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 『地球維新 解体珍書』 白峰・鹿児島UFO (明窓出版) 《後編》 の中で紹介されていた書籍。天河弁財天社の絡みで読んでみたけれど・・・。2003年12月初版。

 

【プロローグ】
 1995年1月17日、未明、阪神大震災が起きた。私の住んでいる岡山県倉敷市は震源地から約200km離れているが、生まれて以来この方、経験したことのない激しい大地に揺れだった。
 阪神大震災の起きる一週間ほど前から、なぜかわからないが、私は大自然にそして地球に感謝しなければいけないと思い、家から歩いて15分ほどの所にある私の氏神様である、鶴形山山頂の阿智神社に毎朝参拝していた。
 ・・・中略・・・。
 震災直後の朝、お参りした時に特に強く、「地球に感謝せよ」という強いインスピレーションを受けた。そして、その日、家に帰って、日本地図を拡げた。なんとなく日本の中心、富士山と他の山の位置関係を知りたいと思ったからである。(p.10-11)
 このような書き出しで本文が始まっている。
 そして、日本地図の主だった点を結ぶ作業をしてみると・・・。

 

 

【正三角形の法則】
 何気なく、富士山と六甲山の弥山を結んでみると、ほぼ一直線上に並んだ。そしてそのラインを東に伸ばすと、犬吠埼もほぼ一直線上に並んだ。(p.11)
 その後、日本のごく著名な山、岬、神社をピクアップしたら、それらが一直線上に並ぶのではないかと思い、やってみた。そのときわかかったのだが、それらのポイントが一直線上に並ぶということ以外に、一つ大きな法則があるのに気づいた。そういうことかというと、それらのポイントが正三角形を形成する位置関係にあるということである。(巻末地図参照)(p.13)
 巻末の地図を見てみると、日本列島の上に正三角形のメッシュをかぶせると、主な山々や岬や神社が、すべてメッシュの交点にきている。正三角形構造は最も安定な構造であるけれど、日本列島に配置された正三角形構造という国体は、下記リンク内容に関与しているだろう。
   《参照》   『宇宙につながる第8のチャクラ』 ジュード・カリヴァン (徳間書店) 《前編》
              【相互補完的な3つの融合】

 このような内容を始めて読む人は、それを示す地図を見て驚くだろうけれど、このことは、だいぶ前に栗本慎一郎さんの著作の中で「縄文夢通信」からの引用として紹介されていた。
 しかし、著者が見いだしたのは以下のこと。

 

 

【地球霊王〈国常立尊〉の顕現】
 古神道的にいえば、この地球を主宰する国常立尊という神の本拠地は日本であるとされている。そしてその国常立尊は地球霊王と同一であるという説が一般的である。
 そして国常立尊(地球霊王)は霊的に見れば日本列島の姿そのものであるという。(p.15)
 日本列島の姿は、龍体の形をしていることは誰でも分かることだけれど、日本列島の形状は同時に世界の陸地の雛型であることも、今では多くの人々が知っているだろう。
 日本列島の雛型形状については、下記リンクに概要。
    《参照》   『超真説 日本創世記』  渡部勇王  廣済堂出版
              【対応関係】
 日本人なら誰でも知っている山と岬と神社を一定の法則によって結んでできた線が、龍の姿だったのである!(p.15)
 著者が発見したのは、図形的に現れる龍体(=国常立尊=地球霊王)のこと。
 地球創造の神が一定の法則のもとに、設計図通りに造り上げた作品が日本列島である。
 ・・・中略・・・。
 不思議なことは、日本列島はプレートがぶつかり合って出来た列島で、しかも地殻変動もたびたびあったにもかかわらず、現在の日本列島の姿を元の設計図通りに保っているということである。(p.17)
 これを読んで思い出したのが下記のリンク。日本列島の設計図も、カンデラブロの地上絵のように別次元にあるのだろう。
    《参照》   『[UFO宇宙人アセンション] 真実への完全ガイド』 ペトル・ホボット×浅川嘉富(ヒカルランド) 《3/4》
               【ナスカの地上絵の役割】

 

 

【伊勢神宮・比叡山・高野山、そして富士山】
 驚くべきことに、伊勢神宮と比叡山と高野山はきれいな正三角形となる! このことは比叡山延暦寺と高野山金剛峰寺は鎮護国家のために建立されたということを象徴している。(p.22)
 この三つは、日本列島創生以降に作られたものであるけれど、正三角形構造をしている。
 ということは、これらを建立した人々は、日本の国体を知っていたことになる。
 横道に逸れるけれど、比叡山と高野山は意を同じくして伊勢を守っていた訳ではない。深い因縁があるらしいのである。
    《参照》   『「超古代」の黙示録』 後藤まさし (たま出版) 《前編》
              【霊仙三蔵 ― 恵果 - 空海】
 日本列島のラインを引いていて、重要なことに気づいた。不思議なことにすべてのラインが、富士山と伊勢神宮に集まるということである。そしてその富士山と伊勢神宮は扇でいえば、まさに要の位置にあるということがわかった。(p.29)

 

 

【岡山県倉敷市】
 日本の三大民間宗教といわれている、天理教、金光教、黒住教のうち、金光教本部と黒住教の元の本部(岡山市大元の宗忠神社)を結んだ直線のほぼ真ん中に、阿智神社があるということである。
 さらに言うと、阿智神社のまさに北東(丑寅)の方角、いわゆる鬼門の方向に、吉備津神社と吉備津彦神社をその麓に従える吉備の中山(山頂近くに現在の黒住教本部神道山がある)があり、さらにその線を伸ばすと山陽地方の北斗信仰のメッカ金山がある。(p.83)
 阿智神社は、冒頭に書き出したように著者の産土神社だけれど、岡山には何かしら秘められたものがあるのだろう。
 『日月神示』の著者、岡本天明氏は倉敷市玉島八島の出身である。そして大本教三代目の『神仙の人』の著者として有名な出口日出麿氏も倉敷市連島町の出身であり、「三穂の館」主宰の三穂希祐月氏も倉敷市中畝の出身である。
 以上挙げた人たちは、不思議なことにすべて艮の金神(国常立尊)系統の人である。(p.83-84)

 

 

【磁力線こそ地球の生命エネルギー】
 日本の神社は、北向きに建てられているところが多い。私の考えでは、北の方向に向いた方が神の波動を受け取りやすいからだと思う。確かに北向きに座って瞑想すると精神も集中しやすいのは確かだと思う。
 これは地球の磁力線が、南から北へ流れているのに関係しているのではないか。つまり北向きに位置しているときに、最も磁力線の流れにのって、精神が集中するのではないかということである。(p.90)
 北向きの効果は、「北枕はダメ」などと言って人間の潜在能力を発現させないために、あえて封印されてきたらしい。
    《参照》   『宇宙の羅針盤 (上)』 辻麻里子 (ナテュラルスピリット) 《前編》
              【北枕で】

 著者は、どこにいても磁北を知る為に、平型コンパスではなく、カーショップで売っている「360度回転の球形コンパス」が非常に便利であると記述している。

 

 

【肉体の重要性】
 もう一つ肉体の重要性について話をすると、地上における、光の受け場としての人間の存在というものが、いかに大きいかということである。
 神はこの地球世界に光を下ろしたくて仕方がないが、この地球界の人間が自分を呼んでくれないことには光を下ろしようがない。神に祈ってくれなければどうしようもないのである。
 神の光というものは、人間が天に向かって祈ることにより、天から光が降り注ぐのではなくて、天の光が肉体人間の祈りの心に呼応して、地に降りてきて、地の肉体を通してその光が広がっていくのである。
 祈る媒体(肉体)が必要なのである。神だけでは働けないのである。祈ってくれさえすれば、人間の側がどんな心を持っていようが、関係ないのである。光を受ける器(肉体)が必要なのである。(p.115-116)
 肉体の重要性と、“祈り”の重要性が書かれているので、下記をリンク。
    《参照》   『世界支配者vsライトワーカー』 サアラ×玉蔵 (ヒカルランド) 《4/4》
              【祈りの大切さ】

 ところで、この記述を読んでいてアマテラスという言霊を思い出してしまった。アマは「天」、テラは「地」、スは「統べる」で、「天と地を統べる」という意味の言霊だと思っているからである。
 肉体がないと「統べる」役割を担えない。祈りや瞑想を通じて、アマ(太陽ないし宇宙)からセンタリングした光を、肉体を経由し、テラ(地球の中心核)へグラウンディングすることで、天地を統べる者としての役割を担えるだろう。コテコテ三次元の器である肉体は、重たくって厄介なものだけれど、本当はとっても重要な器なのである。
    《参照》   『2013年から5万6千年ぶりの地球「超」進化が始まった』 山田雅晴&上部一馬 (ヒカルランド)
              【人間の役割】

 

 

【今までの宗教観念を打ち捨てる】
 何よりも大切なのは、神そのものの本質をもともと自分の内部に持っていることを認識すべきである。
 見方を変えていうと、今までの宗教は、神がすべての権限を握り、人間には原罪という観念を押しつけ、人間はいたらないものだという認識を植え付けようとしてきた。
 神の領域というものをしっかり守り、決してその神の領域に人間が入ることを許さなかった。
 人間は永遠に神にひれ伏すべき存在だということである。
 しかし、私が言いたいのは、これからの人間は今までの宗教観念を打ち捨て、人間の尊厳を取り戻し、本来、神と同格の自分を思い出すべきであるということである。(p.126)
 アニメなどを通じて脱宗教的な新たな教育を受けている若者たちは、「人間は神であり創造主である」という表現を違和感なく受け入れることができるだろうけど、大人たちが語る宗教観念を素直に受け入れてしまった子供たちは、そのような宗教観念故に、新しい時代にふさわしいタイムラインを選択できなくなってしまうだろう。
 年齢にかかわらず、このような“嘘っぱち”な宗教観念はとっとと脱ぎ捨てる必要がある。キリスト教徒のみならず仏教徒の場合であっても全く同様。「輪廻転生」や「原罪」について記述されている下記の著作を辿ってください。
    《参照》   『空なる叡智へ』 サアラ (ヒカルランド) 《前編》
              【新たな楽園を築くために】
              【アダムとイブの「失楽園」について】
    《参照》   『有意の人』 船井幸雄 (徳間書店)
              【アセンションの意味】

 

 

【地球霊王の復権】
 地球の本当の主である地球霊王が、この地球世界に君臨するということはどういうことなのか。
 それはダビデの星が象徴するように、精神(△)と肉体(▽)の調和であり、宗教(△)と科学(▽)の調和であり、陽(△)と陰(▽)の調和であり、光(△)と闇(▽)の調和であり、日本(△)とアメリカ(▽)が調和することでもある。
 さらにいえば、日本(○)とユダヤ(ダビデの星)が調和するときこそ、世界の大調和なのである。
 これはまさに、鞍馬寺の本殿の前に敷かれた石組み模様の写真に描かれている模様である。
 このシンボルマークこそ地球霊王そのものを表している。(p.137-138)
    《参照》   『2014:隠れ神JAPAN[超]復活《ムーとユダヤ》そして《シリウス・プレアデス・オリオン》の宇宙神の系譜』 山田雅晴 (ヒカルランド)
              【天皇家はユダヤ系?】

 

 

【鞍馬寺 光明心殿の魔王尊(地球霊王)】
 149ページに、この魔王尊の写真が掲載されているのだけれど、どういうわけか、日本列島に被せた三角形のメッシュ(網目)の中に、鞍馬寺が関与していないのである。「えぇ~~~、んな、バカな」っていう感じ。
 この本が書かれた段階では、南北軸は考慮されていなかったのでしょう。日本中枢ラインである南北軸のことが記述されている下記のリンクで補足しておきます。
    《参照》   『宇宙神霊記』 美内すずえ (学研) 《前編》
              【聖域:鞍馬寺】

 鞍馬寺以下、下記4つの神社の経度(東経)を 「Google Maps 標高表示」 で調べてみると、以下のようになり、ほぼ一直線上に並んでいることが分かります。

 

 

  鞍馬寺        135.77058499999998
  大神神社      135.84648070000003
  天河大弁財天社  135.84166759999994
  熊野本宮大社   135.77361870000004

 

 

   《関連参照》   『風水国家百年の計』 白峰 (明窓出版) 《後編》
                 【日本は戦わずして勝つ「沈黙の艦隊」である】

 

<了>