アオシマのMGB特売になってたんで買ってきた。
ウレタンバンパー初年度のモデル。
小学生の頃、友達の家に行く道中にいつも停めてあったのが印象的でMGBと云えばメッキグリル・バンパーのヤツよりむしろコッチが本命。
ざっくり仮組みしてみると、おそらくスケール的には正しいのだろうけど車高が高過ぎる印象。
アチコチ削って加工して
大体前後とも1mm近く落とせた。
リアに対してフロントのトレッドが狭い様な気もするんで後で調整しよう。
実車同様に被せる様になってるバンパーの嵌合もそこそこマシな感じ。
目立ったヒケなども無くパーティングラインもそれ程大きくないんで#1000のペーパーで一皮剥いたくらい。
そのあと#2000のスポンジヤスリで研ぎ傷を消しておいた。
サイドのモールはボディに対して垂直じゃなく水平方向に刃物を入れて罫書いておいた。
カラーはあの頃印象的だったブルーに。
フィニッシャーズカラーのソニックブルーで。
サーフェーサーは吹かずに直接プラの生地に吹く。
パテとか使ってないんで意外と色ムラ出やすいこの色でもキレイに塗れる。
まずは一層目。
二層目でほぼ全体の色調は整った。
クリアは吹かずに研ぎ出す予定なのでダメ押しにもう一層吹いておく。
中研ぎ入れなくても十分なツヤと発色。
オープンカー故にインテリアはよく見えるんで、同じ色でも吹き方を変えて質感の違いを表現する。
ダッシュボードのプラのシボの感じとシートのビニールレザーの感じは上手く出せたんじゃないかと自画自賛。
調子に乗ってウレタンバンパーのシボ再現をしてみたけどちょっと粒子が大き過ぎてオーバースケール気味な表現に(´・Д・)」
塗料の希釈とコンプレッサのエア圧とノズルの距離と動かすスピード。
まだまだ塗装職人の様にはいかないなぁ。
写真に撮ると赤味(マゼンタ?)が強く出てしまうけど実際はスカイブルーに近い色になってる。
マスキングしてボデイの内側とサイドモールの下塗りをする。
オープンカーでピラーも別部品なんで比較的ラクなマスキング作業。
サイドモールのとこだけクリアを吹いてからクレオスのスーパークロームシルバーIIを吹く。
変な吹き込みもなく上手くいった。
インテリアは特に手を加えることもなくキット也に組む。
ネットで調べると最終型の左ハンドルのしか画像が出てこなくてよく分からんからというのもあるが。
当時の正規輸入車のアメリカ仕様左ハンドルではなく本国仕様の右ハンドルを並行輸入したという事にしたのでライセンスプレートの基部は横長のタイプになっているという誰も気付いてくれそうにない設定w
完成!
結局トレッドはフロントだけ片側0.5mm広げた。
ホイールの固定にガタがあるんで接着してしまった。
車高もちょうどいい塩梅に決まった。
懐かしいこの感じ。
今中古で流通してるのはメッキバンパーにコンバージョンされたのが多いので最近では違和感なくなってきたけど、おそらく同世代の人にとってはMGBといえばウレタンバンパーのこの姿だろう。
スーパーカーブーム以前のスポーツカーの刷り込み。
スポーツカーは尖ったノーズ。
オープンというのも相まって凄くカッコよく見えていた。
キットの方は部品点数も少なく、少し組みにくいところもあるけどちゃんと仮組みすれば問題なく完成させることはできる。
次作もヒストリックカーになるかも。