E4系Max最後の二ヶ月〜追わなかった“大物”を追った夏⑦ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

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『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

8月、3回目の撮影。

東京、上野、高崎を経て、やはり一回は行くとしたら


大宮


というセオリーは、実のところ割と早い段階で決まってはいた。

※この頃はまだ、熊谷・本庄早稲田に行くという選択肢は存在していない


ただ、これまでの大宮界隈の撮り鉄云々を巡る心証の悪さから、二の足を踏んでいたのが事実だ。

それでも、在来線と新幹線は違うかな?という思いと、やはり記録は取りこぼせないとの思いから

またここで一度、重い腰を上げてみることに。

そこに至るまでに熟考を重ね、結論を導き出すまでに二週間近くは掛かってしまったが。

(お盆休みがあって、逆に動きづらかったのもあったけど)


これまでの撮影記録、8月1日と9日

てことで3回めの動きは8月22日日曜日。

この日は午前中に東武鉄道に赴き、その流れで昼からの撮影。

これまでのパターンを踏襲し、


Maxとき316号・Maxたにがわ316号 12:04発(16両編成)

Maxたにがわ410号 12:36発(8両編成、折り返し回送)

Maxとき321号・Maxたにがわ321号 13:05発(越後湯沢まで16両編成)


と、1時間で3本撮影できる効率を最優先に選んだ。

まずは15・16番ホームに上がり、12:03に北側から1本目迎撃。

ここで、16両フル編成を初めてまともに収める。

この日は撮り鉄も概ね13・14番ホーム北側に集中していて、何の気兼ねもなく撮影できた。


8・9号車の頭合わせの部分も流しつつ…


但しここでの場合、実質入線のみしか撮影できないデメリットが。

停車時間はほとんどが1分程度。

階段・エスカレーターへも割と距離があるため、ここは2パターンの撮影が必要と認識した。


大宮駅では、Maxの乗車位置案内類もこまめに収めておく。

走っていたという記録をしっかりと。


…そして、続いては13・14番ホームに上がり、北側で構えたのだが。

この日に関しては、撮影者がさして多くなかったにも関わらずの「過剰防衛」に心証を害した。

安全が最優先されるべきとは理解しているものの、接客対応としては❌と受け止めるほどだった。

モノの言い方ひとつで右にも左にも振り切ってしまうのが接客業の怖さなのだ。


なお、それについては後日しっかりと意見を上げ、業務経験に基づき改善を強く要望した次第。

かねてから気掛かりであった部分も指摘し、次善策、対案たるものの提案も同時にしたが、それは

双方のパワーバランス、安全策を整えることが必要との認識が強くあったからだ。

その結果が、後日のロープによるホーム先端一部撮影規制設置につながったのではと考えている。

それは当時の自分が概ね望んだ形であったから、適切な対応には心から感謝申し上げたい。


とにかく当日はそういう気乗りの削がれた環境下ではあったけど、Maxたにがわ410号はどうにか

自分なりに納得ができるカットは収められたのかなというところ。

問題は後日、16両編成がここで収められるかどうかだが。


とかく複雑な感情を抱きつつ、この日はおよそ1時間余り大宮駅に滞在した。


そして、唯一下りのMaxとき・Maxたにがわ321号を東京方で撮影。


だがしかしこれは、先に結論を言えば完全に失敗であった。

架線柱の多さと駅構造物の位置が大誤算。

スマホ撮影にはまるで向かず、カメラでも望遠が無いと厳しい。

それは、実際に足を運んでみないとやはり完全にはわからないものだ。


遠目に眺めつつ、この下りは若干停車時間が長めにあり17・18番ホームへ移動成功。


上がると、すぐに発車時間。


ギャラリーは、家族連れのほうが多かっただろうか。

賑やかな中、北へ旅立っていくE4系を無事見送り、この日は谷中へ行く計画を組み立てていたため

ここでE4系に関する当日の撮影は投了とした。

やはり大宮は波乱含みだったが、それはこの後の機会も少なからず付き纏うことになっていく。


…そして、8月29日の栃木旅の帰路に、10年ぶりの乗車が実現。

今まで距離を取り続けてきた分の“反攻”が、いよいよ始まろうとしていた。

あくまでも今の年齢やコンディション、他の予定に考慮しつつ、浮かんだ考えは一度形にはする。

それらを秤に掛けて、実行するもしないも正直に決めていく。

定期運行終了日、ラストランをという考えは、もうこの時点で完全に「否」との腹を決めていたが

自分としてできることを幅を持たせて考え、仮組みを作り、その時を待つことに…