先日、第25回 四万十ウルトラマラソンに参加してきました。
まずは前日の行動から。
自宅から自家用車にて現地へ向かいます。
スマホに前日受付を行っている四万十市民スポーツセンターをセットすると距離400km、時間5時間30分と表示されます。
分かっていましたが改めてその数字を見ると遠いなと実感しますね。
スマホを車にセットしてAM10:30出発。

途中のSAで昼食。徳島ラーメン&半チャーハンで空腹を満たします。
やはりマラソン前日は炭水化物多めです。どれほどの効果があるのか分かりませんがやっぱり摂取する方向になってしまいます。
ラーメンに生卵を入れる徳島ラーメン。3年くらい前のとくしまマラソン以来かな。
美味しく頂きました。
その後は休憩をとることなく現地に到着。ちなみに16:00と予定通り5時間半を有しました。昼食で1回休憩を入れたからスマホで表示された時間よりは少し早く着きましたかね。

受付のある四万十市民スポーツセンターです。

さくっと受付を済ませて車に戻りちょっと早いですが夕食へ。
といっても昼食を摂ってからまだ3時間半くらいしか経っていないのでまずはお風呂へ。

受付から意外とちかくにある「平和な湯」です。
ドライブした疲れを癒しました。
後、明日髭を剃るのが面倒なのでここで剃っておきました。
もしゴール出来たらいつもより少し髭が濃いかもしれませんがどうせへばっているだろうから髭には気を回す余裕もないでしょうから問題ないはずです。
その後、すぐ近くにあったコンビニで朝食を購入してからこれまた近くのお店で夕食を頂きます。


昼に続いてまたまたラーメンです。せめてサイドメニューは変えてみようと餃子セットをセレクトしました。
本日2度目のラーメンですが美味しく頂きました。
夕食後は再び受付のあるスポーツセンターの駐車場へ。本日は宿を取っていないので車中泊です。
そしてなんだかんだで20時過ぎに就寝しました。
ちなみに車を停めた後ろに武道場と思われる建物があり20時まで剣道の練習が行われてました。
竹刀の音がパーンと響いているのを聞きながら思ったのは、眠れないなというよりも明日100kmという明らかに不健康な運動をしようとしてこんな遠くまで来て車中泊をする私って何?と思い、そう思うと竹刀の音が健康的な音に聞こえてきました。
2:40 スマホのアラームで起床。睡眠時間6時間です。前回の村岡での2時間半睡眠からの3時間ドライブに比べるとバッチリかもしれません。
昨日購入したおにぎり3つを食し、その後洗顔及び歯を磨いて準備OK。
前日用意して置いた荷物を持ってバス乗り場へ向かいました。
循環バスだと思ってましたが座席がランナーで埋め尽くされたので会場に直行するようです。ラッキーですね。まあ、満員なので循環してももう乗れませんが。ちなみにパンフレットに載ってあった循環バスの時間より早く出発しました。

会場に到着。まずは写真にある更衣室へ移動します。
さくっと着替えを終わらしてトイレを利用。そして減量もOKでスッキリ! ウルトラなので走っている途中にトイレは利用するだろうからあまり気にはしてませんでしたがやはり出ると気持ちがいいですね。

荷物を預けて準備OK。ただ時刻は4:06とまだスタートまで1時間半くらいあるので結構ヒマです。
とりあえずその辺の階段に腰を下ろして時間を潰します。ウルトラなので私の場合アップはなしですが寝起きなので体を起こす意味で多少準備運動だけしておきました。
その後、5時となり開会式が始まり、それからスタート地点へ移動しました。そして場所的には前から目測で大体50番目くらいですかね。
開会式で写真の一番奥側にいたので開会式の声はあまり聞こえませんでしたが代わりにスタートの位置はそこそこ前に陣取ることが出来ました。
その後選手紹介があって前年度の上位者が前に並び、そしてスタート。
スタートまでの前置きが長くスイマセン<m(__)m>
1~10kmのラップ。
6:14,5:36,5:47,5:31,5:39,5:39,5:34,5:20,5:19,5:24
スタート直後は混雑していることもありゲートまではウォーキング。その後徐々に走れるようになり特に周り含めて目の届く範囲トラブルなく順調な滑り出しが出来ました。
ペース的に序盤は5:30を目指します。私的には無理しない範囲でのスピード設定です。
道の方はあまり気にならない程度でちょっと上っているなくらいの上りが続きます。
11~20kmのラップ。
5:15,5:45,5:34,5:33,5:31,5:26,5:48,5:55,6:54,7:03
17kmくらいから上りの勾配が少々きつく感じます。ただ序盤での上りという点からか私の周りのランナーも全員走って上っています。そしてたしか20km強くらいで頂上のはずなので後3kmくらいなら頑張って走り切れるかなと思うと多少気持ちが楽になりました。
だた15kmくらいで急にお腹が空いてきたので手持ちのジェルを摂取しました。本来なら30kmから10km毎に摂取するはずだったのでラストでジェルがなくなるかもと思いながらも、何かしらあるだろうと問題後解決型の思考で目の前の空腹を満たしました。
21~30kmのラップ。
6:41,5:18,5:03,4:50,6:28,4:59,5:03,4:59,4:54,4:54
21kmくらいで登りを終え下り区間へ。ここから10kmくらいはそこそこの下りのはずと思いながら下っていきます。
この辺はキロ5前後を想定していたので思い通りでしたが早くも左足裏に痛みが発生してしまいました。
特に無理して走っているわけではないので心の中で「痛みが出るの早くねぇ?まだフルの距離にも達してないのに」とつぶやきながら、「そういえば先週のスピ練で左足裏が痛かったな」ということを思い出し自業自得という文字が頭の中に浮かびました。
まあ、以前はフルマラソンでちょくちょく足裏がいたくなることがありよく失速してましたが、スピードが落ちるだけで走り続けることは出来ましたし、今回はウルトラマラソンでスピードは不要だから行けるでしょうと前向きに考えます。
さらに別の場所に痛みが!実は下りに入ってすぐくらいからお腹が痛くなってきたので25kmくらいのエイドでトイレストップ。
結果は幸いにもお腹ブロークンではありませんでした。ただ腹痛が来たのでちょっとヤバいかもと思いましたが結果としてその後腹痛を起こすことなくトイレはこの1回のみで済みました。
31~40kmのラップ。
5:17,5:16,4:59,4:53,4:54,4:59,5:14,5:04,5:07,5:16
この区間は基本ゆるやかな下りです。イメージはフラットな場所を走るくらいと考えていたので5:30を想定していたのですがちょっと早めなスピードです。もう足裏が痛いことから体に余裕がなく行けるとこまで行けーって感じでスピードを緩めることをせず走り続けます。
41~50kmのラップ。
4:53,5:21,5:09,5:06,5:19,5:14,5:28,5:09,5:10,5:29
フルの距離を3時間49分くらいで通過。特に通過時間を設定していなかったのでとりあえずサブ4達成したなくらいの感想でした。
そして50km通過が4時間30分とサブ10の貯金として30分はまずまずいいんでないかいと思いつつ通過。
その後、脳内をフル活動させ残りを平均ペースとしてキロ6分半。現状がキロ5:30くらいで走れていることを考えて後25kmを平均キロ6以内で走れば残り25kmが平均キロ7まで落ちてもサブ10出来るなという心の余裕をただひたすら計算で欲してました。
まあ、他に考えることなかったこともありますけど。
51~60kmのラップ。
5:25,5:19,5:24,6:28,7:03,5:04,5:56,5:43,5:32,5:35
コースとして楽しむために入れているのかなと思われる沈下橋を往復(渡り終えるとコーンをUターンして再び沈下橋を渡ります)しました。
この川幅で柵のない橋を渡ることはあまりないので新鮮ではあります。頑張って心に余裕をみせるため足下の川を見たり橋から見える開けた自然の景色を堪能しました。
そして54kmくらいで想定外な上りが出現!(実はコースマップの高低図には載っていたのですが見逃してました)距離にして1.5kmくらいでしたが疲れた足にはかなり辛い。なんとか歩かずクリア。きつかった。
61~70kmのラップ。
5:28,8:19,5:46,6:02,5:21,5:31,5:42,5:40,6:09,5:53
61.5kmで預けたバックパックを貰えるレストステーション到着。まあ、バックパック預けてませんけど。
エイドに着くと赤と青のジェルを1セットとして配っていたので1セット貰いました。
さすがスポンサーに味の素が入っているだけあります。これで足りなくなったジェルを補充出来ました。ラッキー!
さらにおにぎりが4種類ほどあったので梅干しの入ったおにぎりを頂きました。ただ中々喉を通らない。水を頂いて何とか流し込みます。
この時点でまだジェル以外の食べ物を食せるとは体調は然程悪くないようです。
そして他のエイドより少し長い間ここにとどまった(といっても3分くらいですが)ことでラン再開の足が凄く重い。特に両太ももが鉛のようだ。
71~80kmのラップ。
5:37,5:38,6:14,5:46,5:48,5:42,5:35,6:13,6:10,5:50
70km過ぎで先の沈下橋同様橋だけ渡って往復するというコースが出てきた。ただ普通の橋だ。上空にワイヤーが張ってあったのでつり橋と思われるが造りはコンクリートで普通に他でも見れる橋だった。なんでこの橋を往復? 普段は山すそを走っていて景色があまり良く見えないから開けた景色が見える橋で自然を見て下さいっていうサービスだろうか?
81~90kmのラップ。
6:03,5:51,6:21,5:52,6:37,5:49,6:00,6:05,6:44,5:53
残り20kmで残り2時間30分でサブ10。キロ7でもお釣りがくる。行けそうな気がする。
そう思うと次は帰りのことが気になってきました。
15時30分でゴールし30分くらいで着替え等を済まし、循環バスに16時過ぎに乗り込む。確か30分くらいかかるとパンフレットに書いてあったので16時40分くらいかな? そこから駐車場まで歩いて17時までにはグラウンドを出発し途中どこかのSAで夕食を食べて22時30分に自宅着くらいか。
そう考えると帰宅時間結構遅いな。というか今初めて帰宅のことを考えて何でこんな遠くまで来たんだろうと走りながらに思った。
かりに制限時間一杯一杯の14時間かかったら単純に4時間プラスして2時30分着とかキツ過ぎる。
・・・考えるとなんか辛いな。ゴールしてから考えよう。
ということでランに戻ります。
エイドでレモンを頂きちょっと気分が悪くなりました。大したことはなかったのですがレモンだめなのだろうか?俺。
後、ジェルがこの辺りのエイドで配ってましたね。しかも先のエイドで頂いたコンパクトサイズではなく普通のサイズ。
私的にはもうラストまでのジェルを手持ちで持っていたので取りませんでしたが。
91~100kmのラップ。
5:53,5:51,4:46,5:41,5:58,5:42,5:53,5:57,5:36,5:06
90kmを通過しキロ6でいけば9時間半で行けることが分かり、少しだけスピードアップを図りましたがラップはあまり変わらず。しかし、キロ6をわずかながらに切っていたので何とか踏ん張っているぞ俺。と思いながら距離表示を見て脳内で「後9キロ」と残り距離に変換します。
その時、後ろで足音が付いてくるのが聞こえました。
たしか90kmでは3人で走っていて私が少しスピードアップをした時に振り切って単独走になったと思っていたのに同じく9時間半を切ろうとする仲間か?と思い話し掛けようとして振り返るとまさかの黄色ゼッケン(60km部門のランナー)でした。
60kmのランナーは上位の方々にたまに抜かれていていましたが然程その人数が多くなく、このランナーさんも多分上位のはず。
100kmスタートの私より4:30遅い10:00スタートだからフィニシュタイムが5時間くらい。と考えるとスピードキロ5か・・・キロ6寸前で走っている100kmランナーの後ろにつくなよ、前行け、前!と思いながら蛇行するもピタリと後ろに引っ付いてきます。
うざく思い少し下り坂となったところで無理してスピードアップ!4:46が出た。残り7kmで1分以上上げたのは無理し過ぎたかも。
その後、元のスピードに戻し走っていると残り5kmでちぎったと思われた60kmのランナーに抜かれる。おそらく残り5kmでギヤを上げたようだ。少なくとも相手はキロ5以上で走っていたので4:46でちぎれるはずもなく当然の結果だ。
う~ん、いらん足を使ってしまったと思いながらも残り5km通過♪と気分を入れ替えて走ります。
97.2kmで最後のエイドによってしばらく走っていると沿道の応援でおっちゃんから「遠く大阪からありがとう!もう後はラストの坂を上ったら終わりだから頑張れ」と声を掛けられる。ラストにまだ坂あるの?と思いながら角を曲がると確かに坂があった。
まだ坂があったのかと思いながら腕振りまくりで上ります。
途中でずっとエイドでも見た黄色いジャージを着た多分JT3人組が頑張れーって応援してくれています。
そこを前を行くおっさんランナーが「最後にこの坂道って鬼やな」的な会話をしていたのでここは内容がかぶってはいけないと応援された時に「最後に坂をありがとう、まだまだいけるよ」と作り笑顔の強がりを言っておきました。その後ろのランナーも前のランナーと同じような内容を話していたのでちょっと正解かもと思いながら上りを終えて一転下っていきます。今考えるとありがとうと笑顔で答えるのが正解かなと思うが当時は疲れていたのであろう。
そして入り組んだ街中を通り、学校の門を通過してグランドに入りゴール!
大会:第25回 四万十ウルトラマラソン
距離:100km 9時間25分01秒(グロス)
9時間24分43秒(ネット)


サブ10GETです!!
ゴール後、完走メダルを掛けて貰う。

そしてJTから冷却用の氷入水袋2つにスポーツドリンクと粉状のエネルギーを頂き、足に着けてあるタグを外すということでパイプ椅子の方に座るよう促され、タグを外して頂き再度お疲れ様でしたと笑顔を貰いました。
その後、完走証を頂き荷物受け取り場所へ移動し荷物を貰ってそのすぐ前にあった着替え場所で着替えました。
足が曲がらないロボット状態で痛みに悶えながらなんとか着替えを終え、バスの発着所へ向かいました。
バスに乗り込む前に係りの方にに目的地に行くか確認して乗り込むと既に3名だけ乗ってました。更にもう1人乗り込んで私含め5名となったところでなんと発進してくれました。
(ちなみに普通の路線バス大きさです)ラッキーです。
30分かかって私の車が止まっている駐車場に到着。バスのちょっとした階段を降りるのも辛い。
そして車に乗って早々に自宅へ向けて走らせます。
途中道の駅でお土産を買って途中夕食を食べるためにSAに寄りました。

鰹の漬丼です。高知県なのでタタキと思ったのですがタタキ定食は既に売り切れで鰹の中では上記漬丼だけあったのでチョイスしました。
美味しかったのですがウルトラの後遺症なのか喉が痛くて固形物を飲み込むたびに痛みが。
ちょっと涙を流しながら食べたので他から見れば感動している風に見えるかも知れません。
そして自宅到着時間21:50。渋滞に巻き込まれることもなかったので予定通り無事到着しました。
感想
コースの方は山の中を走るので木陰が多い印象でした。それでも国道(県道?)を通るので日に当たることは避けられませんが。
エイドが2~4km毎(全40か所)もあるのでかぶり水やスポンジを貰って暑さを少しでもやり過ごしました。あまり暑くなくても居酒屋に入って席に着いた時に頼む「とりあえずビール」みたいな感じでエイドに寄る度にとりあえずかぶり水状態でした。
飲み物は水かスポーツ飲料を頂いてまして、何故か村岡で毎回飲んでいたコーラには手をだしませんでしたね、理由は?ですけど。食べ物の方は手持ちのジェル以外だと61.5kmのレストステーションのエイドで頂いたジェルとおにぎり。別エイドで紙コップに入ったみかんの缶詰2ヶ入りを2回くらいとっただけでしたね。
シューズはアップダウンが少ないということでHOKA CLIFTON 6ではなく従来のウルトラで使用していたアディゼロ ジャパン ブースト 3にしました。
結果として足裏痛が思ったより早く出てきたので選定に失敗したかと思いましたがそのまま最後まで走りきることが出来たので結果オーライでした。そういえば初めてスタートからゴールまで歩かずでした。
道に迷わないためか山の中に1人づつではありますがびっくりするくらい短い間隔でボランティアの方がおられて応援を頂きました。後、エイドで皆さんが応援してくれてかぶり水もほぼボランティアの方々にかけて頂きました。関係者の皆さん、ありがとうございました。
おまけ


走路と高低図です。これはパンフレットやHPを見た方が見やすいですね。