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cb650r-eのブログ

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フロッピーディスク。

 

その時、続いて小太りの中年男性が入ってきた。
「総務担当の室田です。」と平木支店長が紹介する。
室田は手に10cm四方の透明なプラスチックの箱を持っていた。中にはフロッピーディスクが5枚入っている。
「撤退マニュアルと雛形をお持ちしました。コンティンジェンシープランも含めて、すべての雛形がWordとExcelで入っています。こちらでデータをコピーしていただきたいのですが、もちろん『対外秘』でお願いします。」


「分かりました。」
俺は持参した、初芝電産の“Let’s book”を取り出した。秋葉原で40万円も出して買ったWindows95搭載モデルだ。東京を出る前に、やはり買っておいて正解だった。
「ほう、山本やるねぇ。俺のSHARPのザウルスじゃ太刀打ちできないな。」と小川部長が感心する。
「山ちゃん、ヤンエグ!」と有永副部長がからかう。
「茶化さなーい。」と俺は軽くいなした。
データのコピーには少し時間がかかったが、俺は5枚のフロッピーディスクのデータを無事に自分のPCに取り込んだ。

 

「ありがとうございます、平木支店長。」と小川部長が礼を述べる。
「謝々――、平木先生――!」と有永副部長も軽口を叩く。

 

平木支店長がニヤリと笑いながら言った。
「よし、お昼はみんなで飲茶に行きましょう。富田、室田、みんなで行くぞ。飲茶は人数が多いほうが楽しいからな!」

 

 

このブログの内容はフィクションです。 実在の人物や団体などとは関係ありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

あくまでも技量の問題ではあるが。

 

あいにく、冬季アイテムとして、30年前に買ったスキー用のグローブしか持ち合わせていない。

よって、左手の親指で細かい操作ができるはずもない。

 

ウインカーをキャンセルしようとすると、かなりの頻度で、クラクションを誤って鳴らしてしまう。

誤って鳴らすと、周囲はとんでもない空気になる。

 

そこで、ゴム※を挟んでみた。

※今回は、ラジコンエンジン用燃料パイプを短く切って縦に割いて開いたもの。

 

<結果>

鳴らしたい時にだけ鳴る、絶妙のスイッチタッチになった。

(あくまでも個人の感想です)(コスト:実質0円)

 

グリーンのシリコンゴム

 

古すぎて白い粉が飛び散るスキーグローブ

 

 

<取手 先輩 のコメント>
暖かくなったら忘れずに外せよ。

 

 

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Tomy。

 

四菱銀行香港支店は、香港上海銀行(HSBC)ビルの中にある。その8階フロアが四菱銀行の香港支店だ。ディーリングマシンの性能も凄まじく、うちの香港支店の機材など、まるで足元にも及ばない。
真夏にもかかわらず、香港の建物内は冷房が強力に効いており、スーツ姿では少し寒いと感じるほどだ。
応接室に、平木支店長が入ってきた。「Smoking or Not smoking?」
すかさず有永副部長が「禁煙に決まってるでしょ!」と声を張り上げた。
「分かった、分かった。」
「みなさん、よくいらっしゃいました。有永、久しぶりだなぁ」
そこに、一人の若者が入ってきた。どことなく香港人のような雰囲気があるが、どうやら日本人のようだ。名刺を見ると「Tomy」と書かれている。
「富田といいます。」やはり日本人か。
「元住銀行のシンガポール支店から、うちが引き抜いた。凄腕のディーラーだよ。」と平木支店長が言う。
「ほう、それは心強いな。」と小川部長が応じた。
富田がぶっきらぼうに言う。「元住香港には知り合いも多いので、うまくやりますよ。電話で値決(ねぎ)めして、SWIFTは資金の付け替えだけに使います。」
「ただ……。」
「それでも、市場で噂が立つかもしれませんね。尾ひれ、背びれがついて。」

 

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あくまでも好みの問題ではあるが。

 

CB650R E-clutchは、タンクの下の部分のプラスティックに滑り止め風の加工が施されているが、これではド・素人ライダーには全くの不十分。そこで、100均の車用フロアマット(クリア)を納車時に貼ってみた。

 

 

乗ってみて分かったのであるが、結論は「こんな広くはいらん」ということで、

 

 

最初に貼ったマット、両面テープの残りで足りたので、今回のカイゼンは「0円」。

ちなみに、タンク中央の透明パッドも100均です。

 

 

取手 先輩 のコメント
 

改善したとてもダサイ。ダサすぎる。ウ~・ビンボー。

 

 

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タイヤの皮むきします。

 

1月の上旬。CB650R E-clutchのタイヤの慣らし(皮むき)をしました。

実家近くの裏山で法定速度を順守しながら慣らしました。

 

(注) 演出のため動画速度を速める加工を施しています

 

取手 先輩 のコメント
エンジンの慣らしと同時ではだめなのか?

なんか非効率だなぁ。

 

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いざ、再び香港へ。

約5か月ぶりの香港カイタック空港。今日も、九龍城上空を超低空で降下していく。まるで、ビルの谷間をかいくぐるような感覚だ。

「香港は何度目ですか?」俺は隣に座る有永副部長に尋ねた。
「初めてだねえ。ブルース・リーとジャッキー・チェンしか知らないね〜」と、彼女は肩をすくめて笑う。
「食事が旨いんですよ、香港は。」
「えー楽しみ、楽しみ。」有永副部長は子供のように目を輝かせた。

機体は無事にカイタック空港に着陸した。到着ロビーでは、香港支店の湯村支店長が待っていてくれた。

「お疲れさまです、支店長。」
「ようこそ、香港へ。」湯村支店長は軽く会釈しながら、笑顔で出迎えてくれた。

俺たちは、香港支店の古い社用車、日産セドリックに乗り込んだ。助手席に湯村支店長、後部座席には俺と有永副部長、そして小川部長が乗った。車内は少し古びたレザーの匂いが漂っている。

「そろそろ6時だな。夕飯でも食べながら打ち合わせといきましょうか。」と湯村支店長が提案する。

「賛成、賛成!」有永副部長が手を叩いて喜ぶ。

「山本、この間連れてった『日本倶楽部』でいいか?」と湯村支店長が俺に目配せする。
「もちろんですよ。」俺はすぐに答えた。あそこなら味も雰囲気も間違いない。

「ただ、断っておきますが、今日は支店の経費じゃなく、私のポケットマネーでご馳走します。コースでなくアラカルトで注文願います。」

「おいおい、割り勘で構わんぞ。」と小川部長が冗談めかして言う。

「いやだ、いやだ。私の分は小川部長にツケといてくださーい!」と有永副部長が声を張り上げる。これには、前方でハンドルを握る運転手も吹き出した。日本語が分からないはずの彼が、笑いをこらえきれなかったのだ。

「やれやれ、皆さん賑やかで助かりますよ。」湯村支店長が、苦笑いを浮かべながらもどこか楽しそうに言った。

 

香港レストラン『日本倶楽部』

 

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有永副部長再登場。

 

急に立ち上がると、応接室のドアを開けて大きめの声で言った。 「有永はいるか、有永っ。」 しばらくすると、ドアから上半身だけを出して、「呼ばれて、飛び出て、ジャジャジャジャーン」 有永副部長は、榊原副部長の隣のソファーに座って、「大阪貿易の諸君。元気がないぞぉ、元気が。」 「有永副部長、相変わらずですねぇ。」 「山ちゃん、もう上海駐在いやになっちゃった?」 「今日は香港の話です。」

そこからまじめな話を1時間ほどした。 「というわけで、有永副部長は週明け月曜日から、小川と山本副支店長に随行して、1週間の海外出張だ。ミッションはコールローン30本1か月を香港支店にお願いすること。 「それと…」小川部長が付け加えた。「四菱さんのコンティンジェンシープラン(撤退マニュアル)も欲しい。」 「贅沢言うね~」

 

「有永、おまえ香港支店長の平木さんのことを知ってるか?」 「知ってるも、知らないも、私がドイチェから転職してきたときの人事副部長ですよ。あいつは、見る目がある。」 「おいおい、言葉には気をつけろよ。」榊原部長が諭す。 「というわけで、月曜日に成田空港に集合。お二人のチケットとホテルはうちで手配しておきます。あとで手数料をてんこ盛りしてご請求させていただきまーす。」

 

 

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御用の向きは…。

 

俺たちは、国際部の応接室に通された。俺は、榊原部長とは初対面なので名刺交換した。 「大阪貿易上海支店の副支店長山本と申します。この3月まで東京支店、いや分室にいました。」 「ああ、小川が言っていた、大蔵省国際金融局検査官を滅多打ちにしたというのが君か?」 「そんなの嘘ですよ。」 「まあ、この世界での武勇伝は大げさな方がいいさ。はっはっは。2人とも座った、座った。」

しばらく雑談をした後、榊原部長が冗談ぽく小川部長にたずねた。 「それで、本日の御用の向きはなんだ?」 「大阪貿易香港支店を助けてほしいのです。」 「アジア通貨危機か。」 「そうです。」 「具体的にうちに何ができる?」 「元住銀行の香港支店に米ドル建てのコール(ローン)を1か月間出してもらえませんか。」 「期間は、まあ良しとして、金額は?」 「30本(3千万ドル、約30億円)お願いします。」 「大きく出たな。金額の根拠は?」 「弊社の香港支店は、貿易は殆ど手掛けておらず、主に外貨資産の外債運用をやっていました。私も今回知ったのですが、そのほとんどがアジア各国の政府系ボンド、財閥系のボンドだったんです。ご承知の通り、そのほとんどがデフォルト(債務不履行)見込みで、その総額が約3千万ドルというわけです。一旦、バランスシートを綺麗にして、不良債権の外債を償却します。」 「それでどうする?」 「香港支店は撤退させます。廃店です。」

 

「そうか。さて、どうしたものか…」しばらく、榊原部長は、あごに手を当てて考えていた。

 

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東京集合。

 

金曜日。久しぶりに、有楽町線の月島駅に降り立った。東京分室は駅から歩いて10分ほどのところにある。東京分室の入り口のインターホンを押す。「山ちゃーん、久しぶり」出てきたのは、お局スタッフの平野さんだ。「山ちゃーん。お土産にもらった『やせる石鹸』全然効かないじゃないの。」 「まあ、まあ。その話はあとで。小川さん、もう来てますか?」 「支店長と応接室に入って、もう小一時間経つわね。」平野さんが言う。

俺は、応接室の扉をノックした。 「入れ。」懐かしい松岡支店長の声である。 「よう、山本。久しぶり。まあ、座れ。大体のことは、小川次、いや部長から聞いた。」 それから、少し近況などを話したが、松岡支店長が切り出した。 「それで、小川部長の考える、香港支店の起死回生の『打ち手』は何だ。教えてくれ。」 「はい、四菱銀行国際部の榊原部長のところへ直談判に行ってみます。」 「四菱銀行か…。四菱銀行も今回のアジア通貨危機は相当堪えていると聞くが…」 「もちろん、それは承知です。邦銀のメガバンクで影響がない銀行なんてありませんよ。」 「勝機アリか?」 「いえ、今回ばかりは事が事ですので。」 「では、そろそろ約束の時間なので。」

営業室を通ると、スタッフ全員がそばに寄ってきて、懐かしむ声をかけてくれた。店を出ると、俺は小川部長に言った。「なんか、皆さんいい顔してましたね」 「そうだな。」

小川部長と俺は、月島からタクシーに乗って大手町にある四菱銀行の国際部を目指した。

 

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どうする、小川部長。

 

「はい、山本です。ご無沙汰しております。」 「要点だけ言うからよく聞いてくれ。大阪貿易の香港支店が危機に陥っている。まず、手元の米ドル資金が底をついた。親密にしてくれた元住銀行香港支店も自行の対応で精一杯で、外貨資金の融通を断ってきた。香港支店の外貨資産、アジア各国の政府系ボンド(債権)、財閥系のボンドもほぼ全てデフォルト(債務不履行)だ。元住商事、カネミツにもお願いしたが、どこも自社の保身で手一杯との返事だ。昨日、日曜日に臨時役員会を開催したが、万策尽きた。 

 

ただな、その時、なぜか、小川とお前の顔が浮かんだ。エビデンスは無いが、お前らなら、この危機を突破できるかもしれないと思ったんだ。 全て、小川と山本の二人に任せる。手法も問わない。いかなる結果になっても責任は私がとる。期間は1か月だ。」 「わかりました。」

電話を切ると、平賀さんが口を開いた。「1か月間行動自由。経費は全て上海支店持ちだ。任せるぞ。」 俺はすぐに大阪の小川部長の携帯に電話した。 「山本か。かかってくると思ったよ。ちょっと前に田沼部長から電話があった。今週の金曜日に東京分室に集合だ。」 「分かりました。」

その少し前、小川部長はある人に電話していた。 「おお、本店営業部長にご栄転とは聞いていたが…何事だ。」 「榊原部長、折り入ってお話があります。今週の金曜日お時間をいただけませんでしょうか。」 「なんだ、転職の相談か?お前ならウエルカムだぞ、小川。」 「いえいえ、個人的なお願いではありません。大阪貿易をお救いいただきたい。」 「ほぉ、何となく察しはつかぬわけでもないが、金曜日に聞くとしようか。」

 

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