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 書名から安易に教育書と思ったら間違いです。表紙に赤い字で記述されているように、人間が地上に生まれてきた意味を「人間塾」という言葉で表しています。
 霊的世界との交流を持ちながら研究を続け、世界に多大な技術的貢献をしていた科学者は少なからずいます。『未来への発想法』(東洋経済新報社)や、『この世に不可能はない』(サンマーク出版)の著者である、政木和三教授や、『生命と宇宙』(飛鳥新社)の著者である関英男教授のことなども言及されています。
 科学ばかりではなく、占星術や宇宙や食やあの世や驚くべき最新技術などに関わって、新しい地球の誕生を予知して現在の地球上で活躍している人々などが、あまた紹介されています。


【シューマン共振】
 ニコラ・テスラという天才科学者が発見した、地球の電離層に関わる特殊な波動現象があります。この波動を測定した人がシューマンさんで、7.8ヘルツという値を計測算出しました。このシューマン共振は地球規模の事象説明だけに関与しているのではありません。
 人間が深い瞑想状態の時の脳波の周波数がこれと同じで、この周波数の時、右脳が動き出すのだそうです。脳と地球が共振するということですね。人間がガイアと一体化するのです。

『闇の支配者に握り潰された世界を救う技術』 ベンジャミン・フルフォード (講談社) 《前編》

【エジソンとニコラ・テスラ】


【ムー大陸のこととか・・・】
 ムー大陸と聞くと、何故か懐かしい気がしてしまいます。学生の頃、萩尾望都のマンガで接したのが、最初だったかなぁ。いや、三瀬龍の小説、『百億の昼と、千億の夜』 を最初に読んで、それをマンガにしていたのが 萩尾望都 でした。それからチャーチワードを読んだりなんかしてたように記憶しています。

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 そんな世界に、魅せられやすい人々は、船井さんと同じように、かってムー大陸に生きていた過去世があるのでしょう。その時代、私は天候を左右することのできる集団の一員でした。雷が鳴ると力が漲ってくるのです。


【あの世には名前がない】
 生まれ変わりの実例を調べてみると、あの世には名前がないそうです。名前がない、即ち、個という概念がないので争いなど発生しようがありません。アイデンティティーという概念が希薄である日本人は、あの世に近い民族なのでしょう。日本語のマトリックス、すなわち言霊が産み出す構造が、日本人をしてあの世との絆を深めているようです。


【世界の行くえ】
 世界的な大競争の時代だからといって、アメリカ的ビジネスモデルを導入して、日本の中に取り込もうとする過程は、短期的には功に見えても、長期的には罪なのでは・・・。畢竟、資本主義は利己主義、即ち「個」のエゴを振り回し不完全さを加速する世界仕様なのですから。
 地球は、経済・環境維持の多大な問題を抱えつつ、生みの苦しみを経て、再生しつつある兆しがあると、船井さんは沢山の実例をこの本でも、紹介しています。


【アメリカで一番知られた日本人】
 スミソニアン博物館に、久司道夫さんのマクロビオティック関連の資料が収められているそうです。マクロビオティックとは、東洋哲学に基づく食餌療法のことだそうですが、「世界平和を考えるなら、食べ物との関係を考える必要がある」という桜沢如一さん(「世界政府協会」の主催者であった人)の持論を継承する人なのだそうです。
 日本食が、アメリカだけではなく世界中に広まって行きつつある現状は、大きな地球文明史の変遷に関わっているように思えます。
   《参照》   『地球と人類を救うマクロビオティック』 久司道夫 (文芸社)


【国旗の不思議】 (p.140)
 星系統の国旗を持つ国は、アメリカや西欧など沢山あります。月系統の国旗の国は、インドやイスラム諸国などです。そして太陽系統はいうまでもなく日本や台湾などです。中国の国旗は今は五星紅旗ですが、少し前までは太陽をあしらっていました。星も月も夜の文明です。太陽が昇った時、その主体的役割は終わってゆくのです。


<了>