フジミのフィアットバルケッタ。
昔乗ってた時にも作ったけど今の技術で再挑戦。
Xの「グランツーリスモ2の登場車」縛りの企画に乗っかった。
ボディは所々金型がヤレてるとこもあるけど年代を考えればマシな方。
シャーシは相変わらずコア側の仕上げが汚い。
もしかして立体彫刻機でゴリゴリやってた?
というのも左右のナックルが全然形が違ったりダボ穴が左右揃ってなかったりNC加工とは思えないところがチラホラと。
足回りは思い切りトレッドが内側に入ってる。
実車は5ナンバー枠の車幅いっぱいにタイヤが張り出してるのがカッコいいのに。
足回りをアレコレやってアライメント調整。
もうチョイ外に出したい。
車高は少し上げたい。
ボディとシャーシの嵌合部で調整する。
こんなもんかね。
世界で2番目にカッコいいスチールホイールだと思ってる。
(1番はアバルト695ssの10インチホイール)
意外とスチールホイールだと思われててなくて雑誌なんかでも「懐古的なデザインのアルミホイール」とか書かれてたり。
当時入ってたオーナーズクラブの他のオーナーは皆、社外アルミに換装してしまうのを勿体ないなと思ってた。
ノーズの微妙なプレスライン。
コレが再現されてるモデルカーは少ない。
全体的な絞り込みが足りない感じもするけどフジミにしては再現度の高いプロポーション。
乗ってた時はフロントウィンドウとサイドミラーに映るフェンダーの峰を見るだけで幸せな気分だった。
ヘッドランプユニットが似ても似つかない形状なので加工する。
エポパテ盛ってランプカバーをラップで包んで押し付けて形を作る。
彫刻刀で削り込んで整形。
ドアミラーの基部が要らんことされてるんでパテで埋める。
実車はフェンダー峰から続くドアの上端からミラーが生えてるという昔のクルマの様な演出がされてるんでココはやっときたい。
エエ感じ。
足回りを矯正してやるだけでも一気に化ける。
幌の感じもイタリアンスパイダーの流儀に則った形。
全体を320のペーパーで磨いたんでクレオスの1000番のサフで傷を埋める。
サフを十分乾かしてから1500番まで研ぎ出す。
下地をしっかり作れば後の塗装がラク。
クリアまで柚肌状態で吹いて研ぎ出しでなんとかしようという最近の風潮はなんとかならんもんか?
サッと拭いて艶は出たんだけど出隅入り隅の色ムラが激しい。
タミヤのラッカー使ったんだけどタミヤのは瓶生で希釈が極端に薄いんでムラが出やすい。
あっという間に塗料が無くなるしコスパが悪いなぁ(´・Д・)」
出隅入隅の色ムラは吹き重ねても修正は難しいのでIPA漬けして剥離する。
剥離したら黒を薄く拭いて研ぎ出し作業。
800番で研ぎ傷付かないように慎重に水研ぎ。
そのままクレオスのオレンジを直吹き。
意外なほど隠蔽力は高い。
2コートくらいで隅に残った黒も消える。
イマイチ吹きっぱなしのツヤの感じが気に入らないのでフィニッシャーズのルミオレンジをオーバーコート。
フィニッシャーズの塗料のしっとりとしたツヤが好み。
このままクリアは拭かずに研ぎ出しへ。
研ぎ出しはペーパーの研ぎ出し無しでフィニッシャーズのコンパウンド、ファイン、ミクロだけで研ぎ出し。
柚肌もそこそこ取れるんで研ぎ過ぎに注意。
実車の塗装はそりゃ酷いものだったんでコレくらいの艶で十分だろう。
(ベルトーネの工場で塗装されてたんだけどね)
窓枠やら各部の塗装。
セミグロスブラックとジャーマングレイを使い分ける。
ウィンドウシールドとヘッドランプカバーは木端面をマッキーで黒く塗ると実車っぽくなる。
内装はボデイ色のマスキングが面倒だったけど黒サフとジャーマングレイとタイヤブラックでテキトーに塗り分け。
幌はタイヤブラックとジャーマングレイを混ぜた色を吹いて艶消しクリアをオーバーコート
完成!
色味が少し赤味が強いけど実車も新車のうちはコレくらいの赤味があったと記憶してる。
すぐに赤味が消えて黄色っぽくなっていく色だった。
欧州仕様サイドマーカー、通称「乳首ウィンカー」は日本仕様のゴツいのから換装しようとすると穴が残るんで諦めたなぁと思い出したり。
これだけ外観デザイン全振りなクルマも無いだろう。
前後フェンダーがノーズやテールのパネルと一体化してる。
手間暇かけて溶接されていて事故った時の板金が大変だったと聞く。
FF故のフロントフェンダーの分厚さもオマージュ元のフェラーリ166MMのイメージといえば納得できる。
こんな絶妙な切り方をされたテールランプのクルマとかもう二度と出てこないだろうなぁ。
70年台のスーパーカーの様な生産体制が敷かれていたプロダクト。
今思えば良き伝統のカロッツェリア仕事のクルマがあの価格で手に入ったんだから凄いことだった。
また乗りたいなぁ。













































































































































































































































































































































































































