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 「権力を有さず権威のみの天皇には“弱さの力”がある」とシロニーさんは言っているけれど、それだけではなく、「霊的な力」によってこそ天皇は日本の中心でもあり世界の中心となるにふさわしい存在なのだろう。2012年4月初版。

 

【政治状況に左右される天皇継承者】
中丸  明治天皇のお后にはお子がなく、明治天皇と柳原二位局との間に生まれたのが大正天皇。柳原二位局の背後には、早稲田大学をつくった大隈重信。父の母である千種任子局の背後には岩倉具視がいて、どうしても明治天皇としては大隈重信葉をとらないと、当時、国がおさまらない。そういう感じで父の方がはやく生まれているんだけれども、父を最初の外務大臣の井上馨の手にゆだねて、そちらのほうで父は育っているんですね、九州で。(p.20-22)
 大正天皇は明治天皇の后の子ではなかったのだけれど、このようなことは、皇室内で頻繁に起こっている。今上(平成)天皇も、昭和天皇の実子ではないらしい。
 ところで、本来天皇の継承者となるはずだった、中丸さんのお父様であり明治天皇の子である堀川辰吉郎さんは、孫文に協力して中国を守る側で懸命に働いていた。
    《参照》   『日本人ならぜったい知りたい十六菊花紋の超ひみつ』中丸薫/ラビ・アビハイル/小林/久保《後》
              【辛亥革命の一翼を担った方】
シロニー  孫文は日本を尊敬し、中国の国父になったんですね。大陸でも台湾でも、孫文は国父だと思われていたんですね。(p.24)
 しかしながら、日中両国ともコミンテルンが仕掛けた盧溝橋事件という罠に落ちて、戦争が始まってしまった。
    《参照》   『中国を永久に黙らせる100問100答』 渡部昇一 (WAC)
              【問88 シナ事変は日本の一方的な侵略だ】

 

 

【国を売った者たちの財産は凍結】
中丸  私にはエッと思うような情報がいろいろ入るんだけれど、小泉さんとか竹中平蔵さん、あの2人は日本売りをしてとんでもない人たちだと思っていたら、彼らも全部調べられて、いよいよ彼らの財産も凍結されるみたい。・・・中略・・・。
島   凍結まで行ったんですか。すごいですね。それは吉報ですね。(p.26)
 当然である。
    《参照》   衝撃暴露 HAARP 人工地震兵器 ベンジャミン フルフォード 竹中にキレる

 

 

【孝明天皇と明治天皇の間】
島     先生は『母なる天皇』という著作の中で、明治天皇すりかえ説を書いてらっしゃいますね。
シロニー  孝明天皇の他殺説を書きました。
中丸    それはどういうことかというと、『神皇正統記』などによると、足利義満が権力を握って、自分が天皇になりたいけどなれないじゃないですか。だから、自分の娘を妃として入れたりする。結局はあまりにも天皇になりたいという気持ちがあったために、自分が妃と通じ生ませた子を天皇に送り出すとかいうことをする。『神皇正統記』とか吉田松陰とか、幕末の志士はその辺りを読んで、これじゃ孝明天皇の北朝というのは、要するに天皇の血が入ってないじゃないかということで、それだったら南朝の後醍醐天皇の末裔に大室寅之祐というのがいるから、毛利家がそれを支えているから、連れてこようとなって、それが明治天皇ですよ。
島     南朝擁立ですね。
中丸    そこで本当の天皇の血筋に戻したわけ。
シロニー  明治天皇は南朝でしたか。
島     はい、南朝です。
シロニー  そういう説があるんですか。
島     いや、証拠があります。長州藩の田布施という・・・。 (p.108)
 下記リンクには、ルシフェリアンのよる孝明天皇の暗殺説を書いておいたけれど、南朝側はルシフェリアンの力に乗じて血筋を戻していたと理解すればいいだろう。
    《参照》   『世界と日本の絶対支配者ルシフェリアン』 ベンジャミン・フルフォード (講談社) 《中編》
              【ルシフェリアンによる天皇暗殺】

 南朝と北朝の確執は、遠く 『太平記』 の時代にまで遡る。

 

 

【パレストリーナ】
中丸  9月の最初の1週間、バチカンに招待されて行ってきたんですね。バチカン自身がかなり腐敗・堕落している。パレストリーナというところに、イエス・キリストがずっと予言というかメセージを伝えていたカロリーナという修道院の女性がいるんですね。その女性の予言が1冊の本になっている。それによると、今のバチカンは堕落している、もう一人の法王で終わりということです。
 だから、パレストリーナというところに新しく聖地をつくって、神殿をつくって、そこではイスラム教とユダヤ教、仏教、キリスト教、あらゆる宗教の人たちがお参りできるようにする。そういう精神性の高い聖なるものをつくりなさいという上からのメッセージで、2019年には完成するということです。(p.164)
 もう一人の法王とは、現在のフランシスコ1世。このおじさん、どうするつもりか知らないけれど、スーパーシャーマンさんが、このおじさんの霊的バックグラウンドを差し換えてしまわない限り、最悪のことになるだろう。
    《参照》   『宇宙のヘソ富士山と共にアセンションせよ』 滝沢泰平 (ヒカルランド) 《後編》
              【バチカンの未来 <2013年2月13日の記事>】

 一方、この記述を読むと、中丸さんが以前から言っている「人間復興を通しての世界平和」と同じことが、現在のイタリアでも進んでいるということらしい。しかしながら中東の現状は、政治的にも宗教的にも怨念に満ち満ちている。歴史上そうなってしまうのではなく、戦争を画策している「闇の権力」の作為によって、意図的に怨念エスカレート状態が作られ維持されている。

 

 

【日本とユダヤ(イスラエル)】
中丸  いろいろ隠された歴史が日本列島の中にはあるんですね。今全部それを出すと、ちょっと問題みたいな感じですけど、すごく深いつながり。(p.185-186)
中丸  もっとみんなわかってくると、本当の日本列島の力がよみがえる。
シロニー 日ユ連盟が必要ですか。
中丸  そうですね。それは本当に。
シロニー あるいは日イ。おっしゃったように、昔、そういう関係があった可能性があります。そして、歴史的ないろんな事件もありました。両民族はいろんな災難を乗り越えましたから、将来、両民族が人類のためにいろんなことができると思います。それは大きな責任ですね。
中丸  本当にそうですね。今、その時代の節目に来ているから、非常にこういう素直なミーティングが必要なときです。(p.189)
 下記リンクに付いているたくさんのリンクを辿れば、日本とユダヤの深い繋がりは分かるだろう。
    《参照》   『日本人のご先祖様は聖書のアブラハム』 小石豊 (ヒカルランド)
              【もうそろそろ、ハッキリさせましょう】

 

 

【日本の仏教】
編集 飛鳥昭雄氏と三神たける氏が、平安京と稲荷神について書かれていますね。
島  平安京が実は、建設当時、十字架をかたどって造営されたT字型の都であったことを証明しました。しかもそのT字型の上の部分は、罪標のI・N・R・I(ユダヤ人の王・ナザレ人・イエス・キリスト)、すなわち伊奈利神を祀っている船岡稲荷と岩座を配したことが発見されました。日本の歴史が、根こそぎ、ひっくり返ってしまうような大発見だと思います。日本の仏教は、皮をかぶったキリスト教の言い伝えといいますか、そういうものがある。東本願寺でもそうですよね。御神宝は、マタイ伝ですか、漢訳聖書の馬太伝ですね。(p.225-226)
 罪標のI・N・R・Iに関しては、
    《参照》   『日本人ならぜったい知りたい十六菊花紋の超ひみつ』中丸薫/ラビ・アビハイル/小林/久保《前》
              【稲荷:イナリ】

 島さんのプロフィールには、INRI研究所を設立、と書かれている。

 

 

【空海の密教】
シロニー  空海は天才でしたね。何でもできました。曼荼羅を書いたでしょう。真言をつくったでしょう。
島     注目すべきことは、唐に渡航する前に、空海は、宇佐神宮に参拝して出発しているのです、当時の神道の概念が、くつがえりますね。中国では、奥義を極めてすばらしいおみやげを持って帰国します。
中丸    密教までね。
島     灌頂という、バプテズマ(洗礼儀式)を、恵果和尚から受けてきましたね。彼は空海の渡航を首を長くして待っていたと記されています。灌頂は実際、景教のバプテズマの滴礼ではなかったかと。
シロニー  景教の影響でしょう。景教徒たちの、ね。
島     空海は日本に帰ってくるときに、弟子をはじめとして国全体が仏教徒だったので、自分の信仰を隠したと思うんです。本当は景教を伝えたかったけれども、今は公にはできないから、後世のために、いろは歌に隠したり奥の院ともいうべきところに手紙を隠したりして、仏教が廃れたらこれを開けるように。
編集    何て書いてあるんですかね、その聖書の言葉は。
島     「マラナタ」「主よ、来たりませ」「主よ、どうぞ来てください」その言葉が書いてあるそうです。(p.226-227)
 空海が生きた時代の中国の都・西安に行ったことがある人なら「大秦景教流行碑」と彫られた大きな石碑を当たり前に見ているはずである。
 日本とキリスト教との関係については、下記リンク書籍の《中編》と《後編》に書き出してある。
    《参照》   『失われたアイデンティティ』 ケン・ジョセフ 光文社 《後編》
              【高野山ではお坊さんが十字を切る】~【日本の仏教】

 いろは歌に関しては、
   《参照》   『聖書の暗号は知っていた』 伊達巌 (徳間書店) 《後編》
             【いろは歌の暗号】