《前編》 より
 

 

【海の水を割いた? モーセ】
 当時のファラオはセト1世の後継者であるラムセス2世でした。次に、ユダヤ人の数は37万5000人で、彼らが紅海ではなく、葦の海に着いた時、三機の私たちの宇宙船が〈フォース・フィールド〉によってかなり浅かった海水を押し開いたのです。私たちは再びその水を閉じましたが、エジプト人兵士には一人としておぼれた者はいませんでした。というのも、ユダヤ人のあとを追って水に入るものは誰もいなかったからです。聖職者たちからの大きな圧力にもかかわらず、ファラオは約束を撤回せず、ユダヤ人を勝手に行かせたのです。 (p.238-239)
 モーゼを先頭に海の水を割いてエクソダスをなしたという聖書の物語について、天体の大スペクタクルが重なって丁度その時海の潮が引いたのだ、というような壮大なスケールの推測をしている文章を読んだことがあるけれど、それに比べたら、このティアウーバの話は、露骨にSF的でショボイ話である。まあしかし、惑星間飛行をする程の科学力のある文明なら、この記述にある程度のことくらい確かに容易にできるだろう。

 

 

【イエス】
ティアウーバ星人が語るイエスに関して、
 「ミシェル、イエスは約2000年前にティアウーバ星から地球に送られたのです」 (p.198)
 ヘロデはためらいもなくその地域の2606人の赤ん坊を殺す命令を下しました。
 この殺人が行われている間、私たちは催眠下のマリア、ヨセフ、赤子のイエスに加えて二頭のロバを宇宙船に避難させ、エジプト近くのある場所へつれていきました。事実がどれだけ歪められているか分かるでしょう?(p.244)

 イエスは日本についた時、50歳になっていました。そこで彼は結婚し三人の娘をもうけました。そして、45年間住み続けた新郷村で亡くなりました。イエスは日本の本州にある新郷村に埋められましたが、その墓の側にはオウリキの一房の髪を納めた小さな箱を埋めたもう一つの墓があります。 ・・・(中略)・・・ 。
 エルサレムの十字架で死んだ“キリスト”は〈アーリオック〉と呼ばれました。(p.246)
 オウリキとは、イエスより2つ若い弟のこと。新郷村(旧・戸来村)のある青森県には数字に関わる地名がいくつもあるほどだから、ヘブライ文明と関係があったのは事実だろう。
 キリストの身代わりとなったアーリオック(ティアウーバ星人)に関わって興味深いことが記述されている。
 総じて、イエスの誕生からイエスの復活劇までは、すべて人類の精神性を高めるためにティアウーバの科学力によって起こされたことが書かれている。
 
 
【著者は 『竹内文書』 を知っていたのか?】
 『竹内文書』 との関係で、訳者あとがきに書かれていること、
 もちろん本人の弁では、デマルケ氏は日本を訪れたこともなく、『竹内文書』の存在も知らなかった。英語に翻訳された『竹内文章』をどこかで手に入れていたと勘ぐることも可能だが、他にも数多くの興味深い情報を与えていることは無視できない。人体の複雑な構造がどのようになっているのか、科学的解説も含めた説明は、彼の独創で説明がつくのだろうか?
 日本の天皇家のルーツも、世界中の古代文明に記録されている神々も、殆どは地球より進んだ文明の星から地球にやってきた異星人である。
 今どきダーウィンの進化論を信じているのは、恐ろしく不勉強で与えられた固定観念に疑問を挟むことなど思いもつかない学校の先生くらいだろう。ミッシング・リングができてしまうのは、人類が宇宙起源だからである。
 先進文明を築いているティアウーバ星等に住む人類たちは、地上的観念に縛られている人類にマイナス効果をもたらさないように、間接的な方法であったり、オーバーシャドウであったり、ウォークインであったり様々な方法で、地球を善導しようとしている。この本の訳者が下記の本を著しているのも、宇宙文明から啓発され地球の行き詰まりを危惧しているからこそなのだろう。
    《参照》   『世界を変えるNESARAの謎』  ケイ・ミズモリ (明窓出版)

 

 

【ムラダーラ・チャクラ】
 流動体の底に当たるちょうど性器の上のところに、私たちが〈ムラダーラ〉と呼び、ヨギが〈セイクリッド(神聖)〉と呼ぶ非常に重要なチャクラがあります。このチャクラの上の部分で脊柱と交差するのが〈パルタニアス〉です。それはバネ状で、ゆるんでいる時にだけ脊柱のつけ根に接触します。
 それがゆるむためには、互いに愛し合っているばかりでなく精神的にも親近性のある二人のパートナー間でセックスが行われる必要があります。ただその瞬間と状況においてのみパルタニアスが脊柱に達しあるエネルギーを伝え、肉体に影響を与える生理体に特別な能力を与えます。そしてその人は、通常よりもはるかに深い性的な喜びとともに幸福な体験を得ることができるのです。
 あなたの惑星で、愛し合っているカップルたちが “7番目の天国へ行った” とか “光を感じた” とか “宙に浮いているようだった” と表現するのを聞くことがあるのは、少なくともわずかな時間、彼らが肉体的・精神的に調和して “お互いに行った” からであると確認できます。

   《参照》   『これが無限の[光フリーエネルギー]発生の原理だ』 河合勝 (ヒカルランド) 《1/3》

              【光を生む本来のエッチ】

 地球の〈タントリスト〉の中にはこの点を理解している者もいますが、これはあまり人々に知られていません。(p.280)
 老子の道徳経は、本来、この点を語った〈タントリズム〉の書だったことになる。
   《参照》   『タオ・コード』 千賀一生 (徳間書店)

 

 

【アストラル体】
 アストラル体はあなた方が考えるような純粋な霊ではありません。地球では、霊にはそれを成り立たせている実体はないということになっていますが、これは誤りです。アストラル体は無数の電子で構成されていて、あなたの肉体と正しく重なり合っています。それぞれの電子は “記憶” を持っていて、平均的な町の図書館の棚に詰まったすべての本と同程度の情報量を保有することができるのです。(p.285)
 ティアウーバの科学は、肉体の上位にアストラル体以外にも多くの層をなす体があることを知っている。現在の地球の科学では、見えない世界まで捉えることができない。いまだその程度の科学力なのである。ティアウーバのような科学力を持つに至ってはじめて「自然は神なり」と言えるんだろう。
 『竹内文書』 に描かれているように、古代日本が世界の中心であった時代は、宇宙文明に対して開かれていた時代だったから、今日の地球より、遥かに高度な科学力を持っていたのである。

 

 

<了>
 
 
  《地球外文明関連》

  エンリケ・バリオス著の読書記録

     『アミ3度目の約束』

     『戻ってきたアミ』

     『アミ小さな宇宙人』

  上平剛史・著の読書記録

     『プレアデス星訪問記』