今夜は彼女と銀座で待ち合わせ、予約しておいたお店に向かう。
今夜は珍しく中華料理。
シンガポールで人気のお店の東京店、『パラダイス・ダイナシティ』に行くことにしたのだ。
1階では気軽に飲茶を楽しむことができる。
今夜は、地下1階のダイニングルームのテーブルを予約。
ここはシンガポール・チャイニーズのお店。
どんな料理に出会えるか、楽しみだ。
彼女もここに来るのは初めて。
「とても綺麗なお店ね」と第一印象は上々。
テーブル上のナプキンやコースターには、漢字の店名。
『楽天皇朝』の楽の字が、今の中国の省略文字になっているので、最初は何と書いているのか読めなかった。
メインダイニングの一番奥の静かなテーブルを予約しておいた。
席に着くと、泡で乾杯。
コントリ・スプマンテ、キュヴェ・ブリュット。
ヴェネト州のコントリが造る、辛口のスプマンテ。
ぶどうは、グレラ100%。
香港バーベキュー入り前菜盛り合わせ。
盛り付けがとても美しい。
白ワインは、グラスで注文。
モンテ・ピエトローゾ、ビアンコ、カタラット。
シチリアのワインで、お店のオリジナル品なのだそうだ。
カタラットは、シチリアの白ワイン用の地ぶどう。
お店の人気メニュー、”パラダイス小籠包8種”。
食べる順番は、白のオリジナル、緑の高麗人参、茶のフォアグラ、黒の黒トリュフ、黄のチーズ、橙の蟹の卵、灰のガーリック、そして赤の麻辣。
「ここの料理は本当にモダン・チャイニーズなのね。さすがシンガポール」と彼女。
「シンガポール・チャイニーズが好きなら、シンガポールに行こうよ。マイ・ハンブル・ハウスもとっても素敵だよ」と私。
「うん、でもバンコクのスパにも行きたいし、ナパのワイナリーにも行きたいし、シンガポールはその次ね」と彼女。
千切り生姜を乗せ、黒酢醤油で食べる。
これは最高に美味い。
ひとつづつ味が違うので、飽きることがない。
上海蟹みそ入りふかひれのスープ。
これは定番中華。
この深い旨味は格別。
銀座の『パラダイス・ダイナシティ』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。