午年だからと云うわけではありませんが今年一作目はフジミのフェラーリ512S。
旧エレール金型の難易度高めなキット。
腰下のボディパネルがバラバラで組み立て、塗装共に苦労しそうな・・。
しかし仮組みしてみると成型時の変形はあれど設計精度は高そうな印象。
部分的に実車とは異なるディテールがあるものの雰囲気は出てる。
とりあえずタイヤは置いてみただけだけど全体に車高が高め。
フロントはタイヤがフェンダー裏に干渉してこれ以上は下がらない。
タイヤを換装する必要があるか?
各開口部をシャープに削る。
金型の古さも相まってバリがかなり出てる。
シャーシパネルと一体化してるノーズ下面を切断。
ダクトとドライビングランプ開口部の形状に注意しながら接着整形。
完成後も見えてしまうエアアウトレット内側に壁を追加。
フロントカウルのアウトレット開口部とはバチビタで繋がる。
ここでも設計精度は高いのが窺える
位置決めのガイドが無いリアカウルとの嵌合部にホゾを追加。
成型時の変形が著しく、ココまで合わせるのに苦労したけど基本的な嵌合は良好。
エアモデルでもそうだけどエレールのキットって何気に設計精度は高い。
リアカウル開口ギミックはオミットするので実車には無いヒンジの切り欠きは埋める。
アチコチ隙間が生じるところにプラ板を貼っていく。
こう云う時には極力パテは使わない派。
リアカウル開閉ギミックのために隙間が生じる部分にもプラ板を貼って調整。
実車を見た時の逆海老反り感を増すためにリアカウルのこの部分にプラ板貼って増肉。
リアカウルのお尻の丸みがキットでは解釈違い(ただ茫洋とした球面)なんで角Rのスイープ形状とすると共にコーダトロンカのエッジのインバースRも再現。
ここら辺はプラの肉厚があるんで削り込みだけで済んで助かった。
このキットの最大の問題点。
リアフェンダー上のエアアウトレットは再現されていない。
箱絵にはあるのに。
現物合わせで当たりを取る。
いつもの泥縄式w
三角断面のプラ棒をプラ板に貼り付けて再現。
本来は後ろにいくに従い高さが高くなっていくんだけど、どうせ開口もしないしソレっぽく見えればヨシとする。
特徴的なリアスポイラーが唯の板っきれになっているんで
変形三角錐形状にエポパテで造形。
こう云うのは左右揃えるのが難しい・・。
リアエンドの形状修正と相まって完成写真を見た時の違和感は解消した。
Fフェンダー裏のタイヤ干渉部分をハツる。
工具は弓ノコの歯をグラインダーで成形したもの。
以前見たV .ボシカのインタビュー記事で使用工具として紹介されていた形状。
すごく使い勝手が良い。
リアカウル上面のエアアウトレットの前に付く可変スポイラーも追加工作。
ミラーの基部が唯の円柱になってたので翼断面形状に修正。
フェンダー裏削ったことでここまで落とせる様になったけど、どうやってもキットのタイヤでは実感に乏しい。
運転席側にだけある謎のエアスクープも追加。
丸パイプを斜めに削ぎ切りして再現。
ツインチューブモノコックのエンジンルームに繋がる部分が筒抜けだったのでプラ板追加。
ついでにボデイパネルとの嵌合タブにもなる様に成形。
キットの完成見本写真を見た時の最大の違和感であるライトハウジングの開口部を拡大。
コレだけで一気に「コレジャナイ」感がなくなるんでオススメの工作。
ゼッケンサークルの罫書凸を筋彫ったのは当時の写真をよく見ると実車がこの部分別パネルだったから。
ここを開ければスペアタイヤを取り出せるのか?
ランプハウジング加工に伴う透明パーツのランプカバーの位置決め段差を削るのが難易度が高い。
普段は極力使わないモーターツールのお世話に。
塗装下地はアチコチ#320のペーパーで整形したんで#1200のサーフェイサーで傷埋め。
このあと#2000のスポンジヤスリで研ぎ出す。
エンジンとリアの足回りは1ミリ径のフレームで支えると云う中々シビれる設計。
しかし組み上げてみるとソコソコしっかり固定する。
それでも不安は残るが・・。
タイヤをフジミの917から借用してみた。
イイ感じじゃないか?
ボディ塗装。
まずはフィニッシャーズのピュアブラック。
同じくフィニッシャーズのリッチレッドを一層目。
二層目。
クレオスのレッドだと中々発色しないけどフィニッシャーズの赤系は顔料が違うのかキチンと発色してくれる。
三層目でエッジの黒の透けは消える。
塗膜を薄くできるんでこの方法で。
エンジンのフレームこのパーツ(C91)
どう見ても説明書の指示は上下逆ではないか?
こう組めば説明書の指示通りフレームをこのパーツの上に載せられる
こうすることでキチンとエンジンユニットを水平に組める。
巷溢れる完成写真のリアのアライメントが決まっていないのはコレが原因か?
白塗り分けのためマスキング。
発色のこと考えるなら白塗ってからマスキングしての赤塗装だろうけど・・
フィニッシャーズのスーパーシェルホワイトを使えば・・
一発で白くなる。
ファウンデーションホワイトとか白サフとかよりも隠蔽力が強いので重宝してます。
シャーシのサイドシルと内装はアルミ無塗装なんでクレオス8番シルバーを吹いて酸化皮膜で白っぽくなったのを再現。
テールランプのガーニッシュが再現されていないんでプラ板から製作。
ホントはもっと凝った形状だけど雰囲気だけで押し切るw
フロント脚周りを接着してアライメントのチェック。
フロントのトレッド幅は実車通りなんだけど模型映え優先ならもう少し出すべきか?
12本バラバラのエキマニの組み立て。
金型が壊れててダボが不揃いなもんだから滅茶苦茶大変。
とにかく左右を揃えるのに時間がかかった。
この時代の耐熱白塗装のエキパイの再現にはクレオスの白サフがベスト。
艶といい質感といいドンピシャに仕上がる。
というか本来の用途ではなくコレにしか使ってない。
リアセクションをドッキング。
車高はロードクリアランスが約3.5ミリになる様に設定。
当時のプロトタイプスポーツカーの規則が公道を走れる(イコール一般市販車の車検に通る)最低値の9センチだったかと・・。
ライトも付けてお目々パッチリの状態で仮組み。
しかし塗膜が乗ったせいかカウルが合わなくなってる( ;´Д`)
カッケーなぁ。
しかしなんか足らない気がする。
やっぱり箱絵の元ネタにもなってるデイトナのバンクを疾走するこの感じが欲しい。
と云うわけでドライバーフィギュアを追加。
テキトーにジャンクパーツから引っ張り出してきてマリオアンドレッティになってもらう。
キットは人形が載る様には出来ていないのでアチコチ手直しが大変。
アンドレッティに見えるか?
フィギュアを載せればシートベルト作らなくて済むと云うのも有り難いw
レーシングカーのモデルにはドライバーが乗っていて欲しい派。
ハンドルをちゃんと握れてないのはご愛敬。
浮いてしまっているボデイカウルを強引に接着。
最初エポキシ使ったけど接着面の塗膜を剥がしてなかったんで塗料ごと剥離して剥がれてしまった。
プラモ製作のセオリーはキチンと履行しないとダメだね。
と云うことで完成!
デカールのオーバーコートはしていない。
と云うよりクリア自体吹いてない。
最近は出来る限り研ぎ出しもせず吹きっぱなしで終われる様な塗装を心がけている。
フロントのトレッドは結局キット也にそのままにした。
ツライチまで持ってくると往時のレースカーの雰囲気が失せてしまう様な気がしたから。
デイトナスピードウェイのバンクを疾るイメージ。
ゼッケンロゴのフォント違いには目を瞑ろう。
やっぱりレースカーはドライバーが乗ってるとサマになる。
満を辞して錚々たるドライバー陣で挑んだデビュー戦のデイトナ24Hは同じくデビュー戦となったポルシェ917Kに敗れ去りこのアンドレッティ・メルツァリオ組の28号車が辛うじて三位に食い込んだ。
デイトナのバンクに想いを馳せて。
ユニオン版の箱絵完成写真の「コレジャナイ」感で手を出すのに躊躇している方には一度手にとってみて欲しい。
ほんの少し手を加えるだけでカッコイイ512Sが手に入ります。
次はデイトナ優勝車の917Kを作ってみたい。









































































































































































































































































































































































































































































