フジミのサイバーCR-X
脚周りにギミックが付いた新製品の方じゃなく旧仕様が再販されてたんで買ってくる。
ざっくり仮組み。
フジミのカーモデルの悪癖、平べったくて幅の広いアレンジがこの頃のホンダ車には上手く嵌っててカッコよく見える。
でもまぁ「インチアップシリーズ」だから仕方がないとはいえ、タイヤ・ホイール径デカ過ぎで幅広過ぎ。
車高とトレッドも私の好みじゃない。
特にフロントのホイールアーチとの関係性とか。
タイヤとホイールを先日作ったハセガワ・セリカで使わなかったワタナベとRE-71を持ってくる。
コレでも実車換算で16インチ近くあるけどホイールアーチ径との整合性は取れそう。
いつもの如く脚周りパーツをアレコレやって・・。
まだなんか違和感が・・。
違和感の原因はホイールオフセットやな。
当時のホンダ車ならもっとスポークが外に出てくる。
エッチングソーでスライスして・・
少し削って・・
接着したらこんな感じ。
ちなみに右が修正後。
ホントは実車ならスポークがもっと前面に湾曲して迫り出してる。
まぁここらへんで妥協しておこう。
車高の方はまだまだ落とし足りない。
黒い個体なら「ゴキブリ」と呼ばれたベッタベタな感じがない。
リアもせっかくの実車がダブルウィッシュボーンサスなんだからキャンバーやトーインが付けられる様にアクスルを分割して調整。
(キットは一本車軸)
車高はこんなもんだね。
あとはトレッドを何処まで出すか?
フェンダー裏はプラが透けるくらいまで削って辻褄合わせた。
リアはほんの少しだけ出すか?
それならもうちょっと車高を落としたい。
ボディとシャーシの嵌合部を細工してボデイ全体を落とす。
あとで内装のバスタブも調整が必要だな。
この感じ。
当時、阪神高速環状線や阪奈道路では触媒やタイコを外した爆音が夜な夜なこだましていた。
PF-60ジェミニじゃテールをゆっくり拝める事もなかったけど走り去っていくこの姿がとても印象的で当時を懐かしく思う。
ナンバープレートの取り付けボスは穴埋めて削る。
フロントのナンバープレートはダッシュボードに置いてるのがデフォだった。
特徴的なアウタースライドサンルーフは埋める。
そういやグラストップとかサンルーフはパワステやパワーウィンドウとセットオプションだったからノーマルルーフが珍しかった。
320番のペーパーでパーティングラインや金型の崩れてるとことか修正したんでクレオスの1000番のサーフェイサーを吹く。
工程ごとに仮組みしたくなるキットはいいキット。
フェイスの薄さをなんとかしたいけど大工事になりそうなんでヤメた。
サーフェイサーのあとは1500番くらいまでペーパーで研ぐ。
カラーは黒だとありきたりなんでシルバーに。
当時のホンダ車によくあったガンメタともシルバーとも言い難い色。
クレオス8番シルバーにクリアブラックとクリアブルーを適当に混ぜた。
処置が悪かったのかサンルーフ埋めたとこ瞬着パテが沸いてきた。
流し込み接着剤で接着した跡をタミヤ のイージーサンディングで埋めたけど接着剤が完全乾燥してなかったのが沸いてきたんだろう。
以前も同じ失敗しとらんか?
ホイールはワタナベの標準色ブラウニッシュという茶色みがかった黒で塗る。
ハブナットキャップとかハセガワさんのこだわりが好き。
今では望むべくもない六価クロメート色の青みがかった金色に塗る。
ボディにクリア吹いてたら、謎のブツブツが発生。
埃ともゴミとも違う塗料自体の塊のような。。
ざっくり研いでからシンナーをクレオスのレベリングシンナーからフィニッシャーズのピュアシンナーに換えて吹いたらあっさり解消。
一体なんだったのかは謎のまま。
今回は全体をコンパウンドで磨いただけで耐水ペーパーは使わずに仕上げた。
内装は説明書の色指示がいい加減だったんでコレじゃない感があるけどまぁいいか。
窓枠とかモールをマスキングして黒サフに白サフ少量混ぜたグレイを吹いて・・。
細かい艤装類つけたら完成!
結局Fナンバープレートは日和って定位置に取り付ける。
(ノーマルよりは低い位置になってるけど)
このクルマはこのアングルが一番好き。
今回はウィンドウを磨き込んだんでいいツヤが出てる。
やっぱりちょっとノーズが薄すぎるか。
ドアミラーの基部も目立つんで薄く削った方がよかったかな?
各部ディテールは初期型の方が好み。
VTECは無いけどね。
iPhoneのレンズの特性で魚眼ぽくなってキャンバー付いてない様に見えるけど実物はかなりネガキャン付いてます。
フジミのカーモデルは色々と手の加え甲斐があって作ってて楽しい。
ネットで完成写真見てても十人十色の仕上がりで見るだけでも楽しい。
フジミキットはまた時々作っていこう。