タミヤの新製品911GT3RS
やたらとカッコいい箱絵に惹かれて迷わず買った。
タミヤの最新キットなら仮組み無しでも問題無いのは分かってるんでいきなりボディの下地仕上げから。
フンワリと黒を吹いてから800番のペーパーで水研ぎして下地を作る。
「捨てサフ」なんて態々サーフェイサー吹いて削り飛ばしてしまうような無駄なことはしない。
1500番で800番の研ぎ傷を消す。
柚肌にならないように注意しながら先ずはフィニッシャーズのスーパーシェルホワイトを吹く。
入隅に残った黒が一発で消えてくれるくらい隠蔽力が高い白。
ファンデーションホワイトよりイイかも。
フィニッシャーズのパールホワイト重ねてからオートクリアーを三層くらい吹き重ねて乾燥させる。
乾燥待ち時間でシャーシ関係の作業に入る。
今回のキットもディスクがホイールと一緒に回転してくれるタイプ。
塗り分け簡単なんで助かる。
サスペンションは今回はT50みたいにコイルが独立してないのでちょっと塗り分けが大変。
各部ディテールのモールドが素晴らしいので敬意を表していつもは手を抜くシャーシ裏もキチンと塗り分けた。
ホイールは黒→銀→ピュアメタリックレッド→艶消しクリアの順に吹いたら実車のようなサテンメタリックぽく出来た。
艶消しクリアの希釈にフィニッシャーズのピュアシンナーを使うのがポイント。
どうやら艶消し材を溶解してしまうようでスムースな艶消し塗面を得ることができる。
カーボンデカールが用意されているけれどメタリックグレイをベースに調色したカーボン調塗料を吹いてみる。
後でデカール貼ってみてどうするか決めよう。
一切仮組み無しでバチピタに組み上がるシャーシ。
ホイールアーチとホイールのアライメントは完璧。
恐るべきタミヤの技術力。
フ○ミのキットに慣れた身としては物足りなかったり。
カーボンデカールを貼る前にコンパウンドで研ぎ出し。
ペーパーはホコリの乗ったとこを2000番で削っただけでペーパーでの研ぎ出しはせずフィニッシャーズのファイン→ミクロの順に研いだら綺麗なツヤが出た。
研ぎ出しの時点で1500番使わなければならない塗面になったら負けだと思ってる。
今回のデカールはタミヤにしては貼りやすい。
カーボン部分は塗装ではなくデカールで行こう。
カーボンのとこだけクリア吹いたらアチコチにシワとか亀裂が・・・(´・ω・`)
予防のためにも下にカーボン調塗料吹いときゃよかった。
なんとかリカバリできたけどデカールがグズグズと柔らかい
もっとデカールの乾燥時間とるべきだった。
他のデカールはうまく貼れたんでこの上にはオーバーコートしない。
昨今の「デカールの段差消せ!」圧力には恐怖を感じる。
このキットで唯一難易度の高い塗装。
黒吹く時のマスキングシートも欲しかった。
ロールケージとシート背面はカーボン調塗料を吹いておいた。
塗り分け頑張ったんだけどボデイ付けたらほとんど見えない予感・・。
サクッと完成。
ウィンドウや艤装類の接着シロがよく考えられていて最終組み立てでやらかす事が無いストレスフリーなキット。
キットはどうやらかなり売れてるみたいで組んでみるとその理由がわかる。
スワンネックのウィングステーとか「大丈夫か?」って位の接着面なんだけど高精度故にピタリと組み上がる。
金曜日の仕事帰り買ってきて色なんか塗らずに土曜の夜に完成させても満足度は高いと思う。
組み立てるのが快感に繋がる高精度。
タミヤは別次元に行ってるなぁ。
次は何作ろう。
久々にヒコーキに戻ろうか。