【質問】

こんばんは。

最近、ラリる、パキるなどの言葉が混同されて同じような意味合いで使われていると自分の中では感じています。

私はパキるとラリるはそれぞれ別の状態を表す言葉だと思っているのですが、

手羽院さんはパキっている、ラリっている、それぞれをどのような行動や意識の変化を指す言葉だとお考えですか?




【手羽院の回答】

こんばんは。

同感です、乱用されてますよね。

しかし同時に隠語って本来そういう物で、

時代やコミュニティで意味や呼び名が変わるのは自然な事なんだろうな、とも思います。

違う時代同士が交わった時や

(例:おっさんと若者とか)

別コミュ二ティに遊びに行った時にそういう

「違い」を知ることが出来るのは子供の頃の、

そして大人になった今も、遊ぶ事の醍醐味ですよね。

(例えばトランプゲーム「大富豪」のルールや呼び名が世代、地域で違う等)


しかしインターネットの出現以降そういう薬物関連の隠語やスラングは

「クローズドな物」として成立出来なくなってしまった気がします。


何年か前、

薬物一切やらないリアルの友人(同い年)と飲んでた時の話なのですが、

その友人が

「インスタ用に最近描いたやつ、見て!」

とピカチュウのイラストを見せてくれた事がありました。

そのピカチュウはムンクの「叫び」の様な表情で舌を出しており、その舌にはブロッターが乗ってました。

説明文は1言

「パキったピカチュウw」

でした。


それに対して私は

「これはパキってるんじゃなくて曲がってるんだよ」と返しました。

すると友人は「???」みたいな感じで全く理解出来てない様子。

彼の中では、

[パキってる=薬物の影響下にある状態の総称]

という理解だったのだと思います。


アンダーグラウンドな物が時代と共に浮上するにあたってそういうカオスは避けられないのかもしれませんね。

しかしそもそも隠語やスラングの意味なんて厳格に定義にするような物ではなく、どんどん混ざったり変わったりして良いと思います。

ただし「その変遷を追えるならば」ですが。


元の由来がなんだったか、

歴史に埋もれてわからなくなった言葉や文化が世界には沢山ありますよね。

これだけ記録する術が発達した現代でそれが起きてしまうのはもったいない事だなと思います。



さて、

長くなりましたが本題です。


由来をちゃんと調べたわけではないのですが、

「ラリる」はシンナーや眠剤で酔ってる状態を指すと思ってます。

「らりるれろ」が上手く発音出来なくなるのが語源だったかと。

体感的にもすごく適切な表現だなと感じます。


「パキる」は覚醒剤が効いてる状態を指す言葉だと思ってます。

語源は何なんでしょうね、

テキパキ動けるようになるから?笑

体感的には「パキパキ」ってあまりしっくり来ません。