3年ぶりの185系伊豆路の旅。
今にしてみれば、ベストタイミングのきわめて貴重な旅になった。
下田グルメも試しつつ、185系を撮る旅はさらに続く。
留置線に入ったのを見届けて、再び改札外に。
やはり沿道にも、185系目当ての撮影者が多く群がっていた。
デビューから43年、ずいぶんと息の長い車両となったものである。
かつての国鉄157系の反省もあったのか、平均して車体の状態も良いまま運用されていた。
この伊豆急下田駅の電留線で撮影したのは、4年前に251系が勇退する直前だった。
結局251系で全区間乗り通したことはなく、185系でも「踊り子」系統では伊豆急下田方面では
乗り通さないままで定期運用終了を迎えてしまっている。
(実は2021年3月12日、伊豆急下田発最終に乗る予定だったが、友人と遭遇し取り止めた)
さまざまな沿線への所用に乗じた形ではあったが、まぁしょうがないことである。
常磐線我孫子発着の臨時もカバーしなかったし、割合熱量にムラを残したままであった。
また北関東方面は本格的に興味を示す遥か以前に、651系に置き換え。
その651系も昨年春のダイヤ改正で引退、あっさり消滅してしまった。
臨時列車だと「ホリデー快速鎌倉」や「ムーンライトながら」もカバーしなかった列車に。
特に「ーながら」については、コロナ禍に翻弄されてしまったのは心残りである。
そのあたりの悔恨が昨今の臨時運用への拘りとなってきているし、255系へも繋がっている。
既に伊豆方面の世代交代は完了している。
だいぶE257系も馴染んできたなと思う。
さんざん中央線系統で利用してきたせいか、まだ乗っていないけども。
ヘッドマークこそ「臨時特急」だが、往年を思い出すには十分。
電留線に居たのは、30分にも満たなかった。
しかしその短い時間でも、かけかえのないシーンを見せてくれたのである。
だが、遠目に見ると判りづらいが、やはり車体の老朽化は深刻になってきていることに気づく。
特にこのB6編成は、C1編成に比べて多客臨や団臨を圧倒的に多く請け負ってきた。
一時期は孤軍奮闘ともいえる状態だっただけに、諸々気掛かりな部分は多い。
そんな不安感も持ちながら、沿道での撮影を終えて駅に戻った…のだが。
な、なんじゃこれ??
どうやら、表示設定のバグが出たようだ。
英語の表示に切り替わったら、意図通り?の表示になったようだけど。
最近のLED発車案内表示器は、様々な表示に対応できるようになったが…
なにか細かい設定のミスが表れてしまった、というところなのだろうか。
既に先行の普通列車とセットで、改札が始まっていた。
熱海で出会った3000系が、遅れて2番線に到着していて…
伊豆急下田駅なのに、JRの雰囲気に支配されているというw
そして、12:16、再び入換が始まる。
ゆっくりと、蓮台寺方に引き上げていってから約5分。
再び、前照灯を消灯状態で3番線へ!
さぁ、帰路の旅に向けて!
初の伊豆急下田からの185系旅、はじまる。