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 このタイトルと表紙に見覚えがあったけれど、図書館で見つけて再読。2003年4月初版。

 

 

【波動とは】
 波動とは宇宙エネルギーです。宇宙の波動はどんどん変化し、その波動の変化をつかんだ企業は進化し、業績を伸ばすことができます。波動の変化を捉える事ができるかどうかが、これからの経営者の必要な条件となってきます。(p.1)
宇宙の波動の変化は、アセンションとかオメガポイントと言われている宇宙の周期率的変化によって起こっていること。

 

 

【フォトンエネルギーの影響】
 NASA(米航空宇宙局)の研究員をしていた川又審一郎先生は次のような科学的な説明をしています。
「地球は宇宙の定まった軌道を描いており、銀河の中心を太陽系が一周するのに2億5860年かかります。
 地球は今、銀河中心部にあるフォトンエネルギーの影響下に入っていて、ここに入ると螺旋状に回転したフォトン(光子)の影響を受けて、波動が変わることになるのです。フォトンは ・・・(中略)・・・周波数が細かな非常にエネルギーの強い波動です。その影響で、地球のこれまでの荒い波動の周波数が細かな波動に変わるのです」 (p.41-42)
   《参照》   『デイ・オブ・オメガポイント』 渡邊延朗 (ガイア出版)
 シューマン共鳴の波動値も移り変わってきています。84年以前は7.8ヘルツであったものが、今では11.6ヘルツへ変わってきているといいます。(p.42)
   《参照》    『人間塾』 船井幸雄 (ビジネス社)
             【シューマン共振】

 

 

【天才は、左脳の言語よりも右脳のイメージを使う】
 左脳の思考を訓練することによって想像力、想像力を得ることができるというのは誤りで、本当に想像力、創造力を得ようと思えば、右脳のイメージ力を開かなくてはいけません。天才は、左脳の言語よりも右脳のイメージを使うところに大きな特徴があるのです。(p.56)
 著者のいっている右脳の開発とは、具体的には、脳下垂体、松果体、視床下部を含めた間脳のことである。ここを開発すると、直観力や霊性を高めるという結果にもなる。

 

 

【右脳開発にモーツァルト】
 モーツァルトを聞きますと、特に右脳の創造的な処理能力が非常に変化すると言われています。 ・・・(中略)・・・ 。
 フランスのアルフレッド・トマティスという人が、 ・・・(中略)・・・ すべての音楽を研究し尽くして、結局、モーツアルトの音楽が一番良いのだという研究成果を出しました。
   《参照》   『超右脳記憶法 実践篇』 七田眞 KKロングセラーズ
            【モーツアルトの楽曲】

 同じ家族の子供達でも、幼少の頃からモーツァルトを聞いて育った子の能力の高さは格別であるということが、いろんな書籍の中で紹介されている。

 

 

【音楽熟成】
 東京印刷の経営者である杉原さんの事例
 現実にモーツァルトの波動が機械に作用して活性化するだろうと24時間流し始めた結果、機械の故障が少なくなっただけでなく、印刷物自体が非常に鮮明で綺麗になってきたのです。すべて仕上がりが良くなってきました。(p.115)
 インクも長時間モーツァルトの波動に晒されていると、改質するということらしい。

 

 

【漫画は右脳に関わっている】
 文字は左脳、漫画は右脳に関わっています。(p.139)
 宇宙の波動が変わり、人間の能力も、文字を扱う左脳から、イメージ(漫画)を扱う右脳主導へと変わってきているのである。文字の必要性がないということではないけれど、宇宙波動に晒されている地球の時流は、漫画へと向かってきたわけである。
 マンガで育ってきた子供たちは、内的イメージは豊かなのだけれど、活字をあまり読んでこなかったから、イメージを言葉で表現できない。だから、言葉で表現できないマンガ世代の若者たちは、活字世代の大人達から疑問視されたり不安視されたりしている。しかし、宇宙的スケールの変革に置いてゆかれるのは、おそらく活字世代の大人の方である。
 いまや、大企業とて案内書にマンガを取り入れているのが普通である。一般的な様々な募集では、案内書をマンガで作らないと人は集まらないという傾向がはっきり出ている。若者を取り込めない企業は衰退するのである。

 

 

【右脳経営】
 マンガで案内書作成を請け負う会社の方の発言。
倉 : クライアントは作り手の論理、売り手の論理で 「これも入れてくれ、あれも入れてくれ」 といろいろな情報を出してきます。一方、消費者から見ると、知りたいのはそういう情報ではありません。私どもではそうした消費者側の立場で 「大変申し訳ないのですが、この情報はカットしてください」 とクライアントにはっきり言います。 ・・・(中略)・・・ しょせん消費者が同意しなかったら物は売れないし、消費者が幸せにならなかったら物は買ってもらえないわけです。(p.148-149)
 この会社は、活字本の依頼を受けてもやらないという。
倉 : 私どものグループの人間は子供のためになにができるのだろうかということをいつも考えています。子供たちに対して貢献し、その上で儲かるのなら、こんなにありがたいことはありません。
七田 : 利益が出るのは結果にすぎません。次世代の日本のために奉仕しようと思っていらっしゃるわけで、それもやはり右脳経営なのです。(p.150-151)

 

 

【時流をとらえるためにこそ読書】
 論語の背景となっている時代と現代では波動が違っています。古い考え方の中から時流の変化をとらえた新しい考え方を取り入れなければいけません。
 そのためには、時流の変化に敏感になるという心掛けが必要です。いろんな人の話を聞くことも大事ですが、私はもっと大切なのは読書だと思っています。これは私の経験から言えることですが、成功している経営者は例外なく読書家なのです。(p.180-181)
 ゆえに経営を成功させるために努力しているコンサルタント会社の社長さんや社員の書く本は密度が濃くて、読んでいて楽しいのである。
 しかし、外資系コンサルタント会社の社員は、理論だけで押すからそれほど本を読んでいない傾向がある。コンサルタントされる側がコンサルタントする側を事前に評価するなら、そのトップの著作を読めばいい。

 

 

【月に50冊】
 私は月に10冊程度では全然足りないと思っています。10冊では自分の生活に必要な情報が多少得られるにすぎません。
 月に30冊ではどうでしょうか。30冊読むと自分の国のことがわかります。それでも世界のことはわかりません。
 月に50冊読めば、人に知らない世界の情報が入って世界のことが見えてきます。世の中の流れも見えるようになってきます。人に 「世の中はこういうふうに流れていきますよ」 「こんな風に変わっていきますよ」 と言うことができるのです。(p.188)
 自分の生活に必要な情報しか知らない人って、話していても全然つまんない。


 

<了>