E4系Max最後の二ヶ月〜追わなかった“大物”を追った夏⑤ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

久しぶりの上野での撮影は、まだ続く。

暑さの心配の無い地下ホームは、近年の気候傾向からしたら良い環境なのだなと気づく。

体調を整えながら、また主役が来るのを待った。


8月9日…これまでの記録、高崎から上野へ


続けて待ったのは、上り22番線。

ほぼ当たり前なんだが、乗るのを待っている人は誰もいない。

そんな閑散としたホームに、17:22にMaxたにがわ412号が入線してきた。


上野駅は路線性格上、上りは降車が、下りは乗車がほとんどとなる。

だからこちらもご多分に漏れず列車から降りる一方で、その流れが引くとまた静けさが戻る。


そして1分もすれば、また発車していく。


地下ホームから羽ばたいていく朱鷺。

さまざまな想いを乗せながら、最後の旅の務めを果たし切っていった。


続けて、17:33に21番線に到着したのはMaxとき330号。


一瞬だけ、E5系と地下ホームで並ぶ姿。


その圧倒的な存在感は、やはり群を抜いて大なるものがあった。

もっとも、何度も見ているとその感覚も次第に麻痺してくるのだが。


そして、17:45には19番線に先程22番線で見送った編成によるMaxとき337号が。


かくして、16〜17時の上野駅前後は、上下6本のE4系が行き交うゴールデンタイムであった。


この時は上り3本、下り2本と撮影パターンを変えながら効率よく撮影ができた。

地下ホームだから綺麗に撮ろうとの考えはさらさらなく、ごく日常な上野駅の雰囲気を加味しつつ

自分にとっては満足のいく時間を過ごせたのかなと思う。


…そして、四半世紀余りの空白も、なんとなく埋まったかなと感じられた。


長いノーズを、縦構図で強調させて。


そして、発車扱いを撮る。


きわめて静かな上野駅の地下ホームで、E4系と対峙した約1時間半。

それぞれ停車時間1分弱と短いながらも、上野駅らしく出迎え、静かに見送ることができた。

それができたことでまた一つ、自分のミッションはコンプリートされたのだった。


…記録行脚は、まだ続く。


8月1日の記録