2024.4.13 臨時特急「185」伊豆急へ!②約1年ぶりの東海道、思い出を噛み締め西へ南へ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

さあ、久しぶりの185系の旅が始まる。
しかし、猶予時間は思いの外少ない。
ドタバタと、前のめりに焦っての移動になる。

散々東海道線を利用しているのに、指定された1号車が東京側だと勘違いしたのである。

少ししてから気づいて慌てて踵を返したが、やれやれどうしたものやか。


飲み物もギリギリで調達。

酒類は叶わなかったが、麦茶を買えたからまずは一安心。


そして先頭側。

相変わらずの賑わいっぷりに、少々立ち眩みすら覚える。


本当、あんたら3年以上前まで何してたのさ。


そんなツッコミを、心の中で何回してきたことだろうか?

それでも、それなんてまだ最近可愛いほうだと思ってしまうのが最近。

それくらい近年の情勢は、宜しくないことが続いてしまっているなと感じずにいられない。


ただそれは、あくまで都心部や首都圏近郊に限ったことなのだなとも。

それはまたこの日も、その先も、ずっと同じようなことを思ったのではあるが。


そして、8:50。

いよいよ臨時特急「185」は横浜駅から走り出した。


車内はほぼ満席。

さすが土曜の朝、といったところである。

しかも乗った1号車には、偶然鉄道写真つながりの友人M氏も乗っていて互いに爆笑。


列車は軽快に、東海道線を下っていくがー。

「踊り子」の頃と比べると、本気感はちょっとばかり窺いづらい。

追い抜きもないため、軽く流しているような印象すらも感じた。

指定座席が1号車、クハ、モーター無しというところもその感覚に乏しさを感じたのだろうか。


そして、検札も“自分は”淀みなく済み、横浜駅で買ってきた駅弁を開けた。

ご存じ大定番、崎陽軒のシウマイ弁当である。


時間が足りないとか特段食べたいもののアイデアに乏しい時は、だいたいここに行き着く。

それくらい安定のおかずが揃い、安定の美味を提供してくれるからである。

なお個人的には筍の煮物もとても好きなものであり、買う動機になる稀有なおかずである。


路線自体は半月前にも乗っているから、ひたすらのんびりと乗っていく。


が…


隣に乗ってきた若い乗り鉄氏は、そうではなかった。

やはりえきねっとで予約確保したそうだが…


指定席券売機での発券を忘れてきたそうなのである。


それで車掌氏にお伺いを立てたが案の定、対応はできず…

案内された連絡先に電話するために立ち、少なくとも東海道線内は戻ってくることがなかった。

自分も発券忘れを危惧しギリギリ発券したわけだが、見事に明暗が分かれた形となった。


やがて、相模湾が車窓を彩る。

折々の旅に金の思い出を刻んできた相模の海、毎回見る度に気持ちも新たになる。


そして9:56、熱海に到着。

横浜を発車してから初めての停車だったが、ここでも扉は開かない。

最末期の「ムーンライトながら」でもそうだったが、団臨に近いくらいの乗降分離の扱い。

だが、結構な乗降利用を期待できる熱海すら飛ばすのは、なかなかに勇気のあることでもある。


ここで遭遇したのは、209系改め伊豆急行3000系。

113・115系以来2回目のトレードとなったが、今のところ続くものは出ていない。


ここで1分ほど停車し、伊東線へ。


トンネルを抜けて、どんどん東伊豆に足を踏み入れていく。

ここから往年の力強い走りも戻っていく。


もっとも停車駅が少ないのは、それだけ車内の動きも減りゆっくり乗っていられることだ。

それは「あしかが大藤まつり号」に乗って、小山前後を通過した時も思っていたことである。

だが、元々のホームグラウンドである伊豆での乗車はまた格別の感であった。


…そして横浜から1時間20分余り、ひとつの区切りへー。