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 三次元世界の常識に縛られたカチンコチンの石頭には、馬鹿げた本に思えるんだろうけれど、チャンちゃんのような人間にとっては、 「なるほどね~~」 と思いつつ、これを契機に思考があっちこっちに飛び回ってしまうほど、非常に面白い本である。
 科学的な記述に終始していた 『真地球の歴史 波動の法則Ⅱ』 足立育朗 (PHP研究所) と同系統の著作であるけれど、この 『宇宙戦争』 の方が言及している範囲は遥かに広範であるし、日本の存在意義をきちんと示してくれていて有意義である。2006年5月初版。

 

 

【宇宙戦争と地球の関係】
 月と星の戦いは、イスラムとキリスト教国の戦いということだけではなく、形象学的には、月を国旗に掲げている国と、星を国旗に掲げている国が一生懸命戦争をしている、これが宇宙で行われている宇宙戦争の雛型ということになるのですね。 ・・・(中略)・・・ 。
 宇宙で行われている戦争は、この地球でも等しく同じく、同時性を持って現象化されているということなのです。宇宙戦争というのは、この地球上でも起こってきたのです。(p.38)
 形象それ自体がエネルギーをもっているから、星のように角が立つ形象は、同類であろうとなかろうと好戦的なのである。
 同時性を持って現象化されるのは、宇宙がホログラム構造をしているから。
 星の暴挙が最終的に収まるのは、地球全体が宇宙存在を受け入れ、その序列を正しく認識した時なのだろう。

 

 

【根源的な宇宙存在の序列と日本の起源】
 順番は、神、仏、宇宙人です。宇宙人より仏の方が上、仏より神の方が周波数が高いので上なのですね。だから、神でなければ地球はまとまりません。地球がまとまれば、宇宙の全てがまとまるのです。宇宙が一元化できるのです。
 でも、星の連中は月や太陽の奴らに頭を下げたくないのです。
 なぜ、アメリカでは宇宙的な問題が多いかですが、彼らは神様を祀っていないからなんですね。(p.74-75)


 古代天皇は、天の浮船という円盤に乗って来た、世界を統べる天皇だったのですよ。日本の国旗は太陽であり、日月神示は太陽と月。天皇家の皇祖は 「天照」 と 「月読」 でしょう。星じゃないのですね。(p.75)
 上述の天の浮船は、竹内文献などの超古代文章に記述されているもの。宇宙を統べる波動・振動(神道)の法則を共通認識とする科学者たちの方が、実は超古代日本の実状を掴んで知っているのだけれど、彼らも闇の権力下で働く人々だから、その事実を隠蔽し続けている。

 

 

【台湾と日本】
 華僑の中でも位の高い人を 「客家」 と言いますが、この人たちはみな、台湾族です。華僑の表の都市はシンガポールで、中心が台湾なのです。シンガポールのリークワン・ユー首相にしても、客家の出身です。だから中国が台湾と戦争すれば、下剋上になってしまいます。(p.50-51)
   《参照》   『韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか』 大原浩 (講談社) 《前編》
              【客家の世界】

 しかし、台湾はギリギリのところで守られるだろうし、過去においても無形の働きによって守られてきたのである。
 台湾はどうかというと、(国旗に)星を掲げていませんね。だから、ギリギリのところで日本や、東南アジアの国に守られると思います。
 風水で言うと、台湾という国はすごく大事なのです。日本列島を龍体とすると、福岡から龍の角が出ていますが、そのすぐ先が台湾なのです。
 日本列島は、台湾まで入れると安泰します。(p.43)
 日本列島を龍体と見る時、九州を頭と見る場合と、北海道を頭と見る場合の2通りがある。ワザヲギたちが関わった茶道に表千家と裏千家があるごとく、秘儀には裏表の両面があるものである。
 なお、日本列島は世界の雛型であるけれど、北海道、本州、四国、九州を5大大陸に割振った場合、南アメリカ大陸に対応するものがない。台湾こそが南アメリカ大陸の雛型なのである。
   《参照》   『黄金の帝国』  三原資忍  サン企画
              【ムァーの紋章】
   《参照》   『超真説 日本創世記』  渡部勇王  廣済堂出版

 

 

【四国の未来】
 未来から見た地球の将来ですが、1985年にアメリカで発表された、ブライアン・スティーブンスの 「サード・ミレニアム」 という論文があります。 ・・・(中略)・・・ 。
 その論文には、2084年に日本は沈没するのではないかと書いてありました。日本列島が割れて、まず四国が海の中に沈没するということです。戦争によるのではありません。地殻変動です。
 最近、これが2084年から2037年にて訂正されました。それがさらに訂正されて、2037年が2020年になってしまう可能性が非常に高いのです。(p.55-56)
 これを読んで、18年ほど前に見た 「サイキッカー・セイザン」 というアニメを思い出した。著者と同様、宇宙人みたいなサイキッカーである深見東州先生(当時は深見青山と名乗っていた)が制作した未来アニメだけれど、全5巻の最後に日本列島の様子が描かれ、「そう遠くない未来の、日本列島の姿です」 というようなナレーションがあったと記憶している。海水面上昇で平野部がかなり水没して、なぜか四国の部分は雲で覆われていたのである。
 これを見た時、四国はオーストラリア大陸の雛型だから、ポールシフトが起こって、オーストラリア大陸が氷に覆われ、あらたな南極大陸になることを示しているのだろうと考えていた。しかし、ダイレクトに四国が海中に没するという解釈も確かにありうるのである。雲に覆われていたのは未定の未来ということなのだろう。
   《参照》   『来るべき世界』 ルース・モントゴメリー (ナチュラルスピリット)
             【シフトによる地球の状況】

 

 

【アメリカは月に行っていた】
 1963年に、アメリカの特殊部隊がミッションを受けて月に行きました。宇宙人の円盤ではなく、ヒトラーのナチスが作った円盤で行ったのです。つまり、メイドイン地球の円盤が、1900年代に既にあったのですね。
 今だにスペースシャトルなど作っていますが、40年、50年前には、陰の世界政府が、人間が乗れる円盤を作っていたのです。これに乗って月まで行きました。(p.61)
 「アポロは、本当は月に行っていない」 と裏情報で言われてきたし、私もそう思っているけれど、この記述を読んで、「なあ~んだ、円盤でねぇ~」 と思う。
 戦争中の1940年代に、日本でも円盤は出来ていたのだから、ありうる話である。
   《参照》   『いま二人が一番伝えたいこと』 船井幸雄・中丸薫 (徳間書店)
              【満洲国で完成していたUFO】
 円盤で月に行ったことや、その時知り得た情報は、トップ・シークレットで公開されていないけれど、そのときアメリカが掴んだであろう内容以上の情報が、この本にはいろいろ書かれている。

 

 

【中国合衆国】
 アメリカの星条旗は、宇宙存在の合衆国だということを表しているのですが、中国も2012年ぐらいになったら合衆国になるでしょう。一億人ぐらいで1つの国や州にして、12や13のブロックに分けて連邦制になります。そのために、上海などのブロックが、すでに分けられているのです。(p.78)
 この案は、かなり以前から多くの人々によって語られてきた。中国の連邦制国家化はアメリカの対中国政策にもなっているけれど、中国も実情に照らしてそうした方が賢明であると判断するようになるのだろう。
   《参照》   『七つの中国』 王文山:著 金美齢:訳 文芸春秋

 

 

【トリウムのもつ可能性】
 今、原子力発電所で、いろんな事故がありますね。これはある機関が関係して、工作しているという話があります。2004年にブッシュが再選されましたが、もう一度、あえて石油に戻そうという動きがあるのですね。
 原子力のあり方は、もう一度、問い直すべきなのですが、私に言わせると、原子力はもっともっと進める必要があります。本当は、燃料に 「トリウム」 を使えば、安全に平和に利用ができるのです。
 原発の主役である核燃料が、ウランではなく、トリウムである点が重要です。トリウムというのは、原子番号が90の重元素で、天然にはトリウム232として存在します。トリウム自体は核分裂しませんが、中性子を吸収させることによって、分裂性のウラン233になります。
 原材料になるトリウムはウランと違って、ほぼ世界中にあるのです。トリウムの埋蔵量は、ウランの4倍になります。インド、トルコ、ブラジルに多くあります。一番いいのは、核兵器の材料になるプルトニウムが発生しない点です。
 トリウム原発に変えれば、核兵器を作れなくなります。ですから、原子力の次はトリウム、その次は水素発電、その次は海洋温度差発電、そして発酵技術。
 最後に行き着くのは、真空磁場から物質化現象を使う宇宙科学理論です。(p.106-107)
 トリウムの研究は、第二次大戦中の福島県石川町で既になされていた。敗戦時に、その成果は、すべてアメリカにもち去られ、トリウムの平和利用はその後ずっと封印され続けているのである。
   《参照》   『日本・原爆開発の真実』 五島勉 (祥伝社) 《前編》
              【福島県石川町】