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 著者は1941年生まれの方で、現在70歳ということになるけれど、高校生以前に体験したことを、プレアデス科学のプログラムに則して、近年、想起させられて、この本が著されたらしい。この本は2009年3月初版だから地球の時間ではおおよそ55年くらい前の体験記録ということらしい。
 人類の未来社会を考えている人々ならば、この本から素晴らしいヒントとビジョンが幾つも得られることだろう。 「アミのシリーズ」 と同系統の著作である。

 

 

【プレアデスの照明方法】
 地球人類のように、光源となる電球を必要とするシステムは我々の社会にはないのです。我々の先祖も初期には電気設備を利用していたようですが、それは電気の利用法として非常に効率がよくないものでした。また、電気を起こすまでの段階で環境破壊が伴うので、やがて廃れていきました。そのかわりに、宇宙空間から無尽蔵に得られる宇宙エネルギーの利用が開発されたのです。我々の照明は電球を必要とせず、壁そのものが発行するようにして、物質を効率よく利用しているのです。(p.21)
 地球上の科学者の中にも、宇宙空間に遍在するプラズマエネルギーの存在に気づいている人々はいくらでもいるけれど、エネルギー利権を持つ「闇の権力」の圧力によって、NASA以外での研究は抑制されているのである。
   《参照》   『太陽の謎とフォトンベルト』 飛鳥昭雄・三神たける (学研)
             【プラズマ宇宙論】

 そしてさらに「闇の権力」による地球支配計画のために必要な金を貢がせるために、原子力発電などという最悪の電力創出方法が政治家、財界、学者、マスコミまで巻き込んで維持されているのである。いまだに原発推進を主張し続けているオッサンたちの人相と魂の醜悪さは如何ともしがた。

 

 

【諸悪の根源】
 地球人類の諸悪の根源とは、『貨幣制度』を社会の基礎に導入していることにあるのですが、まだ誰ひとり気づいていません。 ・・・(中略)・・・ 今や地球を瀕死の状態に追い込んでいるのです。その根本的な原因が貨幣経済にあるのですが、学者や政治家も、誰ひとり何も分かっていません。『自分さえよければいい』『今さえよければいい』の刹那的エゴの心に阻まれ、改めようとする者がいないのが地球人類の現状なのです。(p.25) 
 この本の中では、貨幣経済制度を終わらせることの重要性が、あとがきを含めて、5回くらい繰り返して記述されている。
             【貨幣制度廃止・万事無償奉仕の新地球社会建設を目指さなければ・・・】

 

 

【魂から進化を遂げなければ・・・】
 我々の社会にも、地球人類と同じように男女の恋愛があります。(p.26)
 地球と同様に、一人に多数の好意が寄せられることはあるけれど、それが原因でトラブルが起きることはない。なぜなら、複数の好意を寄せられた一人が誰かを選んだ場合、
 自分とその相手との恋愛を神が望んでいなかったのだと、はっきり自分で感じられますし、納得できるからです。高度に進化した星、生命体は、魂が高度の進化を遂げているため、相手に害を与える、恨むとう感情は一切起こらず、つねに相手をいたわり、相手を祝福する感情しか湧いてきません。地球人類も 『他人を愛する愛』 に目覚め、魂から進化を遂げなければなりません。そうすれば、民族間の争いや国家間の戦争もなくなるでしょう。(p.27)
 嫉妬に狂ってストーカーだとか傷害に及ぶ人々って、残念ながら魂のレベルがあまりにも低すぎる。地上の教育は魂レベルの育成を全然していないから、はっきり言って役には立たない。高度な霊格者の縁にでも触れて高いレベルでの接霊経験を経ないと、なかなか霊格は向上しないだろう。
 霊格が向上しないと、『自分さえよければいい』という段階を出られないから、現在の地球の行き詰まり状況にさえ危機感を持つこともなく、現状の貨幣経済制度に変わる方法を模索することすらバカバカしいと思うようなレベルの人間に留まってしまうのである。

 

 

【社会を変える方法】
 しかし、社会を変えるために、誰にでもできる方法が書かれている。
 難しいことではありません。ひとりひとりが日常生活において、『愛の奉仕行動』を少しずつでも実行することです。日常の中で、見返りを求めない愛の奉仕活動を積み重ねていくのです。(p.28)
 宗教団体の活動に執心している人々の中には、御利益という見返りを求めて活動している人々が少なくないらしいけれど、そんな人々より、東日本大震災の救援ボランティアに赴いている普通の人々の方が、はるかに本質的な『愛』に基づいているだろう。
 『愛の奉仕行動』は、神の力を招くためのプロローグみたいなものである。

 

 

【神の力を招く方法】
「どうすれば神の力が働くのですか。それは僕にもできますか」
「先ほども話したように、自分の魂を進化させる必要があります。簡単に言えば、自分の心を一点の曇りもない、透徹した無欲の空にすることです。そこに神我を働かせれば世の中は思いのままとなります。自分の心を水晶のごとく純粋に透明化して、肉体を霊化するのです。すべての人間は神の分け御魂ですから、霊体(魂)が自在に働くようになれば、人間はみな万能になるでしょう。地球人類はたんに霊的進化が遅れているだけなのです。(p.37)
 心の進化が遅れているから貨幣経済制度という枷に嵌って霊的進化が遅れているとも言えるし、貨幣経済制度が枷となって心の進化も霊的進化も止まっているとも言える。この地球上では、社会人としての経験が長くなればなるほど、水晶のように純化した心を維持するのは難しくなってしまう。
 一人ひとりのエゴの心を一掃して社会からエゴを排除し、 『弱い者ほど助け、足りないものほど補ってやる』という『愛の奉仕行動を基本とする社会』を立ち上げなければなりません。それによって初めて地球人類の霊的進化が高まるでしょう。(p.37) 

 

 

【地球は常に宇宙と接してきた】
「地球と同じ食物がたくさんありますが、地球から種を持ってきたのですか」
「地球にあるほとんどの食物は、実はその昔、我々の祖先がプレアデスから持っていったものが多いのですよ。 ・・・(中略)・・・ 地球には我々プレアデス星人以外も立ち寄っていますから、他にも種は持ち込まれています」 (p.48)

 

 

【階級制度と貨幣制度は不要】
 「プレアデスの社会では階級制度は一切ありません。地球人類が持つ、位を表す表現もないのです」(p.59)
 諸外国に比べたら、日本は明らかに階級制度の悪弊は非常に少ない国なのだけれど、それは天皇のあり方が影響しているのだろう。権威を与えられてはいるけれど権力も武力ももたない国家の柱としての天皇である。
 『竹内文献』にある皇祖皇大神宮が中心となって世界を統治していた古代日本は、高度に進化した宇宙文明に対して開かれた地球文明を維持していた。だから当時の古代日本は、プレアデスのような優れた社会の在り方を取り入れていたのである。しかし、現在の日本は誤った制度になってしまっている。
 地球人類は全てを競争制にし、地位が上の人ほどいい思いをし、いい生活ができるという社会の仕組みになっていますね。そこに格差や差別が造られ、争いの絶えない社会になっています。地球人類が滅亡へ向かう根本原因は、社会の基本に貨幣制度を敷き、競争社会をつくっていることです。 ・・・(中略)・・・ 我々の社会には貨幣経済は存在しません。貨幣がなくても、『必要な人が、必要な物を、必要なときに、必要な分だけ受け取れる社会』が確立されています。 『真に平等な社会』 です。(p.60)
   《参照》   『行き先は5次元』 船井幸雄 (ヒカルランド) 《後編》
             【将来的なお金の心配ばかりしている人へ】
   《参照》   『アミ小さな宇宙人』 エンリケ・バリオス (徳間書店)
             【アミの星】

 ムー大陸に、日本人が中心となった文明が栄えた時代、階級制度はあったけれど貨幣制度はなかった。
   《参照》   『黄金の帝国』  三原資忍  サン企画
             【ムァー帝国の階級社会】
             【ムァーの社会】