フジミの童夢零
某模コンに出すために製作開始。
ちなみに正式名称は「どうむ・れい」というのが童夢の公式見解。

まぁ現役当時のキットなんでモーターライズということもありフロントのアライメントはゴーカート並みのスクラブ半径。

でもザックリ仮組みしてみるとプロポーションは悪く無い。

というかかなり特徴を捉えている。

モデル化にあたって林ミノル御大自ら原型監修に当たったという噂も信憑性が高い

シャーシはモーターライズ(しかもスピード出すために電池4本+RE260モーター)の上底板シャーシ。

まずは邪魔な電池ボックスを取っ払う。

電池蓋を接着して剛性確保w

後半部は切り飛ばしてフレーム構造をデッチ上げ。

とりあえずL型ニッパチを搭載できる様にする。
(エンジンはフジミの悪魔のZから。何かと使い勝手のよいキットw)

実車の強烈なリアホイールのネガティブキャンバーとトーインを再現するべくジャンクパーツから足回りパーツを物色しながらアレコレ思案。

ネットの上がってる画像からは全貌がイマイチわからないフレームはこんな感じに。

ドラシャのとこに縦メンバーが来てしまったんで切断・延長工作の現物合わせ(泥縄式とも言う)

車高はこんなもんか?

イメージではもっとノーズが鋭く下を向いていた様な・・。

リアタイヤの収まり具合もちょっと外に出過ぎかもしれない。

あまり実車に忠実すぎても纏足気味に見えてしまうんで再考が必要。

リアサスはプラ棒駆使してテキトーなストラットパーツと組み合わせて構成。

ショートホイールベースミドシップ故の強烈なトーインとキャンバー

モーターライズキットではホイールアーチをシュリンクすべし。

これやっとくだけで随分と実車ぽくなる。

実はキットは実車に比べてリアバンパーがかなり長くなってるんであまりやりたく無かったけどバンパー側でホイールアーチを詰める。

こんな感じ。
フロントタイヤは径がデカ過ぎる感じもするんで他に探してみよう。

リアホイールの入り方はこれくらいか?

ホイールアーチとホイール芯がズレてしまってるので後で修正せねば。

リアはもっと詰めたいけどこれ以上はボディを切断して縮めなければムリ。

このキットのボデイ最大の鬼門。
クオーターウィンドウのピラー
ウィンドウと一体になってるけど本来はボディ(エンジンフード)と継ぎ目なく繋がってる。

切断するしか無いか・・。

ドア上部の筋彫りが無かったんで追加。
ここは金型スライドの分割ゆえ止む無しな部分。

シャーシはフロントサスもデッチ上げた。

キングピンをホイール内側まで入り込むくらいの位置まで持ってくる。
これやっとかないとステアするとホイールハウスにタイヤが消える車になってしまう。

気になってたドアの見切り線を少し上げる。
実車で特徴的なサイドシルの分厚さの再現。

ステアリングタイロッドを追加。トー角は若干アウト気味になる様に調整。

シャーシ裏はこんな感じ。

クオーターウィンドウ付けるとカッコ良くなった。
ピラーのこと考えると憂鬱だけど。

ピラーをプラ板で作り取り付ける。

エンジンフードはピラーとルーフで見切れてるのでサポートピラーがあるのも再現。
ピラー後端はカウルと一体化しておく。
キットのままだとここに分割線が入ってしまうのでどうしてもやりたかった工作。

ウィンカーハウジングの形状も気になるんでパテで造形。
ついでにウィンカーレンズの嵌合も調整する。

ボディに取り付ける予定のインテリアのダッシュボードとボディの位置関係の確認。
ドンピシャにうまく行った。

実車はダッシュボードがフレームと一体構造なのでここに隙間が出来るとみっともない。

いい感じだ。
キットでは内側からウィンドウを取り付けるんでここに変な段差ができてしまう。

リアの隔壁は実車では薄板一枚の後ろすぐにクランクプーリーがあったりするタイトさなんだけどインテリアを独立させたために分厚くなってしまった。
見えないからまぁいっか。

インテリアシェル。
昔のプロトタイプレーシングカーの様なツインチューブモノコックがよくわかる。
シフトレバーを右側に持ってきてサイドシル幅を確保。
低い車高を実現するために乗員を中央に寄せる意味もあった。

これだけ見たらまんま昔のレーシングカー。

320番のペーパーで一皮剥いたボディにサフ拭き。
仮組みしてみると理想的な佇まいになってて自己満足。

グリル類開口したら一気におもちゃっぽさが消えた。
でもFフェンダー上部のリップの幅が不足してるのが気になり出した。

追加のためにアーチ内側にプラ板貼って・・

パテで整形。

フェンダーフレアの面構成もついでに修正したんで更に良くなった。

当時のスーパーカー小僧には判ってもらえるこのアングル。
この時のタイヤの見え方を是正するためにフロントのアライメントやり直したのだ。

リトラクタブルライトのリッドをプラ板で成形。

ポップアップ状態とは差し替えできるようにした。

パカパカさせようとしたけど閉じるとノーズ下側にコンニチワしてしまうので諦めた。

ノーズ下部のグリル開口。

後でメッシュを貼る予定。

内側から取り付ける様になっているウィンドウパーツはボディとの段差が酷くて使い物にならないんで表面から塩ビ板を貼るべく窓枠から型取り。

いつものダイソー硬質カードケース。

タミヤのラジコンボディ用のハサミが大活躍。
切断面に変なメクレが出ないんで重宝します。

少し湾曲させる必要があったけどそれほど大きな湾曲率でもないんで接着で行けそう。

ボデイでもう一つ気になるところ。

実車のサイドダクトにはこんな駄差は無くてスムースに繋がってる。

ボディを繰り抜いてダクトパーツをボディ表面まで迫り出させる様にする。
ついでにダクト奥も開口してメッシュを貼る様にする。

かなり強引だけどなんとかなるだろう・・

・・と思ったけどあんまりうまく行ってない・・。

気を取り直してひたすら整形してなんとかする。

塗装下地はクレオスの1200サフ吹いて1500番ペーパーで研ぐ。

ウィノーブラック吹いて全体の様子見。

クレオスの8番シルバーにクリアを20%ほど混ぜて吹く。
ギラギラが抑えられていい感じ。
ツヤも出しやすい。

銀色になると一気に「零」感が増した。

マスキングしてグラファイトブラックを吹く。

マスキング部の段差はキムワイプで擦って均す。
ペーパー使うと擦過傷に削れた塗料が入り込み後々厄介になる。

秀逸なグラフィックだ。

カッコよす。

クリアを二層吹いて2000番で中研ぎ。

希釈に気を付けてオーバーコート。
いい感じに艶が出た。

特徴的なシートを再現すべくプラ板から工作。

短冊状に見える様に筋彫った薄板を貼り付け。

こんな感じ。
ホントはランバーサポートの凸があるんだけど面倒なんでオミット。

エンジンとトランスミッションは見えるとこだけ再現。
ZF製の五速ミッションはウエットサンプなんでデフ軸の上にインプットシャフトが来るタイプ。

エンジン積んだらこんな感じ。
ドラシャの位置を合わせるのに苦労した。

ドア内張にはドアの小窓が開くんで工作が厄介そう。
コレでしばらく手が止まってた。

特徴的なサイドのグリーンのモールはハイキューパーツの蛍光ガイドテープがちょうどいい色だったんで切り出して貼る。
実車もテープみたいなんで理に叶ってる。

ボディの乾燥が進むと艶引けしてきたんでコンパウンドで艶出し。
ペーパーは当てない。

ドア内張の小窓部分現物合わせだけどうまく行った。
案ずるより産むが易し。

インテリアはこんな感じ。
センターコンソールが宙に浮いてるけどシートで隠れるからそのまま。

シャーシフレームは緑。
ホイールハウスやダクトからチラリと見えるこの緑色がいいんだよなぁ。
後端に乗っかってるのはトランクルームでその上の緑色の板は雨除けらしい。
この雨除けとダンパーマウント部分がダクトから覗く緑色の正体。

ウィンドウモールはハセガワのフィニッシュシート艶消し黒を細切りして貼る。
実車も同じ様な構造みたい。

見納めのストリップシャーシ。
インテリアのパーツはボディ側に取り付けます。

2月から始めて休止期間を経てようやく完成!

結局模コン締め切り1時間前に完成。
慌てるあまり細部の仕上げが粗い。

でもこのカタチを手にできて満足。

スーパーカーブームが終焉に向かっていた時期とはいえなんとも夢のあるプロダクトだった。

日本の誇る錚々たるレーシングカー造りのプロが作り上げたクルマ。

市販されていたらどんな未来になっていたんだろう。

永年の思いが結実した製作だった。

やはりフジミのキットは手の加え甲斐があって楽しい。
次も作りたくなるくらい。