《前編》 より

 

 

【777型旅客機】
 それは爆撃機ではなくてなぜか旅客機だが、ともかく偶然にこのナンバーがつけられたのではないようだ。・・・(中略)・・・。
 最初に完成したのは777の300型といわれる機種で、これはすでに日本でも飛んでいるが、・・・(中略)・・・、しかもそれら777の新型のほとんどが、米本土からノンストップ直行のアジア向け。(p.135)
 第二次世界大戦中、ドイツを絨毯爆撃した戦闘機はB17、日本を絨毯爆撃して原爆を落としたのはB29。
 アメリカはカバラの秘儀によって作られている国だから、これらの数字が偶然とか偶々と言うことはありえない。
 当時、B13とかB16とか、B27とかB28とかいう爆撃機がアメリカにあったかどうか確認してくれませんか。
 いくら調べてもそんなものはなかったはずだ。(p.134)

 

 

【777の二重性】
 つまりそれは、相反する二つの未来を同時に表しているだろう。アメリカまたは米欧キリスト教白人文明が、これから中国とアジアに向ける平時と有事に応じて使い分ける二つの顔を。(p.136)
 旅客機の型番なら、「7+7+7世紀」 の経済発展、友好の数と見ることができる。
しかし、黙示録の777は、7度災いを撒き散らす破滅の天使たちが登場する数である。
 この二重性が意味するものとは、おそらくアジア全域が、現在の日本のように、アメリカに屈服して経済的に貢ぎ続ける 「貢くん」 であり続けるなら 「友好の数」 として。
 アメリカに歯向かうなら、上空からアジアを監視し、容赦なく災いを降らせる、「破滅の天子の数」 として、ということなのであろう。

 

 

【キリスト教白人種には2種類の極がある】
 大きく分けて、キリスト教白人種には2種類の極がある。一つは真の神の声に従って、どんな人も破滅から救おうと献身する少数者。もう一つは黙示録的な選民意識と力の誇示にどっぷり浸かり、どんな破滅を起こしてでもキリスト教白人種の優位と生き残りを守り抜こうとする多数者である。(p.195)
 前者の典型が、マザー・テレサのような人。
 後者の多数者は、ネオコンを中心として政治的に作られてもいる。
    《参照》  『姿なき占領』 本山美彦 (ビジネス社)
            【米国民を扇動するテレビ伝道師たち】

 

 

【インドと中国】
 「アジアの人口爆発を恐れる影の組織の一番の願い」 は、最大の人口を持つ中国とインドを戦わせ、人口爆発もエネルギー・食料需要も一度にストップさせることだと。(p.178)
 影の組織とは、アメリカ政府の背後にある世界政府、ビルダーバーグのことである。
   《参照》   『泥棒国家日本と闇の権力構造』 中丸薫・ベンジャミン・フルフォード (徳間書店)
              【闇の権力の中枢】

 下記の中にある “米英ロシア合同の軍事顧問団” というのもそのミッションなのだろう。
 そういえば、10年前、私があんなにわくわくして調べた超古代文明の跡、インドのアスカ。
 あの周辺の 「オリッサ」 という州の海岸や山間部に、2年くらい前から巨大なミサイル基地の建設が始まっていると、現地の知人から手紙で知らせてもらったのを思い出したのだ。
 なんでも、非常に優秀な米英ロシア合同の軍事顧問団が、非公式にだが現地を調べ、「ここがいい、ここに基地を」 とインド軍にアドバイスしたからだと。(p.179-180)
 インドの核保有は、インド~パキスタン間の紛争抑止力などと言っていても、本来の最大目的は、インド~中国間の戦争用に、ビルダーバーグを構成する欧米人ががわざわざ造りこんでいるわけである。
 現在のインド~中国関係は、賢明な両国指導者の選択によって安定しているけれど、米英ロの共同謀略によって、いつ潰されるかわからない。
    《参照》  『インドを知らんで明日の日本を語ったらあかんよ』 竹村健一・榊原英資 (PHP研究所)
            【中国とインド】
 一ヶ月ほど前、大規模なロシアの軍事パレードが行われ、世界中の指導者が招かれていた。アメリカのジェネラルは、「ロシアと共同できて喜ばしい」 と言っていた。中国・胡錦濤書記長のやや青ざめた表情がテレビに映し出されていたのが記憶に残っている。中国は完全に包囲されているのである。

 

 私が思うことといったら、「アジアよ、欧米の謀略に巻き込まれるな。賢明であれ。忍耐せよ」 ということである。
 中国が牙をむけば、中東という極地のハルマゲドンは、アジア全域にわたるドラマゲドンとなってしまう。
 闇の世界政府は、まさにそれをこそ狙っているのである。
 
 
<了>