温泉も入った。
しっかり昼ご飯も食べた。
今までの旅で割とできてこなかったことを、ここまではしっかりできている旅。
湯冷ましも兼ねて、少しだけ湯西川温泉駅周辺も歩く。
今回は通る列車もなく。
湯西川温泉駅内もフラフラ。
寒いので、基本的にはホームの待合室に引っ込んでしまったが。
今回はどこも臨時列車のお知らせが大々的に貼られていた。
さぁ、13:43、鉄道旅再開。
湯西川温泉に来る時に乗ってきたリバティ会津113号が折り返してきて、138号に。
こちらでまたまた南下していくことに。
しばらくはゆったり乗り(もはやそれしかネタがない)、新藤原もそのまま乗り越す。
臨時列車として待機する6050系61102Fも、まだ動かずに待機。
…だが結論から言うと、新藤原駅を乗り越す選択は誤りだった。
少しでも寒い中で待つリスクを減らしたい考えだったのだが、色々と記録を残したいとの考えも
天秤に掛けると、後者の方に軍配が上がるからだった。
ああしまった、やっぱり…と思い直した時には、既に遅かった。
14:06。
結局、鬼怒川温泉駅まで戻ってきたが…
14:46発の6050系普通会津高原尾瀬口行きは、まだ留置線から動いておらず。
ギリギリにならないと入って来そうもないので、すぐに引き返すことにした。
つまり、新藤原からの会津田島行き臨時列車に乗る「パターン1」を正式に採用することに。
これで、会津高原尾瀬口〜会津田島間についてはこの日は2往復することになった。
かつても、会津高原尾瀬口の行き先は東武線内では珍しかったかと思うが…
現在では、鬼怒川温泉駅では毎日14:46発のみ見られる行き先になってしまっている。
特急「リバティ会津」こそ会津田島まで行く以外は、全て新藤原止まりになってしまった。
結局鬼怒川温泉へは、折り返し発車待ちの253系と14系客車を見に行っただけの感じに。
そんな253系の運用されるJR直通特急も、次のダイヤ改正では遂に削減されることに。
結局、鬼怒川温泉14:17発の普通新藤原行きで、再び北へ。
野岩鉄道の臨時列車が走ることがあるためか、乗客もそれなりに待っていた。
およそ2分近くの遅延をもって発車。
ふと…電留線を見ると。
あっ、上がってる。
61103Fのパンタグラフが再上昇し、発車準備が整えられていた。
こちらは今のところ定期列車だし、またその気になれば来る機会もあるだろう。
そして…14:27、少々遅れて新藤原に到着。
20400型が行き止まり式の1番線に到着した一方で、6050系61102Fによる臨時列車は、構内の
配線の関係上分かりきっていたことではあったが既に3番線に入線していた。
つまり、構内踏切を通らなければ乗り換えができず、まだ約8分ほどと若干乗り換え時間に余裕が
あったものの、構内のホーム配置上対面での乗り換えも可能な構造が活かされていなかったのは
改めて振り返ってみると、返す返すも残念なことであった。
臨時設定ゆえの難しさもあるのだろうが、バリアフリーの観点から見ると今一歩だろうな、と。
あと、やはり電留線からホームに入線してくる姿は捉えておきたかったかなと。
それを逃したのは今回の旅では大きく、一時は本気でリベンジ訪問を考えたほどだった。
どうにもスケジュールが厳しく、1月3日なぞは遅延や混雑のリスクを考慮すると無理だったが。
そんなことは感じたが、ともかく久しぶりの普通「会津田島」行きとの対面。
昨年3月のダイヤ改正で廃止されてから9ヶ月半、この年末年始に電撃的な復活となった。
方向幕も「臨時」ではなく、しっかり残ったままの「会津田島」幕を使用しての運転である。
まぁこれもわかってはいるし、なにより自分自身が同じ目的ではあるのだが…
やはりこの臨時運転目当ての人が、それなりに繰り出してきていた。
そしてそれは、北上するにつれてより実感していくことになる。
それ以外は、3月までとなんら変わらない風景がそこにはあった。
違うことといえば、そこに東武鉄道所属車と会津鉄道所属車が皆無なことくらいである。
乗り継ぎも一段落すると、また新藤原駅構内に静寂が戻った。
そうこうしていると、そろそろ発車の時間になろうとしている。