2024.4.13 臨時特急「185」伊豆急へ!⑧充実した伊豆急旅、いよいよ終焉へ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

名残惜しく下田を離れ、再び始まった185系の旅。

行きに比べればゆったりと、走りを満喫する静かな旅。

車内ものんびりジョイント音が響き、時折眠気も誘発される。



伊豆熱川、13:04着。


朝の賑わいに対すると、土曜の午後イチはまだそこまででもない。


そこへ、東京からの「サフィール踊り子1号」が到着。

E261系は結局251系との入れ替わりになり、1年ほど定期列車として“競演”していた。

個々に見てはいても意外なほど並びを撮れておらず、却って新鮮だったりする。


そしてさらに快走を続け、209系と再会して…


13:14、伊豆高原へ。

ここでは下りと同じ、2番線へ到着。


伊豆高原から東京方面へは、イベント帰りにも利用したことがある。

記録も折々に行っていて馴染みのある駅だが、2番線に発着する上り特急は初めてだ。


ここでは下り同様3分ほど停車。

少しホームでリラックスできる時間が。


帯なしの8000系8004Fは、朝と変わらぬ位置に留置されていた。

ワンマン表示と連結器周りさえ気にしなければ、東急時代のままである。


そして、なぜここで185系は伊豆高原駅は2番線に入線したのか?

伊東方に行ってみて、その理由が判明した。


3番線に先行した普通列車が居たのである。


通常上り列車では、2番線に普通列車が入線して待避になるはずなのだが…

この列車は13:09から11分間停車し、もともと臨時列車の運転がない日は所謂“カラ待避”に。

それもあって発着番線を変更していないのだろうが、極めてレアなシーンであるには違いない。


しかも停車していたのは3000系。

かつて散々並んでいたであろう両形式の並びを、伊豆で見られる時代が来ていた。


そしてさらに、下り「リゾート21」とも交換。

リゾート21も登場から40年近く。

まだ2編成が残り、走り装置もすっかり旧式の抵抗制御。

これから先どうなっていくのであろうか?


下り列車が到着すると、すぐに発車。


懐かしい車両、

懐かしい音、

懐かしい風景。


ノスタルジックなものがどれだけ現代に受け入れられるかは、正直難しい。

そのあたりはやはり、鉄道趣味者の嗜好は周りとは違うことを自覚せねばならない。

世代交代は世の常、どこもそうして今に繋がっているものであるからだ。

“残して欲しい”の独り言は、得てして“独りよがり”と表裏一体であることを理解しておきたい。


3年ぶりの伊豆急の旅。

往復約2時間、充実した185系による旅は、いよいよ終わりを迎える。