大乗寺にて円山応挙とその門弟12名が描いた襖絵(障壁画)が13年ぶりに収蔵庫から元の客殿に戻され3月15日が最終日となります。NHKの日曜美術館で見て、これは行かねばと、3月13日に行ってきました。通常はデジタル複製画が、展示され、本物は収蔵庫に眠っています。今回の展示はNHKの超解像度のデジタルデータで記録するために行われたもののようです。

「孔雀の間」の松に孔雀は金粉の上に墨一色で描いたものらしいですが、松脂を用いた墨は光の当たり具合によって、緑や青に変わり昼間の光の当たり具合やと夜の蝋燭の光で見ると違う色に見えるそうです。当日は、曇り空でしたが、照明をつけたのと、付けないのでは、確かに色が違うように見えます。墨絵の力には驚かかされます。2階には、長沢芦雪の猿の襖もありますが、床が抜けてみることができない状態でした。古刹で、交通の便が良くないところにあるため、奇跡的に残った文化財です。

だまし絵的な手法で、子供の顔や犬の顔がどちらからみても、自分の方を見る(そういえば、ルーベンスの作品でも同じような見え方がありましたね)とか、顔の向きが変わるとか、面白いです。さすがに、見学に来られる方は全員高齢者の方で、応挙の人気に驚きますが、若い人にもぜひ見ていただきたいと、思います。時間が合ったら、次回近くの余部鉄橋に行きたいですね。