Mrガチぼっちの「ありのこ」です。

皆さんご機嫌いかがでしょうか?

 

今日は1冊の本を取り上げます。

 

池上彰・佐藤優「黎明 日本左翼史 左派の誕生と弾圧・転向 1867-1945」

 

「1867-1945」というタイトルから分かる通り戦前編です。

 

池上彰氏・佐藤優氏による「日本左翼史」はすでに戦後編が3冊出版済み。

 

この「黎明 日本左翼史 左派の誕生と弾圧・転向 1867-1945」にてシリーズが完結します。(全シリーズ4冊)

 

今回のブログ記事で取り上げたいのは「プロレタリア文学」のことです。

 

p214~219では

 

「エンタメ性」抜群だったプロレタリア文学

 

ということが書かれています。

 

当時の共産党の党員は多くても600人程度。

しかし当時の社会で共産党が決して馬鹿にできない存在感を持ち、権力側が恐れたのはプロレタリア文学の影響が大きかった。

 

プロレタリア文学は、1920年代から1930年代の初頭にかけて栄えました。

当時の社会的な問題や、労働者労働者の悲劇、不平等、抑圧、戦争の影響などを扱った作品が多く、一般の国民に大きな影響を与えました。

 

「プロレタリア文学」だと小林多喜二の「蟹工船」が有名ですね。

 

 

 

 

しかし2023年の現在から振り返ると「プロレタリア文学」はなにがすごいのかピンときません。

 

「歴史は繰り返す」を考えれば「ONE PIECE」ですら100年後は「へ?なにそれ?」となっている可能性があります。

 

 

 

歴史を持ち出すまでもなく文学・サブカルも100年後「は?」となる可能性を持っている。

エンタメの宿命なのかもしれません。

 

しかし

 

エンタメはその時代では権力が恐れるほど最強の力を持つ

 

のは事実だと思います。

 

文学は「時代や社会を考える鏡」であり、エンターテイメント性を重視していて、より多くの人々に伝わる力を持っていました。

しかし今は文学は大多数の国民に対しての力を失いました

逆に力を得たのはマンガやアニメでしょう。

 

戦前の「蟹工船」は2023年だと「闇金ウシジマくん」になったという視点はかなりかなりおもしろいと思います。

 

 

 

 

<参考ブログ記事>

 

以下2つのブログ記事は左翼が生まれる前の「自由民権運動」について書いています。

 

 

 

 

 

 

ブログ記事は以上です。

 

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