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 本書の希望に満ちた部分は表紙に書かれているけれど、このような本に興味を持ちながらも、日本の現状を見て、本当に日本と世界の救済は可能なのだろうかと、訝ってしまう人は多いに違いない。表紙に記述されている内容は、確かに希望を感じさせるものだけれど、本書内の内容は、必ずしも光一辺倒のものではない。2013年4月初版。

 

【電場と磁場:自然放射能と人工放射能】
 電磁波には「電場」と「磁場」の相反する2つの要素が含まれています。(p.5)
 「電場」は遺伝子や細胞を破壊する作用がありますが、反対に「磁場」は遺伝子や細胞を成長させる作用があります。
 これが顕著にあらわれているのが放射能です。
 放射能も電磁波の一種なのです。
 放射能には、自然界に元から存在する「自然放射能」と、人間が意図的に核分裂させて作った「人工放射能」があります。
 どちらも同じ“放射能”に違いはありませんが、自然放射能はDNAを修復して細胞を活性化させるのに対して、人工放射能はDNAを切断して細胞も破壊すると言われています。
 なぜなら、自然放射能は地磁気の影響を受けているため「磁場」としての作用が強く、人工放射能は作った人間の意識の影響を受けているため「電場」としての作用が強いのです。(p.6-7)
 人工放射能に関する最後の一文の根拠が重要。
 人工放射能(原発)を作った人間は、「エゴにまみれた意識」で原発を作っているということになる。そのはずである。こんなにも厄災が多いエネルギー発生装置でありながら稼働しているのは、ひとえに「闇の支配者」といわれる連中のエゴにまみれた意識が生んだエネルギー発生装置だからである。そして、これに絡む人々は、利権というカネ絡みのエゴ世界を維持する「エゴ意識鉄壁リーグ」のメンバー達である。
 原発は、意識というレベル以外にも、根源的なカルマを抱えた装置である。
    《参照》   『フリーエネルギー、UFO、第3起電力で世界は大激変する』 出井治 (ヒカルランド)
              【原子力発電による電気】

 

 

【意識の吸引力】
 エゴにまみれた意識は「電場」を強く照射するだけでなく、自らも「電場」を取りこみやすくなるのです。一方で、エゴのない意識は「磁場」を強く照射するだけでなく、自らも「磁場」を取りこみます。(p.10)
 原発からの放射能拡散に関する客観的な危険情報を流してくれる方々が少なからずいる。その情報が正しいものであり、確かに危険なレベルの放射能が飛来しているとして、同じ場所に住んでいる人でも「エゴ意識たっぷりな人」と「エゴ意識のない人」とでは、結果に大きな差が生ずるのである。
 原発反対運動の先頭に立っている人々の中に、実際に癌になってしまう方々が少なくないらしい。「憎しみの心」で反原発運動を行っていると、その「憎しみの心」は「電場」を取り込んでしまう。「憎しみ」ではなく、「愛」でなければならないのである。これは、全ての人々に共通する人生の学びの「極」でもある。「愛」は「人工放射能ですら無化する」のである。
    《参照》   『水の「真」力』 江本勝 (講談社)
              【電磁波の破壊力と回避方法】

 

 

【インディゴチルドレンとクリスタルチルドレン】
 インディゴチルドレンは、今から1000年以上も前の昔から生まれてきていますが、クリスタルチルドレンが生まれてきたのは近年になってからであり、具体的には大変革期に入ってから急速に生まれてきています。(p.57-58)
 ここにある大変革期とは1986年以降のこと。
 インディゴについては、
    《参照》   『宇宙のヘソ富士山と共にアセンションせよ』 滝沢泰平 (ヒカルランド) 《前編》
              【インディゴ <2012年11月16日の記事>】

 インディゴチルドレンは人口の4%、クリスタルチルドレンは3%ほど存在していると書かれている。
 左脳と右脳のバランスが平均的な水準である「7:3」に対して極端にバランスを崩しているのがインディゴチルドレンでしたが、逆に完璧に「5:5」と左右の脳のバランスが取れて調和しているのがクリスタルチルドレンです。
 また、彼らの脳は7~13%まで機能するようになっています。(p.58)
 通常の脳の使用率は5%程度といわれている。
 左右の脳の使用バランスは世界観や価値観の根源だから、クリスタルチルドレンたちは生まれながらにして中庸の価値観を持つ(仏陀並みの)存在と言うことも可能だろう。
 インディゴチルドレンの魂は、あくまでも地球において何度も転生をしている古い魂ではありますが、クリスタルチルドレンは地球と他の惑星を行ったりきたりしている経験のある魂です。
 また、・・・中略・・・、インディゴチルドレンは炭素がベースで肉体が出来ているのに対して、クリスタルチルドレンは珪素がベースでできています。
 炭素の肉体とは、この3次元の周波数に合った肉体であり、珪素の肉体とは、より高次元の世界でも対応できるタイプの肉体となります。(p.60)
 宇宙の周期律的巡り合わせという類稀なる時期に差し掛かっている現在の地球においては、炭素系の普通の人間であっても、これから徐々に珪素系に変わってゆくことになる。
    《参照》   『宇宙一切を動かす「数霊」の超メッセージ』 はせくらみゆき・深田剛史 (ヒカルランド)
              【新しい振動数の住人へ】
    《参照》   『地球維新 天声会議 宇宙の黙示録』 監修・中今悠天 (明窓出版) 《前編》
              【炭素系から珪素系へ】

 

 

【レインボーチルドレン】
 遺伝子自体はクリスタルチルドレンもインディゴチルドレンやそれ以外の普通の人類と大きく変わらず、二重螺旋のDNAであるのが一般的です。
 しかし、ここ近年においては、この遺伝子までもがまったく別のタイプの新人類が少なからず生まれてきています。それがレインボーチルドレンと呼ばれる三番目のチルドレンとなります。(p.61)

 レインボーチルドレンの遺伝子は今までの人類とは異なっており、DNAが二重螺旋ではなく「三重螺旋」の構造になっています。(p.86)
 他の惑星から「初めて」地球にやってきた魂達をレインボーチルドレンと呼びます。(p.83)
 韓国の国旗(太極旗:巴紋)は二重螺旋を象徴しており、それに対し、日本の神社などには多く見られる三つ巴紋は、三重螺旋を象徴している。世界は、日本に生まれて来た多くのレインボーチルドレンたちによって、復興されるのだろう。
 なお、黄人・赤人・青人・白人・黒人の「五色人」に、インディゴとクリスタルを加えたのが「七色人」であり、レインボーチルドレンは、世界人類(=「七色人」)すべてを統合する役割を持っているとも記述されている。

 

 

【レインボーチルドレンの特種ミッション】
 現在地球で再び発生しようとしているポールシフトは、その時(ムーとアトランティスが海没した時)とはパターンが異なっています。現在の磁極とはまったく別の磁極が新たな地球上に発生しようとしているのです。
 レインボーチルドレンは、このポールシフト対策のためにも降ろされています。(p.88)

 

 

【ポールシフト】
 ポールシフトはいつ起きるのか?
 100万年に1回のポールシフトではありますが、驚くことにもう目前にまで迫ってきているのが現在の地球の置かれている状況です。
 目前といっても今日、明日の場合もあれば、10年後20年後の場合もあります。ただ、100年以上先の遠い未来ではないと思います。
 なぜなら、もうすでに「新しい磁極」が「現在の磁極」とは別に地球上で発生しているからです。(p.92-93)
 なんと、S極が日本海に出来つつあるという。
 ポールシフトによって引き起こされてしまう「日本列島分断」とは、このフォッサマグナが折れて日本列島に大きな亀裂が発生してしまう事態から始まります。この時に新しいS極が日本海に発生すると、日本列島が再び元の2つの陸地へと引きちぎられてしまうのです。(p.97)
 このような記述を読んでも、たいていの人は真に受けはしないだろうけれど、チャンちゃんは、この話をもう5年ほど前に日本人のシャーマンさんから直接聞いているので、強烈にシビアな話なのである。
 これを読んでも、「ヤバイのは、フォッサマグナ地帯である甲信越と静岡だけだろう」と思うのは能天気過ぎである。いちいち全部書き出さないけれど、首都圏だって避けようもなく連動するのである。人的被害規模としてはそっちの方が遥かに大きいだろう。
 危機感を煽るためにこの様なことを書きだしているのではない。レインボーチルドレンが陸続と地球に生まれてきているのも一つの人類救済の兆候であるけれど、それ以外に、人類自らがこの危機を防ぐ手だて(注意点)があるからこそ書き出している。
    《参照》   『手塚治虫の大予言』 九頭海龍朗  平凡社
              【21世紀初頭、富士山が大爆発を起こす!? 『アトラス』 に予言】

 

 

【富士山、浅間山、立山】
 大変革が進むかどうかの分岐点はあくまでも富士山の噴火が鍵となっており、その理由からも富士山は「第1の鍵」と呼ばれています。
 さらには「第2の鍵」である浅間山、そして「第3の鍵」である立山の封印が解かれるとなると、事態は次のステップへと確実に進んで行くことになります。(p.111)
 今年の8月6日、榛名神社 に行った折、ついでに足を延ばして浅間山の北側30km程のところにある白根山に行こうとしたのだけれど、山頂付近で「有毒ガス発生のため通行止め」になっていた。「だったら麓の道路にそう書いておけばいいのに・・・」とブツクサ思いつつ、麓に戻ってガソリンスタンドで訊いたら、「通行止めになったのは最近で、一端、解除されたと聞いていましたが、また閉鎖されたんですね」と言っていた。
 地球の周波数が上がる過程で、日本列島のみならず、世界中の火山が動き出しているのをインターネットを活用している人なら知っているだろう。そんな中で、先頃噴火した御嶽山は、富士山、浅間山、立山からほぼ等距離に位置しているから、最も効果的なガス抜きとも言えるし、最も危険な中心の噴火とも考えることができる。前者であると考えたい。

 

 

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