。 (p.105)

 

 

【セドナ・ヴォーテックス】
 アリゾナ大学での国際研究集会では、最年少でノーベル物理学賞を受賞したイギリスのブライアン・ジョセフソン博士やロジャー・ペンローズ博士、それにカナダから参加していた若い理論物理学者スコット・ヘイガン博士に誘われ、セドナ・ヴォーテックスというアメリカインディアンの聖地をジープで探検することができた。・・・中略・・・。セドナ・ヴォーテックスの上の「空間」は極めて特異だった。日本でも岩座や神社本殿が奉られている場所は、その空間に祓いや清めの効果があることは古くから知られているが、アメリカインディアンたちもそれを見分ける感受性があったのだった。
 セドナ・ヴォーテックスの上空には、よくUFOが飛来するというガイド兼運転手の言葉で全員が空を見上げたのだが、残念ながらそのときはUFOを見ることはできなかった。それでも、ジョセフソン博士を含めた全員がUFO談義で盛り上がった。(p.147)
    《参照》   『セドナ・メッセージ』 李承憲 (三五館)

              【ボルテックス】

 この後、セドナにほど近い、エリア51を探検したときの凄い話が書かれている。

 

 

【エリア51での出来事】
 興奮の収まらないスコットの説明でやっと昨夜の全貌をつかんだと思った瞬間、ドアの近くに立っていた僕の視界が一瞬上下に激しく揺さぶられた直後、「ドゴーン!!!」という特大の衝撃音が4人の脳天を貫いていた。・・・中略・・・。エリア51に近いアラモの村の住人たちにとって、あの全身を揺さぶる謎の衝撃音は日常茶飯事だったのだ。
 その謎が解けたのは、この日から実に十年以上が経過してからだった。アメリカに住む知り合いがコロラド州デンバーにあるアメリカ陸軍特殊部隊の基地で見学したことを教えてくれたのだ。エリア51で秘密裏に開発されていたUFOが、隊員と装備を乗せてペルシャ湾岸へと瞬間移動するときのことを。そのUFOは「飛ぶ」のではなく、金属の回転音のような音が大きくなるにつれ、UFO自体の銀光沢の姿が半透明になっていったかと思うと、「ドカーン」という大音響と激しい衝撃波を放ちながら瞬間的に消えてしまったという・・・。
 そう、デンバーに置かれていたUFOがペルシャ湾岸の作戦目的地の空間へと瞬間移動するとき、UFOの体積が占めていた空間が突如空っぽの真空になる。そのため、周囲にあった空気の分子が猛烈な勢いでその真空になった空間に吸い込まれていく。そのときにできる、空気の高速の流れがぶつかり合って生まれる衝撃音が「ドカーン」と聞こえ、さらには衝撃波となって遠方にまで振動が伝わっていくのだと。(p.157-158)
 こういうのを読んでおけば、「アメリカの技術は、1000年進んでいる」という、下記リンクも分るでしょう。
    《参照》   『宇宙のヘソ富士山と共にアセンションせよ』 滝沢泰平 (ヒカルランド) 《前編》

              【NASAの科学レベル <2012年10月29日の記事>】

 エリア51に関しては、
    《参照》   『『竹内文書』と月の先住宇宙人』 飛鳥昭雄 (徳間書店) 《前編》

              【NSA(国家安全保障局)】 【ロズウェル事件のインパクト】

    《参照》   『ガリレオの遺伝子』 (日テレ) 《後編》

              【イラクvsアメリカは、「スターゲイト」の争奪戦】

 

 

【ローマ法王、セルンでの説教】
 僕が4年間を過ごしたスイスのジュネーブを去る日の朝、当時のローマ法王ヨハネ・パウロ2世がファティマ巡礼の帰路バチカンに戻る前に、わざわざジュネーブにある欧州共同原子核研究機関(セルン/CERN)に立ち寄って物理学者たちに向かって歴史的に記念となる説教をされた・・・中略・・・。
 並みいるセルンの物理学者たちに向かって、ローマ法王は「君たちの中から将来人類を破局に導くような発見をしてしまう物理学者が生れないことを神に祈る」と明言された。聖母マリアによるファティマ第3の予言の内容にかかわるからこそ、その日法王はファティマから直接ジュネーブのセルンに乗りこまれたのではないだろうか。(p.182)
   《参照》    『クラリオン星人コンタクティが体験したアセンション〔量子転換〕のすべて』マオリッツオ・カヴァーロ

                【次元の窓を開けるCERN】

   《追加・参照》 CERN大型ハドロン衝突型加速器爆発!光の銀河連邦の勝利

 

 

【岡山:神道の要衝地】
 こうして少しずつわかってきたことは、僕が育ってきた岡山という場所は、古代から現代にまで連綿と続く神道の要衝に他ならないということ。(p.222)
    《参照》   『地球霊王、日本列島に現る!』 毛利雄二 (たま出版)

              【岡山県倉敷市】

 その最たる証拠は、岡山でもまずその存在を知る人のなかった、高濱清七郎という人物その人にある。(p.222)
 天皇の宮中祭祀をすべて司ってきた白川伯王家は、天皇の霊力を恐れた明治新政府による弾圧を予感し、書生頭だった高濱清七郎に秘伝の資料を託して、故郷の岡山に隠れて待つように命じたことが記述されている。そして、その高濱清七郎は、岡山で「造化三神神伝教会」と称する結社を立ち上げたらし。

 

 

【サムハラ神社】
 岡山には、この「造化三神」をサムハラと呼んで戦国時代から奉ってきた神社があり、・・・中略・・・美作国の加茂村にあったその「サムハラ神社」は、厄除けや災難除けだけでなく、戦いの場面では刃除けや弾除けの御利益で武士たちの間で知られていたようだが、(p.223)
 徳川時代になって顧みられなくなり、朽ちかけていたらしい。
 それでもこの神社を守っていた老婆の孫である田中富三郎は、日清戦争、日露戦争の激戦地に送り込まれながら、「サムハラ」の護符によって周囲の仲間の殆どが戦死する中にあって、無事に帰国するという奇跡を授かったという。
 すでに大阪で財をなしていた田中富三郎は、終戦後に大阪市中心部の立売掘に新しく「サムハラ神社」を建立し、美作国加茂村の中原地区にあった本来のサムハラ神社跡地の近くに小さな御社を奉納して「サムハラ神社奥の院」とした。・・・中略・・・。こうして造化三神を奉る厄除けの神社として再出発することになる。(p.225)
 造化三神とは、最初に現れ出た三柱の神のことで、天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神のこと。

 

 

サムハラ神社(奥宮)は、大ピラミッドが覆い被さる聖地】
 僕も、岡山県北にあるサムハラ神社跡地に何度も足を運んだ。そして、毎回普通では考えられないようなことが起き、その結果、驚くべき発見に導かれてきた。中でも最後に加茂村のサムハラ神社奥の院にお詣りしたとき、新設された小さな御社を「次元転換」によってエジプトにあるギザの大ピラミッドの王の間につなごうとしたときのことは、桁違いに圧巻だった。
 次元転換を始めてすぐのタイミングで、新しい御社の背後にある里山の背後の空間に突然巨大な黒っぽいピラミッドが見えるようになった。(p.226-227)
 著者の別の本を読んだことのない人が、「次元転換」とか、「ピラミッド」とかあるこの記述を読んでもチンプンカンプンかもしれない。その場合は、下記リンクの著作を辿ってください。
    《参照》   『予定調和から連鎖調和へ』 保江邦夫 (風雲社)

 サムハラで思いついたのだけれど、高山清州(長房)さんは、「サムハラ会」という名称の会を主宰していて、高山さんのサイトには、今月11月28日に、岡山でサムハラ会の講演会を行うことが掲載されているから、このサムハラ神社と縁はあるんだろう。だったら保江さんにも参加してもらってピラミッド空間と繋いでもらえたら、スンゴイことになるかもしれない、と思ったりする。