4月1日の第7回 眼科の部屋の特別講演で,中澤 教授の「研究から切り拓く緑内障の新展開」は、私の考えていた緑内障の最も大きな要素は眼血流であるという考え方と合致する内容でした。
緑内障の遺伝子は3つあり、CDKN2Bは眼圧と血流が相関があり、SIX6は網膜神経線維創の厚さと血流が相関があり、GAS7は視神経乳頭の形状と視野が相関があるというのを、日本人の正常眼と緑内障眼の比較をメガバンクのデータを利用して、日本人と欧米人で異なることも示していました。日本人に正常眼圧緑内障が多いことも、遺伝が関与しているのでしょう。また、環境因子として毛細血管、高脂血症、アレルギーなどが、関係が深く、眼圧、血圧、脳脊髄圧の変化、近視、酸化ストレス、自律神経との相関があり、特に酸化ストレスが重要な因子であるとの説明でした。
拡張期圧-眼圧=50を割ると緑内障が進行する、正常眼圧緑内障の場合、高血圧の治療が緑内障進行の危険因子であるなどの話は非常に興味ある所見で、今後、内科と眼科で話し合わねばならない重大な問題が含まれています。
講演後、質問させていただき、酸化ストレスの最大の物はヒドロキシラジカルであり、ヒドロキシラジカルを排出させる高濃度水素・酸素混合ガスの吸入が良いと思いますが、どう思われますでしょうか?に対して水素水は分解してあまり意味はないが、水素ガスについては知らなかったので、教えて欲しいとのお答えでした。会の終了後、30分水素ガス吸入前後の視神経乳頭近傍のOCTAの網膜血管密度のデータをお見せして、詳しく説明させていただきました。非常に興味を持たれ、動物実験から水素ガスを応用していろいろやりたいとのお言葉をいただきました。一介の開業医の活動だけでは、到底水素の力を証明することは困難です。東北大学が、全面的に研究を始めていただければ、先進医療にもつなげられますし、ひいては、保険で水素治療ができる可能性もでてきます。非常に楽しい時間を過ごすことができました。











