まだのんびりと、会津高原尾瀬口駅から動いていないw
そのあたりの長閑さは、6年前の快速・区間快速廃止の時とそんなに変わっていないw
足を滑らせないように気をつけながら、9:59の発車ギリギリまで6050系の周辺を歩く。
自分にとっては6年前、ひいては昨年2月以来の答え合わせみたいなものになっている。
限界ギリギリまで運用を縮小してしまったが、それでも生きているだけでホッとする。
ただ、着実に老いは車両を蝕んでいる、ということは否応にも実感する。
それはかなりの厳しさを持って。
前回検査が2020年2月。
昨日、新栃木へ臨時回送されたそうだ。
となると、そろそろ検査入場だろうか?
クラウドファンディングも成立し、改装されるのは外部から見ると少しばかり寂しさもあるが…
さまざまな手を講じて生き永らえていく方策を、しばらくは静かに見守りたいものではある。
それにしても、野岩鉄道は開業から36年が経とうとしているが、こういった部分にも厳しさが。
また一度、公共交通としての輝きを取り戻すために必要なものとは?
それは他人事ではなく、いまの国全体の課題として対峙していく時ではないのだろうか?
…さて、9:59。
遂に電車は動き出した。
また雪のない、鬼怒川へ。
貴重になってきているアイテムを具に見ながら、
前回訪問時よりは少ない雪を見て、山を下る。
変わらず走りは快調である。
ただ、会津高原尾瀬口駅を出た段階では乗客が2両で10人もいなかった。
通常は会津鉄道線の接続を受けないから、普段はほぼ空気輸送なのではなかろうか?
悲しいかな、これが野岩鉄道の悲しき今の現状なのだ。
ということでしばらくは、ボックスシートを悠々占領しつつ先に進んでいく。
関東屈指の秘境駅・男鹿高原も乗降なし。
しばらくは乗降なく推移。
上三依塩原温泉口駅、10:08着。
一人撮影者がホームにいた以外はきわめて静か。ここで列車交換のため約3分停車。
列車交換がよくある駅だが、しみじみホームを歩いたことはなかった。
とはいえ、交換列車が来るとすぐ発車だから気は抜けない。
会津高原尾瀬口方の階段は、凍結の懸念から閉鎖中。
利用の際には新藤原方の階段を。
駅舎は三角形のドームが特徴的なのに、初めて気づいた。
降りてみて初めて分かることも多く、これだから旅は面白い。
そんなことをしていると、ほどなく…