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 この本は、著者(船井さんは、今年の一月に亡くなられました)と飛鳥昭雄さんとこの著書作成時、既に故人であったkoro先生(神坂新太郎さん)との鼎談形式で記述されている。いろんな角度で語られている五次元に関する記述を読むと、最初は不明であったとしても徐々に意識が馴染んでくることだろう。2010年5月初版。
 下記の著作は、本書の続編という扱い。koro先生については前書きに書かれている。
    《参照》   『行き先は5次元』 船井幸雄 (ヒカルランド)
              【まえがき】

 

【飛鳥昭雄さんの情報源】
船井  ところで飛鳥さんは、アメリカの「国家安全保障局(NSA)」のマッキントッシュという高級官僚の方と仲が良かったのですよね。
飛鳥  ええ、ブルーム・マッキントッシュですね。元NSAです。
船井  その方と接触を持って、マッキントッシュさんが死んだ後に「もう世の中に出していい」ということでいろいろな情報を預けられていたわけですね。 (p.29)
 赤い表紙の 飛鳥昭雄・三神たける著 の本はチャンちゃんの書庫にも昔からたくさん並んでいる。このムーブック・シリーズの読者は、トンデモ本という感覚なんかで読んではいないはずである。つまり、マジで読んでいる。

 

 

【船井さんと飛鳥さん】
 二人とも、大阪府富田林の河南高校の出身らしい。
船井  ここは、都会と田舎の両方の良さをもったええ学校ですね。カナンという名前もいい。・・・中略・・・。南河内というのは楠正成なんてフシギな人間の生まれたところです。時々、エゴ離れしたフシギな人が出ます。(p.36)
 エゴ離れしたフシギな人とは、“超スピリチュアル人間”の意味。つまりシャーマン的資質を供えた人のこと。
    《参照》   『太平記』 (暁教育図書)
              ☆☆ 楠正成 ☆☆

 

 

【台湾は日本と繋がっている】
船井  僕の感覚でいくと、やっぱり台湾も日本列島とつながっているのですよ。その理由は「聖書の暗号」や、昔、沈んだムーのことを調べればわかると思います。日本と別の地域ではないですよ。(p.53)
 そう、サツマイモ国は、龍体(日本列島)の髭の先っぽか尻尾の先っぽ。いずれであるにせよ、ちょん切れちゃうと完成に至らぬ重要な所。
   《参照》   『宇宙戦争 ソリトンの鍵』 光悠白峰 (明窓出版) 《前編》
              【台湾と日本】
   《参照》   『黄金の帝国』  三原資忍  サン企画
              【ムァーの紋章】
   《参照》   『「反日」に狂う中国 「友好」とおもねる日本』 金文学 祥伝社 《後編》
             【孫文=孫中山】

 

 

【黄金の国・ジパング】
koro先生 「金」は、これから元素転換でいくらでもできますよ。これは後ほど、ゆっくり話します。
飛鳥  いまでも、めちゃめちゃあるんです。
koro先生 近い将来は、ゴールドは決して特別の資産なんかじゃないよね。
飛鳥  実は今日本で黄金のあるところは、殆どが国立公園や国定公園になっていて、法律で掘れないだけなんです。(p.55)
 日本列島は地球上の大きな複数のプレートが重なり合う地点にあるから、日本の国土及び近海には高温高圧な地殻でなければできない「金塊」がテンコモリある。

 

 

【プラズマ球という亜空間】
 プラズマで包まれた物体は、他の物体を透過することが実験で確認されているのだけれど、この状態から「亜空間」を理解しよう。
飛鳥  疑似体験として、このテーブルの上にプラズマをつくって潜り込ませたとしましょう。・・・中略・・・。上から見てみましょう。プラズマの輝きを通して穴が見えます。そのプラズマが上と下で出ているということは、中間部分はテーブルの物質と一緒にプラズマが同時存在しているということになります。同時に同じ空間を維持している。これは「亜空間」ということです。異次元といってもいいでしょう。
 同じ空間で二つが同時存在しているわけですから、プラズマは亜空間をつくる力があるんです。だから壁を突き抜けられるのです。穴をあけずに。これはみずから亜空間をつくるということ。これを物理用語で「透過能力」といいます。(p.83-84)
 プラズマ球が透過中の状態は、透過する方とされる方の物質が同時存在していることを示している。言い換えるなら、一方(プラズマ球側)が亜空間を形成していることになる。
 UFOはプラズマ球に囲まれている(亜空間を形成している)からこそ、山中であろうと海中であろうと自由自在に透過航行することが可能。プラズマ球に囲まれた物体は重力の影響も受けない。

 

 

【右回転と左回転による重力の影響】
koro先生  天秤の両方にコマを置いて、片方のコマを回したとします。そのコマを右に回すとコマは軽くなるし、逆に左に回すと重くなります。天秤が上がったり下がったりするのが肉眼でしっかりと確認できます。・・・中略・・・。
飛鳥  そういえば、プラズマ球体の回転も右巻き、つまり右回転ですね。回転する物体の重力増減の実験では、東北大学の早坂秀雄博士による「右回転ジャイロの重力減衰効果」の実験が有名ですね。(参考:『反重力はやはり存在した』(徳間書店)) (p.234)
 右回転では重力減(つまり反重力)、左回転では重力増。
 「プラズマ球=UFO=独立天体」は、回転方向をコントロールできるので、内部では時間も可逆である。
 下記リンクは重力と回転方向の関係ではないけれど、因果に関わりはあるはずなので
    《参照》   『行き先は5次元』 船井幸雄 (ヒカルランド) 《中編》
              【水の回転 ⇒ 生命発生】

 

 

【右回転と左回転による時間の影響】
koro先生  この装置(「銀河運動装置」)で正回転、つまり、地球の自転と同じ右方向に回転を加えると、時間は早く進みます。しかし逆に、左回転させると過去に戻ってしまうのです。(p.261)
 地球は右回転の星だから、時間は進んでしまう。自転が左回転の星に住むなら、時間は逆になるから、人間は若返ることになるのだろうか。
 遺伝子研究者は、老化遺伝子のスイッチをOFFにして、若返り遺伝子をONにすれば肉体の老化を制御できると言っているけれど、そもそもDNA螺旋は右回転である。左回転の星ではDNA螺旋も左回転になるのだろうか。ナックル星(無回転の星)ならDNAは梯子状になったりして。
    《参照》   『行き先は5次元』 船井幸雄 (ヒカルランド) 《中編》
              【回転と時間】

 

 

【プラズマ発電】
飛鳥  100ボルト流すだけで、その500倍の電力が生れるんです。これは一種の無限エネルギー。(p.89)
 小泉元首相が言っていた「原発ゼロ」は、政府が決断しさえすれば、すぐにでも可能である。すぐにでも脱原発しないと、取り返しのつかないことになるだろう。
    《参照》   『これが無限の[光フリーエネルギー]発生の原理だ』 河合勝 (ヒカルランド) 《3/3》
              【日本への警告】

 

 

【勤勉だった日本人】
koro先生  私の世代までの日本人は、本当に勤勉で、時間があると勉強していたものです。ゆとり教育に馴れたいまの若い人達と違い、あの時代の人間の勉強量は半端なものではありませんでした。私程度の勉強は、みんながしていたことです。ただ私は、70歳を超えてからも、新たにいろいろな本を買って、地震のことや光量子、宇宙の構造など、さまざまなことを研究しています。・・・中略・・・。まず真実をしりたいのです。
船井  たしかにいまの若い人は遊ぶのは上手だが、勉強はしないようだね。僕らの世代までは、あんがいよく働き、よく勉強したように思うね。僕だって働いたのと学んだ記憶はあるが、遊んだ記憶ってないからね。こういう点でも日本人をとりまく「世の中」は変わったよね。(p.202-203)
 この本には、koro先生が作った「銀河運動装置」や、これを発展させた「ルーツファインダー」という五次元探査機の写真と、これによって得られたビックリ情報がたくさん語られている。どれもkoro先生の勤勉なくして得られるはずのないトリプルA級の情報ばかりである。
 船井さんは、koro先生より少し若いけれど、1933年生まれだから少年時代は戦争中だった世代。本来なら学校で勉強すべき時に、軍需工場で勤労奉仕に明け暮れていた世代。その分、戦争が終わってから仕事も込みで一生懸命勉強したんだろう。
 日本人の特性を評して「勤勉」を第一に挙げる人が少なくないけれど、どう見てもそれに相応しいのは、船井さん世代以前の日本人だけだろう。団塊以下の同世代でも、公務員の勉強ぶりは民間人のおそらく3分の1位だろう。10分の1か?

 

 

【森田峯生さん】
 スタニスラフ・グロフが開発した「ホロトロピック呼吸法」や、ロバート・モンローが開発した「ヘミシンク」という音響システムによっても、五次元探訪は可能なのだけれど、それと同じことをkoro先生は「ルーツファインダー(根源探索器)」という装置を開発することで達成していた。そして、この装置のメンテナンスに協力していたのが森田峯生さん。このような経歴を持つ方のHPを書き出しておいた。
 森田さん自身は、波動研究家であり、波動技術開発者です。
 その森田さんが、彼のホームページ 
『自然生活館』 (p.240)

 

 

【元素転換】
 銀河運動装置に鉛の板を入れて、1分間4000回転という高速回転をさせると純金になったのです。・・・中略・・・。昔から錬金術といって、金をつくる技術はまやかしのようにいわれてきました。しかし、実は錬金術は、本当は可能だったのです。(p.263-264)
    《参照》   『地球と人類を救うマクロビオティック』 久司道夫 (文芸社) 《前編》
              【原子転換】

 ただし、「大企業の技術者が「銀河運動装置」と全く同じものをつくっても、それは動かないだろう」と書かれている。装置を動かすのに人間の「意識エネルギー」が影響しているからだろう。おそらく、宇宙エネルギーの受信機ないしトランスミッションとして脳機能を持った人でないと「銀河運動装置」は可動しないのだろう。そして、その脳機能は松果体が担っているのである。
koro先生  私はあるとき、体のどこでスピリット波動を感じているのか探ってみました。その結果、脳のなかの松果体で受信していることがわかりました。(p.333)
 このようなことは、人間改造法としての密教が、遥か昔から知っていたことなのだけれど、それをkoro先生は自分で実験して確認した。koro先生の松果体は通常の人の2倍くらいの大きさをしていたという。