ワインは素敵な恋の道しるべ -359ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

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今夜は彼女と銀座で待ち合わせ、予約しておいたお店に向かう。

今夜は珍しく中華料理。

シンガポールで人気のお店の東京店、『パラダイス・ダイナシティ』に行くことにしたのだ。

 

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1階では気軽に飲茶を楽しむことができる。

今夜は、地下1階のダイニングルームのテーブルを予約。

ここはシンガポール・チャイニーズのお店。

どんな料理に出会えるか、楽しみだ。

 

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彼女もここに来るのは初めて。

「とても綺麗なお店ね」と第一印象は上々。

テーブル上のナプキンやコースターには、漢字の店名。

『楽天皇朝』の楽の字が、今の中国の省略文字になっているので、最初は何と書いているのか読めなかった。

 

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メインダイニングの一番奥の静かなテーブルを予約しておいた。

席に着くと、泡で乾杯。

コントリ・スプマンテ、キュヴェ・ブリュット。

ヴェネト州のコントリが造る、辛口のスプマンテ。

ぶどうは、グレラ100%。

 

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香港バーベキュー入り前菜盛り合わせ。

盛り付けがとても美しい。

 

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白ワインは、グラスで注文。

モンテ・ピエトローゾ、ビアンコ、カタラット。

シチリアのワインで、お店のオリジナル品なのだそうだ。

カタラットは、シチリアの白ワイン用の地ぶどう。

 

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お店の人気メニュー、”パラダイス小籠包8種”。

食べる順番は、白のオリジナル、緑の高麗人参、茶のフォアグラ、黒の黒トリュフ、黄のチーズ、橙の蟹の卵、灰のガーリック、そして赤の麻辣。

「ここの料理は本当にモダン・チャイニーズなのね。さすがシンガポール」と彼女。

「シンガポール・チャイニーズが好きなら、シンガポールに行こうよ。マイ・ハンブル・ハウスもとっても素敵だよ」と私。

「うん、でもバンコクのスパにも行きたいし、ナパのワイナリーにも行きたいし、シンガポールはその次ね」と彼女。

 

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千切り生姜を乗せ、黒酢醤油で食べる。

これは最高に美味い。

ひとつづつ味が違うので、飽きることがない。

 

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上海蟹みそ入りふかひれのスープ。

これは定番中華。

この深い旨味は格別。

銀座の『パラダイス・ダイナシティ』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

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毎年、ボジョレー・ヌーヴォーは飲まないと思いながら、何故か惰性で飲んでしまう。

ヌーヴォーが取り立てて美味しいとは思わないし、航空便で輸入することもあり価格が高くなり過ぎていると思っている。

今年も購入しなかったのだが、馴染みの酒販店の勧めで解禁を1週間も過ぎたころに4本買ってしまった。

 

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1本2,000円から3,500円のものを、4本まとめて6,000円にしてくれたのが決め手となった。

ジョルジュ・デュブッフの”ボジョレー・ヌーヴォー専用グラス”なるものまでお土産でくれた。

解禁日に買うより、わずか1週間違いで残り物に福ありといった感じ。

今夜抜栓したのは、そのうちの1本、ジョルジュ・デュブッフのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー、2016年。

 

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ジョルジュデュブッフと言えば、言わずと知れたボジョレーの帝王。

ガメイで造られたボジョレーのワインを一流レベルに引き揚げ、世界に知らしめた立役者である。

デュブッフが造るムーラン・ナヴァンは本当に美味い。

 

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今年のヌーヴォーも濃くて美味しそう。

価格が高いと見合わないと思うが、今回のようにリーズナブルな価格で購入すると美味しく感じるのが不思議だ。

デュブッフの名前の上に付いているトレードマークは、牛。

デュブッフのブッフが牛の意味なので、このマークを使っている。

 

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ワインをごくりと一口飲むと、グラスにもジョルジュ・デュブッフの名前が現れた。

これが付録でもらったグラス。

今年もボジョレー・ヌーヴォーを飲んでしまった、今夜のお家ワインでした。

 

 

 

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『ブラッセリー ポール・ボキューズ銀座』で彼女と過ごす美味しい夜の続き。

アペリティフ、シャルドネの次は、これもまた好きな造り手の赤ワイン。

南西地方のアラン・ブリュモンが造る、シャトー・ブースカッセ、レ・メンヒル、マディラン、2007年。

アラン・ブリュモンは南西地方最高の造り手と称されており、土着品種のタナから素晴らしいワインを造り出したことで有名。

 

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シャトー・ブースカッセは1836年からブリュモン家の所有で、アランはこれを父親から引き継ぎ、1979年に”アラン・ブリュモン”を設立。

圧倒的な果実味と熟成感を持つ、素晴らしいフルボディ。

セパージュは、タナ50%、メルロー50%。

 

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強いシャトー・ブースカッセに合わせる肉料理は、赤ワインでじっくり煮込んだ牛頬肉のプレゼ、じゃがいものドフィノワと一緒に。

この料理ならワインにも負けず、実に美味い。

 

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ディジェスティフは、ロゼス、ポルト・トゥニー。

ロゼスはフランスで人気のポルト。

1855年にロゼスを設立したのは、ボルドーのワイン商でポルトガル系のオステンド・ロゼス。

 

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トゥニーは樽熟成させた褐色(トゥニー)のポルト。

ポルトはディジェスティフとして大好きなお酒。

特にヴィンテージ・ポルトは素晴らしく美味い。

でも彼女は、ワインをいっぱい飲んだ後にはフォーティファイド・ワインは強すぎると言って、あまり飲まない。

 

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デセールは、ガトーオペラ、バニラ・アイスクリームとフレッシュ無花果。

何時も思うが、フレンチの後のデセールは本当に美味しく、お腹はいっぱいでも無理なく食べてしまう。

 

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フレンチのデセールのあとは、濃いコーヒー。

今夜も彼女はディジェスティフを私にパスし、コーヒーを2杯。

そして私はディジェスティフを彼女のと合わせて2杯飲む。

 

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「今夜も美味しかった。ありがとう」と微笑む彼女が何時にも増して綺麗に見える。

今夜も酔ってしまったようだ。

木下料理長と大友ソムリエに今夜の礼を述べ、店をあとにする。

夜も遅くなり、エントランス周辺に人影はない。

 

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マロニエゲートを出ると、すぐ隣はプランタン銀座。

32年間の営業を終え、年末に閉店する。

10月から12月までの三か月間は、”さよならプランタン銀座売りつくし”セールが行われている。

 

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今夜は彼女と肩を並べ、何となく有楽町方面に歩く。

振り向くと、マロニエゲートが光り輝いている。

青く光る階が東急ハンズ、その上の暗い階がレストラン。

今夜も楽しい、彼女と過ごす銀座の夜でした。

 

 

 

 

 

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今夜は彼女と、銀座で何時ものフレンチ、『ブラッセリー ポール・ボキューズ銀座』。

4丁目で待ち合わせ、マロニエ・ゲートに向かう。

 

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時間が早いので、広い店内には他に客は居ない。

あと一時間もすればテーブルはほとんど満席となるが、今は嵐の前の静けさといったところ。

 

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私たちのテーブルには、何時もの通りのセッティング。

このポール・ボキューズのマークを見ると、それだけでお腹が空いてくる。

唾液まで出てくると、パブロフの犬になってしまう。

 

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アペリティフ・メゾンで乾杯。

洋梨のジュレを、クレマン・ド・ブルゴーニュで割って作られている。

とても美味い。

でも、アペリティフ三杯は飲み過ぎ。

 

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使われているクレマン・ド・ブルゴーニュは、ヴーヴ・アンバルのミレジム、2014年。

ブルゴーニュ最大のクレマン専業のメゾンで、『ひらまつ』ではこのミレジムをハウス・スパークリングとして使っている。

 

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前菜は、ブルゴーニュの郷土料理、”ジャンボン ペルシエ”。

使われている肉は、豚の内腿肉。

添えられているのは、林檎のコンフィチュール、胡桃とアンディーブのサラダ。

 

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白のボトルが届くと、「あ、これ大好き。奈良の『オーベルジュ・ド・ぷれざんす 桜井』でも飲んだわね」と彼女。

アルフォンス・メロ、レ・ペニタン、コトー・シャリトワ、シャルドネ、2008年。

アルフォンス・メロは、400年以上の歴史を持つサンセール最大の造り手。

レ・ペニタンは、アルフォンス・メロと、ジュヴレ・シャンベルタンに本拠地を持つ著名な造り手、ジャンテ・パンショが共同で運営するプロジェクト。

ブルゴーニュとサンセールの間にあるコトー・シャリトワでシャルドネ(12ha)とピノ・ノワール(4ha)を栽培し、シャルドネをメロが、ピノ・ノワールをパンショが醸造し、出来たワインをそれぞれが半分ずつ販売している。

 

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シャルドネはメロがビオロジックで栽培し、シュールリーで発酵させ、90%をステンレスタンクで、10%を樽で熟成させている。

柑橘系の香りを持ち、酸とミネラルのバランスも素晴らしい。

好きなワインで、私のセラーにも2006年が入っている。

「美味しい。貴方の2006年、一人で飲んじゃ駄目よ。必ず私と一緒に飲もうね」と彼女。

「2006年は美味しいけど、『ひらまつ』の在庫はもう無くなったんだって。ちゃんと確保しておくから大丈夫だよ」

 

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魚料理は、タスマニア・サーモンのプランチャーソテー、カリフラワーと松の実のコンディマン、オリエンタル風根セロリのクーリー添え。

サーモンのポワレは火入れが素晴らしく、皮はパリッと仕上がり、身はジューシー。

『ブラッセリー ポール・ボキューズ銀座』で彼女と過ごす美味しい夜は、続きます。

 

 

 

 

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白金台の『ザ・テンダー・ハウス』で彼女と過ごす夜の続き。

飲んでいるのは、二本目のヴーヴ・クリコ、ポンサルダン・ブリュット、イエロー・ラベル。

どうしてもシャンパーニュは飲み過ぎてしまう。

 

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今夜の魚料理は、真鯛。

真鯛と野菜の組み合わせが綺麗。

 

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真鯛のポワレと言った感じ。

でも、ここは南米料理のお店。

何故今夜の料理はフレンチみたいなのだろう。

 

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肉料理は、チキン。

こんがりと焼かれ、グレイビーソースを掛けられたチキンの香りが素晴らしい。

 

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二人の皿に盛り付けるのは、私の役目。

どうすれば美味しく見えるか考えながら盛り付ける。

 

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次の料理は、最後のパスタ。

ところが彼女が、豆料理を食べたいと言う。

そこでブラジルの名物料理を注文。

ブラックビーンズと豚バラ肉の煮込み、”フェイジョアーダ”。

 

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ポンテケージョも付いてきた。

ブラジルのチーズパンで、もちもちの食感がたまらなく美味い。

 

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二人に取り分けたが、豚のバラ肉がとても大きい。

「無理して全部食べなくてもいいよ」と私。

「美味しい。豆料理が好きなの」と、彼女は軽く完食。

 

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二本目のヴーヴ・クリコも飲み干したので、赤をグラスでもらう。

チリ、セントラル・ヴァレーでベサが造る、ガンマ、オーガニック、ピノ・ノワール、2014年。

ベサは、チリで最大のオーガニック・ワインの生産者。

保有する1,200haの畑では、ぶどうのオーガニック栽培が行われており、一部ではビオディナミ栽培も取り入れられている。

 

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ストロベリー系の香り。

柔らかな果実味とタンニン。

でも、酔いが回っていたようで味の記憶は薄い。

 

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〆は、海の幸のパスタ。

お腹がいっぱいなので、あっさりとしたオリーブオイル味が嬉しい。

 

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パスタも、私が二人に取り分け。

海老や烏賊が美味しいので、無理なく完食。

 

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むむ、デザートも三種類とは。

「今夜は食べ過ぎね」と、彼女は明るく笑いながら、次々と口に運ぶ。

それにつられ、私も食べてしまう。

 

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今夜は、いや今夜も、食べ過ぎ飲み過ぎ。

気が付くと、広い店内はほとんど満席。

「ね、散歩しましょうよ」と彼女。

「喜んで」と私。

食事のあとに、彼女と肩を並べて散策するのは好きだ。

彼女と過ごす白金台の夜は、素敵に更けていきました。

 

 

 

 

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今夜は彼女と白金台の『ザ・テンダー・ハウス』に行くことにした。

外苑西通りに面して広いテラスがあり、春や秋にはそよ風を感じながらテラス席で食事をするのも楽しい。

 

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テラスの前を通り過ぎ、広いエントランスを入る。

1階はバーを備えたレストランで、2階には結婚披露宴用のホールがある。

 

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テーブルに案内されると、頼んでおいたワインがすぐに届く。

ヴーヴ・クリコ、ポンサルダン・ブリュット、イエロー・ラベル。

「あら、今夜はヴーヴ・クリコなのね。ありがとう」と、にこっと笑う彼女が可愛い。

お店の中は”大人向きの照明”なので、写真が上手く撮れない。

 

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前回はここでシャルル・ド・カサノヴを二本飲み、カイピリーニャまでガンガン飲んだので酔ってしまった。

今夜は用意してもらったヴーヴ・クリコ二本だけにすることにしよう。

 

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アミューズ・ブーシュは、アボカド。

潰したアボカドにクリームチーズやハーブが練り込まれている。

 

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仔牛タンのカルパッチョ、トマトサルサ、レッドオニオン、コリアンダー。

盛り上げられた野菜の下に、タンが隠れている。

 

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この料理を二人に取り分けるのは、至難の業。

野菜を脇に寄せ、その下からタンを引っ張り出して取り分ける。

その横に野菜を乗せ、最後にレモンの輪切りを飾り付け。

見ても綺麗だが、食べるとすこぶる美味。

 

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秋刀魚とインカの目覚めのガトー仕立て。

「おや、秋刀魚の押し鮨みたいですね」と私。

「いえ、秋刀魚の下はインカの目覚めで、ケーキに見立てた造りです」とホールスタッフ。

確かにメニューにはガトー仕立てと書かれており、押し鮨仕立てにはなっていない。

 

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これを二人に取り分けるのは容易。

最後にバルサミコソースをスプーンで掬い、大きさを変えた点にして飾り付け。

「本当に上手いわね」と彼女に褒められ、嬉しくなる。

 

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こだわり産直野菜のグリーンサラダ。

大きな皿に山盛り。

 

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アップルビネガードレッシング。

たっぷりのドレッシングが嬉しい。

 

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二人に取り分けても、たっぷりな量がある。

ヴーヴ・クリコのボトルが空になったようだ。

二本目を抜栓するようにスタッフに合図する。

白金台の『ザ・テンダー・ハウス』で彼女と過ごす楽しい夜は、続きます。

 

 

 

 

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今夜はスペインのカヴァを抜栓。

バコソル・ブリュット・セレクション。

シャンパーニュを何本か購入した時に箱の穴埋めで買った気軽なワインだが、メトード・トラディッショナル(シャンパーニュ方式)ということで選んだ。

 

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造り手は1943年設立のボデガス・ロペス・モレナスで、カヴァでは有名なブランド。

エチケットは星空のような深いブルーで、とても目立つ。

 

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グラスに注ぐと、光り輝く黄金色。

確かに他のカヴァに較べ、泡立ちが細かい。

シトラスの香りに、炒ったナッツのニュアンス。

酸や熟成感はあまり強くない。

爽やかな泡である。

ぶどうはマカベオ90%、バレリャーダ10%。

瓶内二次発酵を行っており、瓶内熟成は9か月以上。

気軽に飲める良質のカヴァを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。

 

 

 

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彼女があるお店に行ってみたいという。

午前は、彼女は語学の勉強、私はジムで筋トレ。

午後に池袋で待ち合わせ、そのお店に向かう。

大きなチェーン店だが、二人とも初体験。

そのお店とは、初めて繁華街に出店した『スシロー』。

カウンター席に並んで座ると、ドラフトビアで乾杯。

 

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二人とも『スシロー』に来るのは初めて。

回転寿司店に入るのは、同じく池袋に北海道から進出した『トリトン』に夏に訪れて以来、人生二度目。

最近TVでも大手回転寿司チェーン間の競争激化と進化のニュースを度々見る。

そして郊外型の『スシロー』の新戦略、繁華街、それも回転寿司激戦区の池袋進出のニュースを見て、初体験することにした。

ビールのお供は、軟骨の唐揚げ。

 

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もうひとつのお供は、出汁巻き玉子。

価格はかなり安く、驚き。

注文をタッチパッドで行うのも面白い。

『トリトン』では紙に書いて板さんに渡して握ってもらった。

ここでは写真を見ながら4か国語で注文できるので、外国人旅行者でも安心して食べることができる。

 

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てんこ盛り祭りとのことで、カニとイクラのてんこ盛りを注文。

ビールに合って美味い。

目の前のレーンにも少しずつ握り寿司が流れているが、基本はタッチパネルでの注文生産。

各人の前に小さなベイがあり、注文品専用レーンを走ってきた皿が自分のベイに素早く取り込まれる。

宅急便の向け先仕分け倉庫の高速レーンを想起させる。

 

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行きつけの鮨屋でも、最初に光物を食べることにしている。

この鯵、脂が乗って美味いのに驚く。

でも、山葵の味がしない。

ネタをめくってみると、さび抜き。

 

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気が付くと、目の前のレーンを山葵パックが回っている。

そうか、自分で山葵を乗せるんだとわかって、二人で大笑い。

これなら山葵が多すぎると韓国の旅行者に文句を言われることもない。

ここは家族連れが多いので、子供用にはこの方が良いのだろう。

トロ〆鯖にも山葵を乗せる。

お、なかなか旨い。

 

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日本酒は、日本盛、吟醸生貯蔵酒。

レーンを走ってくるのかと思い目の前の注文品専用レーンを見つめていると、突然後ろから「ご注文の日本酒です」と店員さんが運んできてびっくり。

 

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本鮪厚切り中トロ。

彼女曰く、「あまり厚くないけど、美味しいから許しちゃう」。

それにしても、彼女は面白いと言ってどんどん注文している。

 

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メジマグロもトロトロで美味い。

専用ベイは小さいので、一度に二皿ずつしか注文できない。

「私はこれを注文するから、貴方はこれを頼んでね」と私のベイもフル活用。

 

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天然ブリ、だったと思う。

寒ブリも身が締まっていて美味かったが、写真撮り忘れ。

と言うより、彼女がどんどん注文するので撮影が間に合わず、撮り逃がしてしまうのだ。

 

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次に彼女が注目したのが、三点盛り。

一つの種類を一皿(基本二貫)ずつ注文していたのではお腹がいっぱいになってしまい、色々な種類を食べられないとのこと。

海老、ホタテ、サーモンの炙り。

 

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〆鯖、メジマグロ、エンガワ。

二種類は既に食べているのですが...。

「このエンガワ見て。芸術的な薄切りね。下が透けて見えてる」と楽しそう。

 

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「三点盛りに入っていたホタテ、1個しか乗っていなかった」と、ホタテのてんこ盛りを注文。

しゃりの量の倍くらいホタテが乗っている。

彼女はホタテも好物なのだ。

 

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「もうお腹いっぱい、でもあと少し頑張るね」と、ネギトロ。

もう私の分も注文してくれなくていいのだけど、彼女は二皿ずつオーダー。

 

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「もう打ち止めと思ったのに、白子を見付けちゃった」

まだ食べるの、と思ったが、ネタが良く旨い。

これでしゃりがもう少し美味しければ言うことなしなのだがと思ってしまう。

 

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折角初めて来たのだから、話題の〆のスシローラーメンも無理して食べることにする。

ラーメンは飲み物と同じく店員さんが運んでくれるのだろうと思ったが、レーンを勢いよく走ってきて目の前のベイに取り込まれて驚いた。

 

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彼女は海老の味噌ラーメン。

私は、鮪の濃厚醤油ラーメンを食べようと思ったが、品切れ。

そこではまぐりの醤油ラーメンを注文。

でも、これも品切れ。

そこで、鯛の塩ラーメン。

これが美味くて、完食。

スシローラーメン、品切れメニューが出るほどの人気がわかる。

 

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彼女にとって、デザートは必須アイテム。

私もご相伴してしまったので、明日もウォーキングをし、筋トレにもいかなくてはと心に誓う。

 

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メニューにコーヒーがあるが、店の中にコーヒーの香りはしない。

店内が暖かい上にラーメンを食べて暑くなったので、普段は飲まないアイスコーヒーを注文。

あれ、持ち帰れるようになっている。

お勘定もスマート。

皿の裏に付けられたマイクロチップをセンサーで読み込んで、あっという間に計算終了。

とてもお得感のある料金と、先進技術に満ちたシステムを楽しんだ、初『スシロー』での彼女との面白いランチでした。

 

 

 

 

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代官山の『マダム・トキ』で彼女と過ごす楽しい一日の続き。

シャンパーニュの次は、ブルゴーニュの赤。

ドメーヌ・シャンタル・レスキュール、ブルゴーニュ・ピノ・ノワール、レ・トプ・メゾン・デュー、2013年。

ニュイ・サン・ジョルジュに本拠地を置くドメーヌで、最近注目の造り手。

 

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透明感のあるルビー色。

口当たりはエレガントだが、しっかりとした骨格を持つブル・ピノらしいボディ。

ACブルゴーニュでこの強さなのかと驚いたが、調べてみると中身はACポマールの畑のピノなのだそうだ。

ぶどうは、ビオロジックで栽培されている。

 

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魚料理が届く。

ここでは、温かい料理は全てクロッシュで蓋をして出される。

 

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金目鯛のオーブン焼き、磯の香るリゾットと姫蕪のソテー添え。

青のりが入ったリゾットの香りが料理に奥行きを与えている。

 

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肉料理は、白金豚ロースのポワレ、アサリのジュで温めたお野菜、黒オリーブのタプナード。

美しい料理だ。

ヴォリュームがあるが、ジューシーな白金豚の旨さに惹かれ、どんどん口に運んでしまう。

 

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名物のひとつ、”マダム・トキのワゴン・デセール”。

デセールの種類が多すぎて、ワゴンには乗り切らない。

テーブルのウイングを出し、大きくなったテーブルいっぱいにデセールが並ぶ。

 

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どれも美味しそう。

彼女に「貴方が先に選んで」と言われ、「これとこれ、それとあれも・・・」と選ぶ。

彼女の番になると、「全部下さい」と一言で済んでしまった。

 

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彼女ほどではないが、私の皿もかなり賑やか。

どれもそこそこの大きさがあるので、食べていると”もうしばらくはケーキは必要ない”と思ってしまうほどお腹がいっぱいになる。

でも、ひとつひとつの味が異なり美味しいので、完食。

 

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彼女の飲み物は、ミントのハーブティー。

このポット、鋳鉄製でものすごく重い。

 

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私は、フレンチ・コーヒー。

レギュラー・コーヒーを頼んだが、ダブル・エスプレッソかと思うほどの濃さ。

 

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私はストレートで飲むので必要ないが、シュガーポットが林檎の形で可愛い。

 

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プティ・フールは、ミントのマシュマロとアーモンドの砂糖包み。

デセールを全種類食べた彼女は、プティ・フールをスキップ。

 

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話しはがらっと変わるが、彼女が化粧室が箱根の『オーベルジュ・オー・ミラドー』に雰囲気が似ているというので、私も見てみることに。

一ノ瀬支配人によると、「オー・ミラドーの勝俣シェフは当店のシェフと仲が良く、よく当店に来られていました。化粧室のデザインが似ているとすると、当店のデザインを参考にされたのでしょう」とのこと。

確かに、『マダム・トキ』の開業は1978年で、『オーベルジュ・オー・ミラドー』は1986年。

こんな話を支配人とするのも楽しい。

彼女と過ごす、代官山の『マダム・トキ』での素敵な一日でした。

 

 

 

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今日は彼女と、代官山でお買い物。

彼女は色々とお店を見て歩くが、私の目的は買い物の後の代官山の名店での食事。

やっと買い物を終え、旧山手通りを鉢山方面に歩く。

『リストランテASO』を過ぎ、『メゾン ポール・ボキューズ』も過ぎ、目的のお店、『マダム・トキ』に至る。

 

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ここは瀟洒な一軒家のフレンチ・レストラン。

1978年に開業した老舗である。

 

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中途半端な時間なので、ダイニングルームに他の客の姿は少ない。

テーブルとテーブルの間隔がゆったりと取られているので、落ち着いて食事を楽しむことが出来る。

 

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インテリアは華美ではなく、落ち着いた雰囲気にまとめられている。

でもよく見ると、そこかしこに素敵な装飾が施されており、天井を囲む桟には多くの天使が彫り込まれている。

 

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テーブル上の銀板の皿に刻まれた、”マダム・トキ”の銘が誇らしげだ。

「とても品が良い素敵なレストランね」と、彼女の評価も上々。

「お洒落した君もとても品が良いよ」と私。

彼女はここに来るのは初めて。

どうして今までここに彼女を連れてこなかったのか、私自身不思議だ。

 

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最初のワインは、モーリス・ヴェッセル、シャンパーニュ、ブリュット・レゼルヴ、グラン・クリュ。

モンターニュ・ド・ランス南部、ブジィ村にあるグラン・クリュのみを生産するRM。

フランスの三ッ星レストラン御用達のメゾンである。

 

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透明感のある黄金色、勢いのある泡立ち。

強い熟成感を持つ、骨格のしっかりしたボディ。

さすが『マダム・トキ』が選ぶシャンパーニュは美味い。

セパージュは、ピノ・ノワール80%、シャルドネ20%。

 

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パンは6種類。

好きなものを選び、卓上のバスケットに入れてもらう。

 

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パンを選び終えるとラグビーボールほどもあるクリームバターが運ばれ、大きなナイフで切り取って皿にどさっと置かれる。

私の握りこぶしほどの大きさがある。

 

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アミューズ・ブーシュが届く。

下側はホタテとコンソメ味、上にはドライトマトのジュレ。

 

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前菜は、江戸前穴子のベニエ、南仏野菜のプレッセ、ホワイトバルサミコとバジリコの香り。

カラッと揚がった穴子が美味い。

 

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第二の前菜は、森の茸のヴルーテ、ズワイガニとホタテ貝のフラン、アーモンドミルクのカプチーノ。

シャンピニオンの香りが素晴らしい。

泡の中には、ズワイガニとホタテ。

『マダム・トキ』の料理は何時来ても最高の満足を与えてくれる。

彼女と楽しむ『マダム・トキ』の素敵な時間は、まだ続きます。