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 この手の本は、昔から読んでいるからさしたる新発見はない。ジャンルの違う他書との繋がりを記録しておく。


【丹田呼吸法を実践している日本航空高校】
 これらのこと(丹田呼吸法)は、私が指導している山梨県の日本航空高校でも実証されています。
 その高校では部活動で、練習前、試合前に30分の丹田呼吸を取り入れています。  (p.71)
 今年の夏の高校野球・山梨県代表の航空高校は、1回戦で負けてしまったけれど、県内の高校総体の成績は、男女とも秀でている。
 著者の指導によりESP競技会でも好成績で、右脳オリンピック大会に優勝者も出ているという。(p.114)
 躍進的な教育機関は、在来の指導法とは異なる教育方法を取り入れているものである。
   《参照》  『オープンワールド』 船井幸雄 (サンクチュアリ出版)

 

 

【塙保己一と般若心経】
 般若心経に不思議な力があることは繰り返し述べて気ましたが、その功徳はほかにもあります。そのひとつが右脳記憶力を鍛えるということです。その実例としてよく挙げられるのが江戸時代後期の盲目の国学者、塙保己一です。 (p.172)
   《参照》  『もう朝だぞ!』  友常貴仁  三五館
              【塙保己一の朝】

 

 

【「祈り」 には、脳に与える “科学的作用” がある!】
 祈りの持つ力を科学者たちも研究するようになりました。そのひとりがカリフォルニア大学の心臓学のランドルフ・ビルド教授です。ビルド教授は、「祈りの作用を科学的に実証する実験」 の中で、「祈りは時空を越え、祈られる対象に作用することが証明された」 としています。
 人が祈り続けると、やがて雑念が消え、脳波がアルファ波状態になります。さらに祈り続けると、意識が深まり、脳波は地球磁場と同調してシューマン波 (イリノイ大学のシューマン教授が計測した地球の電離層の最下部のD層と呼ばれる層の電磁波の周波数のこと) になります。脳波がシューマン波とリンクすると、脳の左右の半球が同調し、ヘミシンク状態 (全脳が協調した状態) になり、シータ波状態にはいります。このとき宇宙意識と同調して霊的疎通が始まります。 (p.182)
   《参照》  『ちょっと話してみました』 船井幸雄・浅見帆帆子  グラフ社
              【第三の目】
         『人間塾』 船井幸雄 ビジネス社 
              【シューマン共振】

 

 

【ボケ症状に、ビタミンC療法】
 お勧めしたいのはビタミンCをとって頭をよくすることです。これについては、私立多摩病院院長の松家豊先生の研究があります。
 松家先生は70歳を過ぎた頃からボケの症状が出て、会話が難しくなりました。言葉が浮かばず、また相手の言葉を理解するのも難しく、思考もままならない状態になっていました。
 普通ならそのままボケてしまうところです。しかし、先生は自分の体を実験台にしてボケ治療の開発に取り組まれました。多少思考力の鈍った頭で医学関係の文献を読み漁りました。そして偶然、三石巌氏の 「ビタミンC健康法」 にであったのです。その中で松家先生が注目されたのは、「ビタミンCが学童の知能指数(IQ)を高める」 という記述でした。ビタミンCが子どもの頭を良くするのなら、ボケ老人の脳にも効果があるのではないかと考えたのです。 (p.238-239)
 ビタミンCの体に対する効用については肯定否定いろいろあるけれど、脳力改善の効果として書かれていたのは、あまり記憶がない。本当にボケ症状に効くなら、これほど誰にでも簡単にできる方法はないだろう。
 自分自身の人体実験では、長期間、海産物を摂らなかった時、明らかに記憶力と思考力が落ちていたことを体験している。DHAの効用なのだろう。食品の人体に与える影響の強さは結構甚大である。
 
 
<了>