2022.12.30 2022年〆の鉄旅・あゝ繁忙期は混んで複雑⁈鬼怒川〜南会津直通復活再訪⑧ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

さぁ、6050系でこの日3回目の北上。


久しぶりに見た「普通 会津田島」の方向幕と共に、野岩鉄道線を北上していく。

席も満遍なく埋まり、これまでよりも賑やかな雰囲気で走っていく。

改めて、鉄道というものは人が乗ってナンボだなという印象。


朝の鬼怒川温泉行きと逆で、川治湯元駅でそれなりの下車が。


朝同様、湯西川温泉駅でも多く下車。

それでも、まだ多くの乗客が引き続き6050系と共に北へ向かう。

一瞥した感じ、鉄道趣味人ばかりが残ったような印象だったが…


トンネルを抜ける度に、どんどん気候が変わっていく。


それでも、中三依温泉あたりまではギリギリ晴れていたが…

やはり山の天気は侮れず、やがて雪が降り始めてくる。


そして、ある駅で界隈の実情を垣間見る。

男鹿高原駅のホームに、立ち尽くす三脚。


いくら平均乗降客数1人未満という秘境駅とはいえ、ホーム真ん中に堂々と三脚を立てて撮影し

それを立てたまま放置(退避?)しているというのは、一体どういうことなのだろうか。

もし万が一風に煽られて、線路側に倒れかかったとしたらどうするつもりだったのだろうか?

このあたりの対応のまずさが、最近話題の智頭急行恋山形駅での一件を引き起こすということを

どれだけの撮り鉄が、ひいて趣味者全体が認識しているのか、改めて警鐘を鳴らしておきたい。


そんなことを考えながら、まず野岩鉄道線内を走り抜けていく。


15:12、会津高原尾瀬口駅到着。


約5時間ぶりの会津高原尾瀬口駅は、6050系臨時列車目的の乗客で少しだけ賑わっていた。

雪が降る寒い中ではあったが、その熱気に少しだけ寒さを忘れながらシャッターを切る。


とにかく、朝来た時にはいなかった人たちがそこにはあった。

だが、そこには残念ながら、日常の空気感は全くと言っていいほどない。

後刻、カレチ氏が


いつもこれくらい乗ってくれれば…


と思わず嘆いていたのだが、それはもうこの時点で強く実感することとなる。


しばらく停車する中で、会津田島方からやってきたのは「リバティ会津144号」。

こちらは多くの乗客を乗せたまま、短時間で浅草に向けて走り去っていった。


そして、6050系の周りにはもう少し熱い空気が纏わりついている。


この61102Fも例外なく、車体から錆が吹き、汚れも目立ち厳しい状態が垣間見える。

この2023年で遂に車齢37年に達する現役最年長となったが、どこまで走ることができるのか。


そして、いよいよ9ヶ月半ぶりの会津鉄道線へ走り出そうとしている。

2022年12月30日15時21分。

この列車は、野岩鉄道6050系による一連の年末年始臨時列車の初列車なのであった。