久しぶりの185系伊豆路の旅は続く。
そろそろの危機感と、懐かしさをもって。
実は、伊豆急行線内で185系にはほとんど乗ったことがない。
避けていたというより、そもそも2016年まで伊豆急行線そのものに乗ったこともなかった。
ようやく近年足を伸ばす口実ができたが、185系に乗るまでに至らなかったのである。
失われた四半世紀前、20年前を取り戻せ。
最近の動きは、ほぼそのあたりが強い動機になっている。
仕事に明け暮れ、音楽関係の動きが最優先。
時折旅には出ていたけど、気分転換第一で記録はニの次。
そんなジレンマが今になって、自分の足を動かしているのだ。
特急「185」はさらに快調に、伊豆急行線を走る。
とても40年以上のベテランとは思えぬ安定感。
そして、久方ぶりに伊豆熱川へ。
ここでは、キンメダイのリゾート21と交換。
かつては、幾度か家族旅行に訪れたこともある熱川。
共に行った叔父と叔母も、立て続けに亡くなってから結構な月日が経つ。
まだ、ゆっくり伊豆急行線各駅をゆっくり巡ろうという気概にはなれないでいる。
日帰り温泉を絡めたり、できることなら泊りがけでとかも考えるのだが…
「一人では寂しい」という気持ちも強くあって、なかなか気難しいものも。
そんな気難しさが、天気にも投影してしまっただろうか?
薄曇りの天気に苦笑しつつ、東伊豆の海岸線に再会。
そして、伊豆稲取、河津と続けて停車。
なお、友人M氏は伊豆稲取で下車となり、笑顔で手を振って見送り…
稲梓で普通列車と再び交換。
…そして、11:16。
横浜から2時間26分。
東京から発車した東海道新幹線「のぞみ」なら、とうに新大阪に着く所要時間w
臨時特急「185」伊豆急下田に定時着!
一般列車としては、実に3年1ヶ月ぶりの伊豆急下田到達。
直ぐに下車した利用客が一気に群がってくる。
思っていたよりも多くの利用客が降りてきた。
ここで一瞬、現実に引き戻される。
わずか6両編成とはいえ、その集客力はかつての10両編成「踊り子」より多い印象だ。
列車名からして完全に鉄道ファン向けとはいえ、まだまだ一定の集客力は示している。
その事実は、あらためて揺るがないものがあると実感した次第。
かたや、そうでもしないと…な部分も垣間見え、オールマイティとは難しいとも感じることに。
そしてここからしばらく、とてつもない改札の行列に巻き込まれる。
大多数が下車印を押印して特急券を記念お持ち帰り…という目的。
そのため、なかなか改札外に出られないという事態となった。
まぁ、自分もせっかくだから押してもらうw
やはりこういう部分は、私鉄の注力はなかなかのものである。
伊豆半島とリゾート21をあしらい、唯一無二の記念アイテムである。
そしてこの日は、伊豆急下田駅コンコースで185系に関連するグッズを販売していた。
かつての記念乗車券などの掘り出しものも。
まぁ、これまでコツコツと集めていたから今回は買わずに眺めるのみであった。
さて、折り返しまで時間があるので少しばかり様子見へー