2023.11.18 移動ついでにふらり都電 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

振り返ってみれば、とてつもなく激動だったあの日。


その日は、最初は高島平界隈に行っていて。

そこから次の予定先に移動して、バスを降りたとこで急報を受けたのだが、そこまでの間、実は

少し時間の余裕があったのと、都営まるごときっぷを所持していた関係でふとひらめきがあって

都営三田線を西巣鴨駅で下車、こちらに乗り換えている。


新庚申塚から、都電荒川線。


今は東京さくらトラムなんて愛称がついているが、あんまり浸透していない。

なにぶん、学生時代の3年間都電沿線に通っていたから荒川線以外呼びようがない。

そんな都電荒川線に、久しぶりに乗車したのだが…


混んでる!( ̄O ̄;)


コロナ禍の影響で少し本数を減らしていたのか?

着いた電車がなかなか超満員でたじろぐ。

利用客が多いのは喜ばしいことなんだけど、結構な驚きを持ってやっとの思いで乗り込む。


まだまだ新しい車両だと思っていた8500形も、7000形の床下機器を更新した7700形を除いて

すっかり都電荒川線の“最古参”となってしまっていた。

パンタグラフのシングルアーム化と前面幕のLED化、走行機器の換装等手を加えつつ全車健在。


で、まずは荒川車庫前で一回下車。

荒川車庫界隈を少し歩くと…


6000形6086号車、健在。


塗装が一部剥げ落ちているものの、車庫の片隅で変わらず維持されていた。

その前には…


7000形7001号車、残っていた!


2017年に、7700形改造車を除いて全車引退。


7700形に8両が改造、豊橋鉄道に4両が譲渡、一部が売却・展示保存。

都電で保存されているのはこの1両のみである。

今年、イベントで6年ぶりに公開されたそうだ。

この15年余りで、都電の雰囲気も相当に変化した。

何より、都電荒川線から吊り掛け駆動の響きが聴けなくなって久しい。

学生時代、授業を受けながら随分と聴いたな〜と薄い記憶が蘇ってくる。



生き延びた7700形と、煽りで増備が中止された8900形との並び。

複雑な成り行きを、今も車庫の片隅で見守っている。


今度はあらかわ遊園の6152号車にも再会に行きたい。

この日も考えてはいたが、時間が詰まっていたので断念。


昭和後期〜平成の面影を令和にも残した7700形。

この日は乗れなかったが、末永く走り続けてくれますように。


都電おもいで広場にも久々に立ち寄り。

自分にとっても色々思い出深い場所のひとつ。


時代を経て、5501号車の車内展示物はだいぶ充実。


車内を仕切るようにジオラマが設置されていたり…


シミュレーターも設置!


ちなみに運転台機器は、7000形の廃車発生品を利用したとの由。


学園号7504号車も健在。

外板が朽ちて、塗装が剥げて錆が目立ってきているのは気掛かりではあるが…


車内も絵の展示など充実。



懐かしい形の降車ボタンも残る。

自分の原点はこれ。



ちなみに、この日は何故か乗車は8500形づいていた。

荒川車庫前から三ノ輪橋まではトップナンバー8501号車。

当初は熊野前で日暮里・舎人ライナーに乗り換えを考えていたが…

移動先での余裕時間が詰まりそうだったので、今回は取り止めた。


現在は安定ラインナップの都電荒川線。

また暖かい時期に、ぶらり巡るのも良いかな。