一般の方に知られていない治療を説明するのは、なかなか、難しいことです。特に、忙しい外来中にどこまで、詳しい話をすることができるかという問題もありますし、
ですから、忙しい午前の外来は簡単な話をして、パンフレットを渡して読んでおいてください。とお話をしてその次にどうですかやってみますかと説明をします。
一番の問題は、新しい治療は保険が使えないということです。それだけ、自費で他を保険でということができないので、その治療の時は自費でそれしかできません。患者様には迷惑をかけてしまいます。また、自費診療の値段も、人によっては、保険診療であれば、無料の人がいらっしゃいますので、なかなか、難しいです。
第2に新しい治療法は標準治療でないので、他の医師に患者さんが相談した場合、そんな治療知りませんよ。ということになり、止めたほうが良いという話になることもあります。
きちんとしたデータがないと人は信用しませんので、例えば、水素吸入に関して、吸入30分前後にOCTアンジオで網膜血流を測定し、きちんとしたデータをだして、患者さんに説明するとき、そのグラフの結果をお見せします。水素吸入により血流が増え、浮腫が引いたり、視力が上がったりのデータをお見せします。
かなり時間がかかる作業です。そのため、全ての人にそれを行うことはできません。じみちに説明し、理解する人を増やし、学会で発表し、原著を書いて、長い時間がかかります。一人だけやっても、なかなか、眼科医の皆さんに求めてもらうことは難しいので、大学病院や、一緒にやってみようと思われる方とできるだけ多くの方に水素吸入前後の血流を測定していただき、データを積み重ねたいと思います。