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 『これから10年・・・』というタイトルを見ると、船井幸雄さんの著作を思い出すけれど、この著作は、月刊誌「サ・フナイ」への寄稿文の総集編であると書かれている。滝沢泰平さんは、船井さん亡き後の若き後継者のうちの一人なのだろう。2014年3月初版。

 

【すばる君の言】
 すばる君とは、著者・泰平さんのチョー可愛いレインボーチルドレンである息子さんのことで、プレアデスの和名はスバル。
 プレアデスからやって来た息子は「これから先の人類は大変なことになっちゃう」と言いました。
 すばる君が言う「これから先の人類は大変なことになっちゃう」という内容(可能性)については、下記リンクに書かれている。
    《参照》   『レインボーチルドレン』 滝沢泰平 (ヒカルランド) 《前編》
              【レインボーチルドレン】
              【レインボーチルドレンの特種ミッション】 ~ 最後まで
 宇宙人の魂を持ったレインボーチルドレンは、やがて来る宇宙の時代に宇宙(人)と地球(人)とを繋ぐ窓口になる役割があります。それは、高度に進んだ他の惑星や宇宙の文明から宇宙の科学を地球へと取り入れるためです。つまり、万が一、旧人類の進化(変化)が大幅に遅れた場合でも、彼らが新しい地球環境でも対応できるように宇宙の科学技術を使って人類全体を守る役割もレインボーチルドレンは担っているということです。(p.46)
 レインボーチルドレンよりかなり先に地球に生まれてしまっている我々コッテコテ地球人であっても、下記のような書物を通じて、事前に先進宇宙文明の一端に触れておくことは可能である。
    《参照》   『プレアデス星訪問記』 上平剛史 (たま出版)
    《参照》   『クラリオン星人にさらわれた私』 マオリッツオ・カヴァーロ (徳間書店)
    《参照》   『超巨大[宇宙文明]の真相』 ミシェル・デマルケ 訳ケイ・ミズモリ (徳間書店)

 

 

【放射能汚染のポジティブな解釈】
 「ポールシフト」が起こった場合には、2つの注意が必要です。ひとつは当然ながら地殻の変動による「大地震や大津波の自然災害ですが、もう一つは何度もお伝えしているように、地球の磁力が弱まり、消えてしまう約10時間の間に降り注がれる宇宙放射線です。
 この時までに旧人類(炭素体)から新人類(ケイ素体)へと肉体とDNAを変化させるか、もしくは宇宙科学の叡智を使って人工的な磁気シールド等で地球を保護しないと、人類の多くが消滅してしまう可能性があります。
 これは極端な話かもしれませんが、今起こっている日本の放射能汚染をまったく別の視点で捉えるとしたならば、こういった万が一の事態に備えてDNAを進化させる意味で起こった出来事なのかもしれません。もちろん進化をしなければ毒は毒であり、宇宙放射線が降り注がれる前に人工放射線によって人類が破滅することもあり得ますが。(p.69-70)
 ライトワーカーさんたちは、日本国内における酷い放射能汚染状況について、著者と同様にポジティブな見解を取っている人々が多い。
    《参照》   『世界支配者vsライトワーカー』 サアラ×玉蔵 (ヒカルランド) 《4/4》
              【福島原発による被曝の逆用】

 我われ読者としては、下記リンクに書かれているように、ネガティブに考えることで人工放射能を取りこんでしまうのを避ける生き方を実践すべきだろう。そうすることで、自分自身を守れるのみならず、世界の善化にも貢献できるのだから。
    《参照》   『レインボーチルドレン』 滝沢泰平 (ヒカルランド) 《前編》
              【意識の吸引力】

 

 

【慣行農業】
 慣行農業とは、農業機械を使って生産している現在の普通の農業形態のこと。
 慣行農業は。石油が安いコストで手に入るうちは、野菜も安く生産できるように見えますが、石油が少なくなって価格が高騰とすれば、この農法ではかえって生産コストが高くなり、やがて石油がなくなれば機械や施設は全く役に立たなくなります。当然、農薬や化学肥料も使えなくなるので、石油が手に入らなくなると慣行農業ではまったく生産ができない状態となります。・・・中略・・・。生産資材にコストがかかる慣行農業は、農家の所得低下の大きな要因となるだけでなく、機械や設備投資で莫大な資金が必要となることが農業新規参入者への大きな障壁となり、農業従事者をますます減少させる結果となりました。(p.112)
 このような状態なのだから、「半農半X」に夢や希望を抱いてもほぼ無駄である。「自給自足生活」や「半農半X」に幻想を抱いている人々は大勢いるだろうから、書いておこう。
 水田約64a、畑約36aを所有するチャンちゃんは、昨年米価が大幅に下がったので、今年から耕作しないことにした。石油のコスト云々より何より、農業機械の維持費(修理費+減価償却費)を入れると、この規模では普通にマイナスにしかならないのである。
             【日本のコメ農家】
 そして、耕作を止めるからには、馬鹿にならない水利費を免れるために、水田を畑に地目変更しようとしたら、「わざわざ数百万の工事費をかけてコンクリートの畦を壊して湛水できない状態の畑にしなければ、地目の変更はできない」と法務局の担当者に言われて唖然としてしまった。
 このように現実を無視したバカバカしい法整備やバカ高い農業機械費用などがあるから、結局のところ、僅かばかりの農地所有者にとって最も経済的な選択は、何も作らず耕作放棄地にして、固定資産税と水利費を払い続けることしかないのである。
 農地を持っていない人は、農地を持っている人に対して「資産を持っているのだから羨ましい」と思うのだろうけれど、100a以下の農地所有者に言わせれば、「そんなのは、現実離れした極限的にバカバカしい的外れな嫉妬話」なのである。
 農地は法律で縛られていて、簡単に農地以外には転用(地目変更)できない。それができなければ当然売れない。つまり農地などというものは、穴の開いた財布と同じである。農業以外の生業ないし財源があり、それで農業機械を購入し修理費を充当できる人だけが、運動がてら、買うより高い農産物を自分で作りながら、自分の農地を荒れ地にせず維持しているというのが実態なのである。つまり、「小規模農業は、生活余力のある人にとっての贅沢のようなもの」なのである。

 

 

【規格外野菜】
 規格外野菜のほとんどが店頭に並ぶことなく廃棄処分されており、その廃棄率は生産量で約4割にも達するとも言われています。
 政府は日本の食料自給率を上げるために、農業の生産に関する対策ばかりを進めていますが、本来は食べられるはずの大量の食糧を廃棄している現実があるとすれば、単純に生産者や生産量を増やす前にもっとやるべきことが他にもあるように思えます。(p.113)
 つまり消費者側の意識の問題なのだけれど、販売側にも問題があるだろう。
 毎年、畑で勝手に実をつけている柿を、農協が運営している「道の駅」に出してみたところ、「柔らかくなっているから」という理由で、全部が売り場から撤去されていて唖然としたものである。
 柿といっても品種によっては、(例えば「御所柿」のように)固い状態より柔らかい状態になっていたほうが遥かに美味しいものはいくらでもあるのに、無知な消費者は「柔らかければ苦情を添えて返品」し、販売者はこのような無知で慎みのない消費者に盲従して、一律に「柔らかければ売り場から撤去する」のである。間抜け過ぎるだろう。

 

 

【自然農法とTPP】
 私のいる山梨県で自然農をやりながら消費者に直売をしている農家にTPPの導入に関する影響を聞くと、その答えは「今までと何も変わらない」という平然としたものでした。(p.120)
 高価であっても安全な食材を提供する自然農法の生産者は、シェアが増えそうに思うけれど、経済格差が進展している状況下では、消費者の多くが安価で危険な食材を購入する(せざるをえない)方を選ぶだろう。
 TPPがやってくる前に、日本の農家は慣行農業から自然農業へと大きく方向転換する必要が出てきます。(p.120-121)
 自然農業といっても、機械に頼らないとできないだろう。農業機械を使わない不耕起農法というのがあるらしいけれど、冬場でも灌水状態にしなければ、地味ゆたかな農地にはならないらしい。
 であれば、標準的な自然農業をするにしても、作るのがお米であれ野菜であれ、トラクターはどうしても必要になる。トラクターは新車で150万円程度である。償却期間を15年として、保守点検修理費の平均年額を5万円とすると、トラクターだけに関わる固定的な必要経費の年額は15万円である。これに田植え機、稲刈り機、脱穀機を加えたら、間違いなく30万円を超える。
 チャンちゃんチのおコメ消費量は、人間2匹と犬1匹の計3匹で年間30kgである。この量なら買ってもお米代は年間でせいぜい1万円である。中途半端に農地があるからといって、お米を作ればこれほどに不経済なのだという事を、「半農半X」希望者の内どれだけの人々が理解しているだろうか。
 農地があったって、お米や野菜を作るより買って食べる人の方が多いのは、こういう訳なのである。
 つまり、自然農法と言ったって、経済的にはトンデモナク割に合わず困難なのだ、ということ。
 であるから、TPPによって、モンサント⇒住友化学⇒農協という悪魔の支配網がフル起動するようになれば、お米のDNAを改変することで日本人固有の優れたDNAは容易に破壊され、日本民族は自ずと「滅びの道」を辿ることになるだろう。
    《参照》   『神国日本八つ裂きの超シナリオ』 菅沼光弘×飛鳥昭雄×ベンジャミン・フルフォード
              【モンサントと住友化学】
    《参照》   『アベノミクスとTPPが創る日本』 浜田宏一 (講談社) 《後編》
              【モンサントの遺伝子組み換え食品対策】

 現在の社会構造が続くだけなら、意志のある人々が自給自足集団を作って、自力で生産活動をする以外に、自己防衛する方法はないだろう。

 

 

【フリーエネルギー社会における農業】
 コスト・ゼロのフリーエネルギー社会が実現すれば、
 まず、産業構造に大きな変化が出るかと思います。電気代がほとんどかからないか無料となると、産業も電気を有効利用した産業形態へと変化していきます。
 例えば農業であれば、今までの露地栽培が当たり前という考え方から、室内栽培も当たり前の世界、農業の工業化の時代がエネルギーのフリー化によって実現します。(p.154)
 農産物に太陽光は必須と思っている人が少なくないだろうけれど、今や太陽光に含まれるすべての波長の光を人工的に作ることが可能である。工場栽培なら、制御された環境下で作るから農薬というマイナス因子も関与しなくなる。
 理想的な農業形態を実現する上で、農協は、最大の抵抗勢力になるだろう。慣行農業形態下で農業機械業界や肥料業界とベタベタに癒着しているからである。
 未来社会における「農園」は、いわゆる「果樹木リゾート」のような位置づけになるはずである。
    《参照》   『アミ小さな宇宙人』 エンリケ・バリオス (徳間書店)
              【未来社会は農園形態】