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 神道系に知見がある人は、ミロク(369)の世に向かうんだから、「行き先は6次元です」 って言うのかもしれないけれど、そんな次元の数字がどうのこうのはどうでもいい。天才科学者が語っていた内容に耳を傾けることで、それなりに得るところは大きいだろう。2011年2月初版。
 タイトルにある「5次元」については下記リンクを。
    《参照》   『バシャール~「3次元、4次元~5次元移行について」』

 

 

【まえがき】
 この本は、徳間書店から2010年5月に刊行した 『2020年ごろまでに世の中大転換する』 のいわば続編です。(p.1)
 この本は、koro先生こと神坂新太郎さんという発明家に関することをまとめたものだった。反響が大きかったので、再び新たな図書で紹介したということらしい。
 神坂新太郎さんは2007年に亡くなっているけれど、近年出版された船井さんの著作の中で、しばしば言及されている。
   《参照》   『いま二人が一番伝えたいこと』 船井幸雄・中丸薫 (徳間書店)
             【満洲国で完成していたUFO】

 

 

【直感力の構成】
 天才科学者のkoro先生は、直観力を以下のように捉えている。
koro  目から光が入るとまず脳下垂体へ入る。脳下垂体は、これを電波(パルス)に変えて、松果体へ送る。松果体は、これを増幅・解読して、セロトニンというホルモンを分泌し、意識の受容体へ送る。意識器官は、これを担当の受容器官へニューロンで送り、人体はそのとおりに動く。同じ系統を逆行して結果を報告する。そこで5次元の中心核は対処の手段方法を命令します。
 これこそが直感力の自然における構成で、人間はロボットであることを自覚せねばなりません。
船井  なるほどね。神坂理論はわかりました。koro先生が実験する際に、自意識がまじっていないかを一生懸命に試すのは、そういう意味合いがあるわけですね。(p.62)
 直感力ないしひらめきとは 「外部(異次元)からの情報が光としてキャッチされることで生じる」 という考えにシャーマンさんたちは皆首肯するのだろう。脳科学者の茂木健一郎さんが言っているような、「内部に蓄積された知識が元となって生じるもの」 という解釈は、それなりに正しいのだろうけれど、余りにもこの世的次元内の解釈である。
   《参照》   『女脳』 矢内理絵子・茂木健一郎 (講談社) 《前編》
               【直感】

 時代を大変革させるような重大な “ひらめき” は、必ずやkoro先生が言うような直感力のある人によってキャッチされる筈である。

 

 

【直感力の受信器官である松果体の強化について】
koro  松果体の強化においては、具体的な方法はありませんが、いつも松果体の存在ことを意識するだけでも、かなり活発化してくるのです。
 なにごともそうですが、使わなければ退化するばかりだと思います。 ・・・(中略)・・・ 。
 0.2グラムの松果体は急速に増えていきます。一年間いつも意識すると、10倍くらいになりますが、途中でその意識を止めてしまえばそれで終わりです。
船井  萎んだ風船を膨らませるのは、やりやすい。そんな感じですね。
koro  これはわたしもやってみましたが、MRIで撮影してみたところ、たしかに松果体が大きくなっていました。松果体がある第3脳室は広さに余裕があるようですが、それは退化する前の松果体が第3脳室いっぱいに詰まっていたのでしょう。(p.78-79)
 松果体の強化方法は、 “意識すること” なのである。
 弘法大師空海が伝えていた密教の儀軌にある観想法というのは、さまざまな意識の使い方を駆使して行われる 「人間改造法」 なのだけれど、その一部であるアジナーチャクラの開発方法は、第三の目があるといわれる眉間にひたすら意識を集中する、という行法なのである。古神道から連なっている 「日拝法」 は、それにさらに太陽光(朝日)と言霊を組み合わせている。より効果的なのは、勿論後者の方である。
   《参照》   『ネオスピリチュアルアセンション』 エハン/中山/白峰/澤野 (明窓出版)
             【メラトニンと松果体】

 意識することの効果について、下記リンク書籍では、 「真気」 という言葉を使って上手に説明している。
   《参照》   『脳呼吸』 李承憲 (ビジネス社)
             【「真気」を活用する脳呼吸】
             【確信の境地】
 スピリット波動とは地球上に絶えず発生している生命波動に意識の加わった波動です。 (p.221)
 koro先生は、意識の加わった波動を 「スピリット波動」 と言っているけれど、これは 「真気」 という考え方に対応するだろう。
 兎にも角にも、《 「意識する・しない」 は、重要な分かれ目》 である。

 

 

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