《前編》 より

 

 

【16菊花紋の中心に在る日本人】
 16菊花紋の中心に在る日本人たちによって、未来が書き換えられてきたからである。
 古代天皇は、日本を中心として世界を16方位に分割して神々を祀ったのであるけれど、そのようなことが記述されている『竹内文書』の世界図が p.171 に示されている。
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 16花弁の中心は飛騨の位山。この付近の北アルプスには崇高な日本神霊界が集まっている。そのうちの白山神界を主催する菊理姫のことは、古文献でもほとんど語られていないけれど、その名に示されている通り “菊の理を司る神様” だから、このことを知る日本人たちが、特に、『竹内文書』をチャネリングした武内宿禰の御魂を持つ人がこの神域で祈ると、聖書の預言によって予定された世界の悪しき未来が書き変わってしまう。日本人にはそれだけの力があるのである。

 

 

【ヨエル書】
エヤリフ  戦争の前に世界は3日間の暗闇に見舞われます。それは、まったくの暗黒のようです。ヨエル書に「主の大いなる恐るべき日が来る前に、太陽は暗くなり、月は血に変わる」([訳注]2:31後半)と記されています。(p.148)
中丸  今、世界大戦が起こる前に3日間、世の中が暗くなるといったでしょう。それが2012年12月22日から72時間、3日間、科学的に見てフォトンベルトのヌルというところを通るときに、電磁波がものすごく強いのです。そのために電気もつかなくなる。太陽も見えないし、月も見えないし、星も見えない、真っ暗になる。(p.151)
 ヨエル書の記述は、中丸さんが以前から言っていたアセンションの様相に一致している。
   《参照》   『こころ』 中丸薫 (あ・うん)
             【あとがき】

 エゼキエル書のデベル、ゼカリア書のマゲファーとは、いずれも疫病のことだそうだけれど、パンデミックを計画している連中は、これらの予言を信じて実行すべく行動しているのである。ほんといい迷惑。

 

 

【幕末混乱期の日本を守ったフルべッキ】
中丸  幕末の混乱期、日本は分裂の危機にあったのは間違いありません。幕府側にはフランスのロッシュ、尊王側にはイギリスのグラバーが、武器と資金を提供していました。
 日本では志士たちの活躍、そして徳川慶喜が大政奉還したことなどによって、危機を最小限におさえたのだと思います。その後日本は富国強兵を成し遂げ、45年間で欧米列強の産業国家に追いついてしまった。
 その指導者が明治天皇であったことは疑いえないことですが、そのバックにはフルベッキとその思想があったことが、ようやく明るみに出てきたわけです。(p.244)
 フルベッキという人物、ほとんど知られていないけれど、そのはず。
中丸  リボルバーを懐に忍ばせた姿は、坂本龍馬にぴったりと重なります。それもそのはず、彼の師匠はフルベッキだったのですから。それにしても、当時のフルベッキを慕っていたあらゆる階層にわたる夥しい日本人の皆が、フルベッキの働きについての「緘口令」を忠実に守った。誰ひとり口外しなかったということ、これは驚きです。そしてここに、近代史の隠された大きな部分があるのですね。
小林  当時は諸勢力が暗躍し、情報が錯綜し、刺客が跋扈する物騒な時代にあって、フルベッキの体制を越えた人脈交流は絶対に口外してはならない至上命題だったのです。(p.252)
 フルベッキは、黒子に徹して日本を守っていたのである。
 フルベッキは、オランダのユダヤ人で、ユダヤ教からの改宗者、イエス・キリストを救世主と認めるいわゆるメシアニック・ジューだったという。ユダヤ教と古代キリスト教(景教)が習合していた日本の状況と、よく似ていた。
小林  フルベッキという指導者の存在があってこそ、始めて未曾有の難局に打ち勝つことができた。それは歴史が証明しています。日本人はもっとこの事実を知るべきです。
中丸  明治天皇はこのことを仰っていたのですね。「フルベッキが東京に来てくれてよかった」・・・と。
 そして、私は輪廻転生を体験したものとして、読者の方々にお伝えしたい大切なことがあります。ふとした折、私はもしかしたら、明治天皇の御魂は、ひょっとして神武天皇ではなかったかと思い立ったのです。そして、そのことを天上界の神武天皇に問い合わせたところ「そのとおりです」との返答を頂いたのです。日本が未曾有の国難に直面しているとき、天上界はフルベッキという世界に二つとない大切な日本の霊統のことがわかる御魂を送り込んで下さいました。と同時に日本建国の大事業の経験豊富な御魂たる神武天皇を再び、この国に使わしてくれていたのです。(p.254)
 フルベッキを中心に、幕末の志士たち総勢46人が集う写真が掲載されている。(ウィキペディアでも見れる)
    《参照》   明治天皇のお孫さん小林隆利牧師「祖父とフルベッキ」1995.6.23

 

 

【日本を守った霊統】
 日本神霊界の秘鍵を色々教えてくれる 深見東州先生 も、明治維新前後には古代ユダヤの霊統が立ち上がって日本を守っていたと語っていた(秘鍵は先生の著作の中には書かれていない)。明治維新に関わらず、日本史上の国難の時に立ち上がっていたのは古代ユダヤの霊統である。
   《参照》   『ガイアの法則』 千賀一生 (徳間書店) 《前編》
             【シュメールの叡智と16花弁の菊家紋】

 つまり、当時も今も、本気で日本を守ろうとしている人々は、 意外にも生え抜きの日本人ではなく、海外から日本に渡来してきたユダヤ系列の霊統を有する人々なのである。
   《参照》   『禁断の日本超古代史』 宗川日法  グリーンアローブックス
             【日本・ユダヤ同祖論の傍証】

 個人の人生経験としても、海外を体験することで日本人としての自覚や日本文化への理解が増すように、民族としての意識も、数千年にわたって世界を巡ることで深く魂に刻み込まれ霊統として継承されるのだろう。生粋の日本人って、危機の最中にあってすら結構無自覚だしフニャフニャである。

 

 

【世界を牽引するのは日本】
中丸  私は20数年をかけて世界186カ国を歩きまして、国の元首や要人に直接お会いしてお話を伺っております。そして日本のそして日本人の凄さを実感しています。日本の天皇陛下が英国をはじめ世界の名だたる王室やローマ法王様たちを凌駕し、世界の中で抜きんでた存在であられることを世界中の元首が認識していたことを痛感しました。日本の報道はそのことには全く触れていませんが・・・。日本人が意識するしないに関わらず、歴史を巨視的に見ると、日本という国が世界の牽引役になっていることがわかります。(p.258)
   《参照》   『ネオスピリチュアルアセンションpartⅡ』 エハン・デラヴィ/中山康直/白峰由鵬/澤野大樹
               【日本が中心になる】
 21世紀の今日、ユダヤの血を引くイスラエルの人々が、直接日出づる国の「同胞」に向かって、眠りこけている日本国民に向かって、今や「ユダヤの裔(すえ)、眠れる獅子よ起きよ!」と熱心に声高にラブコールを叫んでいる時代になったのです。(p.277)

 

 

【辛亥革命の一翼を担った方】
 中丸薫さんのお父様・堀川辰吉郎さんは明治天皇の実子であり、頭山満の手によって教育されていたという。
 当時中国では、孫文が革命運動を行っていました、しかし、それに失敗して日本に亡命。そのとき孫文をかくまったのが頭山満です。辰吉郎はこのとき孫文の決意に打たれて、その後孫文と共に中国にわたり、辛亥革命をなしとげる一翼を担ったということがあったのです。
 父のこのような偉大な足跡も公的には認められることなく埋もれています。(p.283)

 

 

【2・26事件の背景】
 笹川良一という人がおりました。日本船舶振興会、競艇のトップだった人です。この人が日米戦争を始める前に講演でこんなことを言っていたのです。「この昭和天皇さんは、弱虫で、戦争嫌いで、非戦論者で、あんな天皇替えちゃいます」と。(p.289)
 ビックリである。
 晩年は、「人類はみな兄弟」と言いながら、アフリカのハンセン氏病撲滅のために尽力していたけれど、若いときははやり黒幕だったわけだ。
 主戦からハンセン(反戦!)に転じ、それすらも撲滅して平和を目指していたということだろう。
 2・26事件にはそんな背景があった。だから昭和天皇ご自身の命も危なかった。実際、ピストルを持った将校が、昭和天皇の部屋まで入って来たと聞いております。マッカーサーは戦後、昭和天皇に「神を見た」といいましたが、実際このとき将校も、なぜかきびすを返し自らこめかみに銃弾を撃ち込んだというのです。(p.289)
 第二次大戦は、アメリカ側のエージェントとなっていた海軍の米内光政らを主犯格とする日本人による、戦争への連れ込みだったことを知らない人は、下記リンクを。
   《参照》   『歴史に学ぶ智恵 時代を見通す力』  副島隆彦  PHP研究所 <後編>
              【日米開戦を仕組んだのは米内光政と山本五十六である】

 

 

【開戦の認印と終戦時の態度】
中丸  皇室典範には、「天皇は内閣で決議されたことに判を押すべし」とあります。しかし、昭和天皇は「皇室典範に違反してでも自分は判を押したくない」と真っ向から戦争に反対したのです、それを無理やり判をつかせて、「天皇が判を押したぞ!」と。こういう動きがあったのです。
 かつて読んだ本は、時代の流れに押されやむなく「判を押した」という表現のものが殆どだったけど、本当のところは、この本に記されている状況だったのだろう。
   《参照》   『日本・原爆開発の真実』 五島勉 (祥伝社) 《後編》
              【「悪の宗家」になるではないか】

 上記に続いて、
 戦争が終わって、負けたときに軍の人々がお互いに責任をなすりつけ合っているさ中、昭和天皇は「すべての責任は、天皇である私にある。私は処刑されてもかまわないから、国民を頼む」と、それをマッカーサーの前で言われた。アガペー(本当の愛)の心なくしては、宇宙の分け御魂としての自覚なくしては、こんなことはなかなかできない行為です。これは、ほんとうのことです。私たち、二人の明治天皇の孫が、これを最後にどうしても国民の皆さんにお伝えして、締めくくりとさせていただきたいと思います。(p.291)
 敗戦時にマッカーサーに対した時のこの発言は、多くの書物で正しく伝えられている。
 
 
<了>