ワインは素敵な恋の道しるべ -119ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

3月下旬のウォーキング。

 

青い空に浮かぶ一匹の魚。

これは秋刀魚、それともサヨリ、またはカマスだろうか。

いや、これはダツだ。

海面に飛び出てきて釣り人に致命傷を与えることもある危険な魚。

 

ダツの形態写真

嘴が鋭い槍のように付き出た魚で、体長は最高で1mにも及ぶ。

光をめがけて突進してくるので、夜には特に要注意な魚だ。

 

良い香りを放っているのは、ジンチョウゲ(沈丁花)。

ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木で、原産地は中国中部から雲南省、ヒマラヤ地域。

 

花のように見えるのは、実は咢で花弁ではない。

花言葉は、”永遠”、”不死”、”不滅”、”栄光。

 

葉の無い枝にピンクの花が咲いているのは、ミツバツツジ。

ツツジ科ツツジ属の落葉低木で、原産地は日本(関東、中部)。

 

本来はもっと多くの花が咲く樹なのだが、この樹は花付きが悪い。

花言葉は、”節制”、”抑制のきいた生活”。

 

ピンクのヒラヒラとした花は、驚いたことに、シデコブシ(幣辛夷、四手辛夷)のようだ。

モクレン科モクレン属の落葉小高木で、日本固有種。

 

生きた化石と言われる遺存種で、愛知県、岐阜県、三重県の一部に分布し、環境省によって準絶滅危惧に指定されている。

花言葉は、”友情”、”友愛”、”歓迎”、”信頼”、”愛らしさ”。

 

葉の無い枝に直接花が咲いているような樹は、ハナズオウ(花蘇芳)。

葉の無い樹に咲く花の特集になってしまった。

 

ジャケツイバラ科(またはマメ科)ハナズオウ属の落葉低高木で、中国中部原産。

花色は、ピンクと白の二種。

 

花のあとに出る葉は可愛いハート型で、秋には豆果が鈴生りになる。

 

花言葉は、”裏切り”、”不信”、”高貴”、”喜び”、”目覚め”、”豊かな生涯”。

”裏切り”、”不信”の花言葉は、ユダがセイヨウハナズオウの樹の下で命を絶ったことによる。

 

この写真は3月中旬のスモモの花。

バラ科スモモ属(サクラ属)の落葉中高木で、中国原産。

 

一般的には自家不和合性だが、自家結実する品種を選べば毎年実を楽しむことができる。

花言葉は、”甘い生活”、”忠実”、”貞節”、”独立”、”誤解”、”困難”。

 

ベランダガーデニングのマツバボタン(松葉牡丹)が一層花盛りとなっている。

二週間ほど前にも咲き始めたことを一度記事にアップしたが、あの頃は一日に数輪程度だった。

 

それが今では、晴れた日には10輪以上の花が開く。

でも曇りや雨だと花は開かないので、梅雨の季節は花を観ることが出来なくなる。

 

スベリヒユ科スベリヒユ属(ポーチュラカ属)の常緑多年草で、原産地はブラジル、アルゼンチン。

花言葉は、”無邪気”、”可憐”。

 

今夜はアルゼンチンのオーガニックワインを開栓。

 

ボデガ・エル・エステコが造る、クマ、オーガニック、マルベック・ロゼ、ワインメーカーズ・セレクション、2021年。

 

ぶどうは有機栽培。

バックラベルには、フランスのオーガニック認証機関、エコサートの認証マークと、アルゼンチンのオーガニック認証機関、アルゼンサートの認証マークが付いている。

 

色合いは、淡いピンク色。

ストロベリー、ラズベリーなどの赤いベリー系の香り。

 

フルーティーなストロベリーのような果実味。

一方でしっかりとしたタンニンを持ち、引き締まった後味の辛口。

アルコール度数は13.5%と強い。

このワインを飲むのは二度目。

アルゼンチンのマルベックは赤だけでなくロゼも美味い。

アルゼンチンの良質のオーガニックワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。

 

 

 

 

 

 

銀座のイタリアン、『アンジェロ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

 

スプマンテのグラスを飲み干すと、白ワインのボトルを抜栓。

ニュージーランドのオーバーストーンがマールボロで造る、ソーヴィニヨン・ブラン、2022年。

オーバーストーンは北島のホークスベイと南島のマールボロでワイン造りを行う、歴史あるワイナリー。

 

写真では水のように見えるが、淡いグリーンイエロー。

白い花、グレープフルーツ、ハーブの華やかな香り。

フレッシュな果実味と爽やかな酸。

やはりマールボロのソーヴィニヨン・ブランは美味い。

 

白ワインのお供は、アンティパストミスト。

 

続いての料理は、A5黒毛和牛の炙りカルパッチョ。

パルメザンチーズと黒トリュフがたっぷり。

 

口の中でとろける美味しさ。

大きな肉が三枚も入っている。

部位はウチモモ。

 

黒毛和牛のビアンカボロネーゼ。

 

パスタはファルファッレが使われている。

牛の旨みが詰まったソースにファルファッレが良く合う。

 

ソーヴィニヨン・ブランのボトルを飲み干すと、赤ワインを抜栓。

イタリア、シチリアのポッセンテが造る、ポッセンテ、ゾーラ、2021年。

 

ポッセンテはシチリア島西部の銘醸地、トラーパニにある家族経営のワイナリー。

畑は海抜400mの高地にある。

栽培はオーガニックで、バックラベルにはEUのオーガニック認証マークのユーロリーフが付いている。

 

サブマネージャーの荒薦(あらこも)さんがサーブしてくれる。

 

濃いルビー色。

ストロベリーやラズベリーなどの赤果実の香り。

豊かな果実味に活き活きとしたタンニン、スパイシーな後味。

最初はビオ臭が気になったが、空気に触れさせているうちに解消した。

セパージュは、ネロ・ダーヴォラ60%、シラー30%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%。

 

真鯛のフリット、雲丹と生海苔のソース。

真鯛の上には蕪のフリット。

 

この真鯛はかなりの大物。

ソースの雲丹の香りが食欲を誘う。

 

黒毛和牛ランプの昆布締めグリル。

 

肉の焼き色が美しい。

 

これは文句なく美味い。

お腹はいっぱいでも、もっと食べたくなる。

 

ドルチェは二種。

 

ロイヤルミルクティーのパンナコッタ。

 

オレンジのカタラーナ、ブルーベリーソース。

コース料理のメニューにはパンナコッタだけだったので、これも料理長からのプレゼント。

 

最後の一杯の赤ワインを飲みながらドルチェを味わう。

 

二本目のボトルも飲み干してしまった。

彼女はそんなに量を飲まないので、私としては今夜は調子に乗って飲み過ぎた感がある。

 

熱いコーヒーがいっぱいになった胃を癒してくれる。

 

器が可愛い。

 

菅原料理長と荒薦サブマネージャーに今夜の礼を述べ、店をあとにする。

 

階段室の壁には、象の頭。

これも手摺として設置されているのだろうか。

 

今夜の料理にもワインにも満足、そして心のこもったサービスに感謝。

彼女と過ごす、銀座の楽しい夜でした。

 

 

 

 

 

 

もう5月も終わろうというのに、私の記事はやっと昨年末が終わったところ。

今夜は時系列を少し飛び越えた記事をアップ。

4月下旬のこと、丸の内で用事を済ませると、次の予定まで時間があるので丸の内仲通りを散策。

 

「丸ビル」の地下の様子を見に行くと、新しい”マルチカ”がほぼ完成したようだ。

(マルチカは4月28日に開業済です。)

 

もうすぐリニューアルオープン。

どんなお店があるのかチェック。

 

1階にあがり、マルキューブ経由で丸の内仲通りに出ることにする。

マルキューブに面した新しいお店、『ザ・フロント・ルーム』には何時も行列。

ここはHUGEの新業態のお店。

 

丸の内仲通りを散策することにする。

一際目立つストリートアートは、名和晃平さんの「Trans-Double Yana(Mirror) 2012」。

 

4月も下旬となり、新緑が濃さを増している。

 

次に立ち寄ったのは、ブリックスクエア。

「三菱一号館美術館」と「丸の内パークビル」に囲まれた緑のオアシス。

 

ここに来た目的は、この樹を観ること。

高木なので見えにくいが、濃いピンクの花がいっぱい咲いている。

ここでこの花を観ると、春の訪れを実感する。

 

トチノキ科トチノキ属のベニバナトチノキ(紅花栃ノ木)で、ヨーロッパ原産のセイヨウトチノキ(マロニエ)と北アメリカ原産のアカバナアメリカトチノキの交雑園芸品種。

花言葉は、”博愛”、”贅沢”、”天才”、”天分”。

 

緑で覆われた大きな柱の上には、白いモッコウバラ(木香薔薇)。

バラ科バラ属の常緑蔓性低木で、中国原産。

花言葉は、”純潔”、”あなたにふさわしい人”、”初恋”、”幼い頃の幸せな時間”、”素朴な美”。

 

「三菱一号館美術館」は長期休館中。

再開は2024年秋頃と、まだ一年半も先。

 

丸の内仲通りを離れ、「東京フォーラム」を抜ける。

 

高架線路沿いに歩いていると、「エキュート・エディション有楽町」の『ザ・スタンド』の前に長い行列。

 

これは、人気のギンザ・コリドー・カヌレ。

 

お土産に買おうかとも思ったが、次の待ち合わせ時間が押しているので今回は諦める。

 

コリドー街に入り、今夜のお店に向かう。

 

このビルに、彼女が予約してくれたお店があるはず。

どこが入口なのだろうと覗き込んでいると、「何しているの」と彼女。

 

「入口はこっちよ」と案内してくれる。

今夜のお店は、イタリアンの『アンジェロ』。

 

ドアを入ると、石造りの階段。

 

階段下にお店があるのかと思ったら、右に折れて更に階段を下り、また更に右に折れて三つ目の階段を下る。

 

目の前に現れたのは、豪華なシャンデリア。

 

地下深い店内は三段のフロアーに分かれている。

エントランスを入って右側が中段。

左側は上下二段に分かれ、私達は上段、中二階のフロアーに案内される。

この写真は、上段の奥から中段方向を撮影したもの。

 

店内のテーブルは全てボックスシート。

 

席に着くと、スパークリングワインで乾杯。

グラスで運ばれてきたので、ボトルの撮影はしていない。

 

アンティパストミストが届く。

前菜盛り合わせは通常は大皿で出されるのだが、ここでは個別の器に入れられている。

これは食べやすい。

 

プラッターチーズとパプリカムースのカプレーゼ。

 

サーモンの低温コンフィ。

 

自家製フォカッチャと生ハム、マスカルポーネバターのブルスケッタ。

プロシュートの塩味とフォカッチャの甘味が上手く調和している。

 

焼き栗のポタージュスープ。

 

桜鰤のカルピオーネ(イタリアの南蛮漬け)。

これはメニュー外で、料理長からのプレゼント。

彼女もここでは初見の料理だそうだ。

銀座のイタリアン、『アンジェロ』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。

 

 

 


 

 

代官山のフレンチ、『メゾン ポール・ボキューズ』で友人達と過ごす素敵な午後の続き。

 

ゆっくり食事とワインを楽しんだので、最後の客となってしまった。

 

この長い廊下を歩き、レセプションに向かう。

 

最後に、先崎支配人、原田マダム、入砂シェフと記念撮影。

マスキングの下には、皆さんの素敵な笑顔。

 

そしてお店からは、私達の写真を今日のメニューに貼り付けた、こんな素敵なカードのプレゼント。

 

満足した思いで、『メゾン ポール・ボキューズ』をあとにする。

 

次の予定があるmayuさんとお別れし、残り四人で軽く飲みに向かう。

四人は、しづちゃん、ちぃさん、かずみさん、そして私。

皆さんをご案内したのは、こちら。

 

『スプリング・ヴァレー・ブリュワリー』。

この写真は帰りに撮影。

入店した時はまだ明るかったが、帰りは既に暗くなっていた。

 

店内の半分はビールの醸造設備が占めている。

夕方早い時間だが、店内はほぼ満席。

幸いなことに、一つ空いていた四人用のテーブルをゲット。

 

前回来た時には無かった配膳ロボットが店内を動き回っている。

 

四人で乾杯。

 

ちぃさんが頼んだのは、スプリング・ヴァレー・ビア・フライト。

 

豊潤496、シルクエール、ジャズベリーの三種のビールの飲み較べ。

 

かずみさんは、シルクエール。

 

しづちゃんと私は同じもの。

 

代官山IPAは苦味が効いていて美味い。

 

おつまみはフライドポテト。

でも皆さんお腹がいっぱいで、ポテトには手が出ない。

結局、かずみさんが残りをお持ち帰り。

 

お店から、スプリング・ヴァレー豊潤496の缶ビールのプレゼント。

 

次々と新しい客が入店し、常に満席。

空いている場所は、今まで私達が居たテーブル。

長いカウンターには多くのタップが並んでいる。

 

外から見ると、二階にも醸造タンクが並ぶ。

 

恵比寿駅まで歩き、「良いお年を」と挨拶して解散。

友人達と代官山で過ごす、年末最後の楽しい午後でした。

 

 

 

 

 

 

 

友人達と代官山のフレンチ、『メゾンポール・ボキューズ』で過ごす、素敵な2022年〆の会食の続き。

メンバーは、しづちゃん、ちぃさん、mayuさん、かずみさん、そして私。

 

赤ワインが出されたので、五人で乾杯。

 

シャンパーニュ、ブルゴーニュの白、ロワールの白に続いて抜栓した四本目のボトルは、ブルゴーニュの赤。

 

ドメーヌ・ルイ・ジャド、ペルナン・ヴェルジュレス、プルミエ・クリュ、アン・カラドゥ、クロ・ド・ラ・クロワ・ド・ピエール、2015年。

Good yearの2015年を選んだ。

 

プルミエ・クリュ畑のアン・カラドゥは、コルトン・シャルルマーニュの丘に向かい合った丘の麓にある。

アン・カラドゥの中の東向きの日当たりの良い区画がクロ・ド・ラ・クロワ・ド・ピエールで、この区画の入り口に大きな石の十字架があることからこの名が付けられた。

 

ラズベリー、ストロベリー、レッドチェリーなどの赤果実の香り。

綺麗な果実の収斂性、シャープな酸、滑らかなタンニン。

豊かな果実味の中に、なめし皮、薔薇、紅茶、腐葉土のニュアンス。

このワインを飲むのは三度目だが、今回が一番美味しく感じる。

 

ヴィアンドは、スペイン産ガリシア栗豚のロースト、香ばしいニンニク風味のジューソース、オニオンのタルティーヌ仕立てリヨン風。

 

ガリシア栗豚は、栗を飼料として育てた白豚で、ガリシア州政府の認証を受けた豚のみがこの名を名乗ることができる。

肉がジューシーで柔らかいのが特徴。

 

オニオンのタルティーヌの上には、チョリソー。

 

芽キャベツと、人参のピューレ、クミン味。

 

 

ヴィアンドを食べ終えたあとは、ペルナン・ヴェルジュレスの最後の一杯を味わいながら皆さんとの会話を楽しむ。

 

誕生日が近いmayuさんの、お誕生日のお祝い。

五人で記念撮影。

 

デセールは、苺のフレジェ、紅茶のアイスクリーム、ピスタチオの香り。

 

上には紅茶のアイスクリーム。

下には、リンゴ、シナモン、アーモンドのフレーバーを纏ったバニラアイスクリーム。

 

シュクル・フィル(糸飴)を上からも撮影。

 

食べるためにシュクル・フィルを押しつぶすと、何だかとても残念な見栄えとなってしまった。

 

食後に飲む濃いコーヒーは美味い。

 

お腹はいっぱいだが、ミニャルディーズは別腹。

 

今回飲んだ四本のワインも素晴らしかった。

我ながら、良い選択。

友人達と過ごす、代官山のフレンチの名店、『メゾン ポール・ボキューズ』での、2022年〆の会食の楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

代官山のフレンチ、『メゾン ポール・ボキューズ』で友人達と過ごす、2022年最後の会食の続き。

 

飲んでいるボトルは、ドゥラモット、シャンパーニュ、ブリュット、プール・ヒラマツ。

サロンの姉妹メゾンのシャンパーニュは美味い。

 

アミューズ・ブッシュが届く。

 

ジャガイモのムース、コンソメのジュレ。

ムースの上には、ベーコンの香りのクルトン、黒トリュフ。

 

パンとバターが届く。

 

バターはエシレバター。

ウクライナ戦争前はメダル型の個包装のエシレバターが使われていたが、今はフランスから入荷しないので、インゴット型の大きなエシレバターを切ったものが出されている。

 

シャンパーニュを飲み干すと、ブルゴーニュの熟成シャルドネを抜栓。

クローディ・ジョバールが造る、リュリー、モンターニュ・ラ・フォリ、2013年。

大好きなワインで、このVTは私のセラーにも確かまだ2~3本入っている。

 

クローディはブルゴーニュで注目の女流醸造家。

自らのドメーヌを運営する傍ら、ブルゴーニュの名門ネゴシアン・エルブール、ルモワスネの醸造責任者も務めている。

 

アントレは鶏もも肉のコンフィ、ピュイ産レンズ豆のサラダ仕立て。

マデイラとポルトのソース。

 

低温の油でじっくりと煮込まれた鶏もも肉は柔らかく旨みが凝縮されている。

ピュイ産はレンズ豆の最高級品。

実がふっくらと丸みがあり、とても美味い。

 

付け合わせの中には、鶏レバーのコンフィも。

 

アントレがしっかりとした鶏料理なので、熟成シャルドネとの相性も良くグラスが進む。

 

三本目のワインを抜栓する。

ロワール地方、サンセールのアルフォンス・メロが造る、サンセール・ブラン、サテリット、2010年。

 

クローディ・ジョバールの熟成シャルドネと、アルフォンス・メロの熟成ソーヴィニヨン・ブランのどちらを先に飲むか悩んだ。

普通ならソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネの順に飲むのだが、アルフォンス・メロのワインはボディが強く、しかも2010VTというバックヴィンテージなので、敢えてこの順番にした。

 

アルフォンス・メロはサンセールで19代続く名門で、フランスのワイン評価誌では、D.R.C.、イケムと並び、最高評価を獲得している造り手。

ぶどう栽培はビオディナミ、平均樹齢は55年。

バックラベルには、フランス政府による有機栽培認証のABマーク、フランス・ビオディナミ生産者団体によるビオディナミ栽培認証のビオディヴァンマークが付いている。

 

ポワソンは、天然平目のムニエル、ブールブランソース、完熟トマトのドゥミセッシュ。

 

肉厚の天然平目は島根県浜田漁港産。

平目の上にはトマトとユリネ。

ブールブランソースの中には、マツブ(エゾボラ)。

マツブは、ツブ貝の中の最高級品。

 

天然平目のブールブランソースに合わせて飲む熟成ソーヴィニヨン・ブランが美味い。

友人達と過ごす、代官山のグラン・メゾン、『メゾン ポール・ボキューズ』での素敵な午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

2022年12月末、友人達と一年を締めくくるランチ会を代官山のフレンチ、『メゾン ポール・ボキューズ』で開催することとした。

恵比寿でちぃさんと待ち合わせると、店に向かう。

 

恵比寿から駒沢通りを西進し、鎗ヶ崎交差点を右折し、旧山手通りを上る。

毎年ハリウッド・ランチ・マーケットには早々と大きな門松が飾られる。

 

フローリスト・イグサでは、毎年しめ縄を窓ガラスに貼り付けて販売している。

 

『リストランテASO』の前には、入店待ちの長い行列。

皆さんの目的は、『リストランテASO』の旧山手通り側にある『カフェ・ミケランジェロ』。

『リストランテASO』には、『カフェ・ミケランジェロ』の店の中を突っ切って奥に進むという面白い構造になっている。

 

「T-SITE」、蔦屋書店にも門松。

 

今日のランチのお店は「代官山フォーラム」の中。

 

「代官山フォーラム」の中庭に、『メゾン ポール・ボキューズ』のサイン。

この階段の下、地下全体を『メゾン ポール・ボキューズ』が占めている。

 

エントランスで先﨑支配人に迎えられ、店内に進む。

 

しづちゃんとかずみさんが既に到着されていた。

「ここが”グラン・メゾン東京”の『gaku』の舞台だったのですね」とかずみさん。

「はい、撮影時はこの『メゾン ポール・ボキューズ』の名前のところに、『gaku』の名前が付けられていましたよ」と私。

 

全員が揃うまで、バーで一休み。

プロジェクターには在りし日のポール・ボキューズさんの映像が流されている。

私はこの時間を利用し、ワイン・リストを検討。

今日のワインを選び、先崎支配人にお伝えする。

 

今夜はラウンジで食事会が開かれるようだ。

私もこのラウンジで食事会を企画したことがあるが、緊急事態宣言発出でキャンセルとなってしまった。

 

mayuさんが到着し、全員そろってメイン・ダイニングに移動する。

ダイニングルームは、この長い廊下の先。

 

廊下の右手は厨房。

この中で丹後学こと尾上菊之助が腕を振るっていた。

 

長い廊下の突き当りを左折すると、この赤い部屋。

右手のドアを抜けるとメイン・ダイニングに出る。

 

私達の丸テーブルは一番奥。

この写真は奥のテーブルから入り口方向を撮影したもの。

今日も満席なのだそうだ。

 

テーブルには5人分のセッティング。

カトラリーは料理の度に届く。

 

私が選んだ最初のボトルは、シャンパーニュ。

 

「今年もお世話になりました。良い新年をお迎えください」と、乾杯。

今日のメンバーは、しづちゃん、ちぃさん、mayuさん、かずみさん、そして私。

 

飲んでいるシャンパーニュは、ドゥラモット、ブリュット、プール・ヒラマツ。

サロンの姉妹メゾン、ドゥラモットが『ひらまつ』のために造るスペシャル・キュヴェ。

 

サロンが造られなかった年のぶどうは全てドゥラモットに使われ、醸造チームもサロンと同じ。

コート・デ・ブランのグラン・クリュ畑のシャルドネが50%も使われている。

 

シャンパーニュのお供は四種のチーズのグジェール。

代官山の名門フレンチ、『メゾン ポール・ボキューズ』で友人達と過ごす年末の素敵な午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

西麻布のフレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』で彼女と過ごす、お別れパーティーの続き。

ここで内木場シェフの料理を味わい、素晴らしいワインを楽しめるのも今日が最後かと思うと寂しさがこみあげてくる。

 

ヴィアンドは、蝦夷鹿、グランヴヌール、モリーユ茸。

蝦夷鹿は二人の大好物。

 

ソース・グランヴヌールは、ソース・ポワヴラードにクロゼイユ(スグリ)のジャムを加えた、ジビエの定番ソース。

このグランヴヌールには赤ワインも加えられている。

ソース・ポワブラードは、ジビエのジュに胡椒(ポワーヴル)を加えたソース。

グラン・ヴヌールは、王侯貴族に仕える狩猟頭のこと。

 

蝦夷鹿の焼き色が素晴らしく、旨みが詰まっている。

 

付け合わせは、リンゴのチャツネ。

 

茨城県の名産、ベニバナインゲン(花豆)の常陸大黒。

とても大きい。

 

ヴィアンドを食べ終えた後は、残った白ワインと赤ワインを並行飲みで楽しむ。

白はグラスで二杯目、赤はボトルで。

 

飲んでいる白は、ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス、ピュリニー・モンラッシェ、2019年。

 

そして赤は、ドメーヌ・フェヴレ、クロ・ド・ヴージョ、グラン・クリュ、2009年。

 

デセールは、とちおとめ、マスカルポーネ、シャンパーニュ。

とちおとめはシャンパーニュでマリネされている。

 

とちおとめの真ん中には、バニラアイスクリーム、その上にはマスカルポーネ。

 

デセールと共に、クロ・ド・ヴージョの最後の一杯を楽しむ。

 

食後のコーヒーが届く。

 

何時もはブラックなのだが、今日は何故かミルクを入れて飲みたい気分。

 

ミニャルディーズは、トリュフチョコレート、マドレーヌ、苺のマカロン。

 

パーティーの余韻に浸っていると、コーヒーは二杯目。

 

席を立つときに、田中ソムリエから心温まるお手紙をいただいた。

新天地でのご活躍をお祈りしています。

 

レセプションフロアーに飾られているシャルル・シャプランの「A song silenced」も今日が見納め。

 

坂元支配人と内木場シェフに別れを告げ、店をあとにする。

20年と6ヶ月、百数十回の訪問はどれも楽しかった。

長きにわたり、素敵な時間をありがとうございました。

 

お腹がいっぱいなので、六本木まで車に乗らず、散策しながら戻ることにする。

道すがら、彼女と『レゼルヴ』での思い出話が尽きない。

 

「六本木ヒルズ」の66プラザに来ると、ママンにご挨拶。

彼女と過ごす、寂しくもある、素敵なお別れパーティーの午後でした。

 

 

 

 

 

 

西麻布のフレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』での、彼女と過ごすお別れパーティーの続き。

20年通った大好きなレストランが閉店してしまうのはとても悲しい。

それだけに、今日はここでの最後の食事を心行くまで楽しみたいと思う。

 

シャンパーニュ、ドゥラモットのグラスを飲み干すと、白ワインをグラスで。

 

ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス、ピュリニー・モンラッシェ、2019年。

 

ルー・ペール・エ・フィスはサン・トーバンに本拠地を置く5代続く名門メゾンで、ブルゴーニュの24の村に合わせて約70haの畑を有する大手の造り手。 

 

熟した洋梨、バニラ、樽の香り。

綺麗な果実の凝縮感、バター、アーモンドのニュアンス、余韻はとても長い。

「やっぱりピュリニーは美味しいわ」と彼女。

彼女はシャサーニュやバタールよりピュリニーが好きなのだ。

 

アントレは、北寄貝、菜の花、リゾット。

 

北寄貝や菜の花が見当たらない。

 

レッドソレルなどの葉を横にずらすと、大きな北寄貝が現れる。

そして菜の花はリゾットの中に入っていた。

 

北寄貝は柔らかく火入れがされていて美味い。

 

私達のテーブルには、坂元支配人と田中ソムリエにお願いしておいた赤ワインが置かれている。

 

ソムリエの田中さんとは長いお付き合い。

しばらくお会いできなくなるので、一緒に記念撮影。

田中さんは来年(2023年)から大阪の『ラ・フェット ひらまつ』のソムリエに就任されるとのこと。

 

抜栓してくれる姿を撮影。

今回の写真は翌日メールでお送りした。

 

コルクの状態も良く、テイスティングも問題なし。

しばらく息をさせてから飲むことにする。

 

ポワソンは、平目、ムースリーヌ、Lisaトマト。

 

この平目、驚くほど身が厚い。

島根県浜田港に水揚げされた、8kgの大物なのだそうだ。

 

平目に掛けられているのは、リンゴの泡のソース。

 

平目の下には、イカ、タコ、Lisaトマト。

Lisaトマトは高知県のおかざき農園のブランド・トマト。

 

平目の身を崩し、ソースに合わせて食べる。

絶妙な味のバランスは、流石、内木場料理長。

 

田中ソムリエにお願いして用意してもらった赤ワインは、ドメーヌ・フェヴレ、クロ・ド・ヴージョ、グラン・クリュ、2009年。

 

ここのセラーに2009年という素晴らしいVTが残っていて幸せ。

 

ドメーヌ・フェヴレは1825年にニュイ・サン・ジョルジュに誕生し、今ではブルゴーニュ各地に合わせて120haの広大な畑を保有する、ブルゴーニュ屈指の造り手。

クロ・ド・ヴージョの畑は3区画合わせて1.29ha、樹齢は古いもので70年を超える。

ぶどう栽培はリュット・レゾネ。

 

深みのあるルビー色。

ダークチェリー、ラズベリー、カシスなどの香り。

素晴らしい果実の凝縮感、薔薇、なめし皮、マッシュルーム、腐葉土のニュアンス、強く繊細なタンニン、重厚なストラクチャ―と長い余韻。

樽熟成は16~18ヶ月、新樽比率は65%。

 

クロ・ド・ヴージョを飲んでいると、2018年にシャトー・デュ・クロ・ド・ヴージョを訪問したことを思い出す。

その時の記事は、こちら。

 

 

彼女と過ごす、西麻布のフレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』でのお別れパーティーは続きます。

 

 

 

 

 

 

 

12月末のこと、彼女と六本木ヒルズで待ち合わせると、車で西麻布に向かう。

 

向かった先は西麻布の一軒家フレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』。

 

ここは”ひらまつグループ”発祥の店、『ひらまつ亭』があった場所に建てられたレストラン。

(正確には発祥の地のお隣です。)

 

ここには開業以来通っているので、今回の最後の訪問は百数十回目となる。

 

2002年6月の開業から20年と6ヶ月。

寂しいことに2022年末でその歴史に幕を下ろすこととなった。

 

バッカスの像も今回が見納め。

先日、別れを惜しんで友人達と訪問したばかり。

でも、営業を終える前に、もう一度お別れに来ることにした。

 

2階のレセプションで坂元支配人に迎えられる。

レセプションフロアーには記念撮影のセッティング。

私達もここで撮影していただく。

 

元々は普通の営業の予定だったが、閉店を惜しんで常連客からの予約が殺到したので、急遽ホールでお別れパーティーが開催されることとなった。

 

私達のテーブルは、ホールの一番隅の静かな場所。

二人だけのテーブルで寛いで食事を楽しむことができる。

 

今夜は、最後の特別メニュー。

 

テーブルに着くと、田中ソムリエがシャンパーニュを注いでくれる。

 

シャンパーニュは、ドゥラモット、ブリュット、プール・ヒラマツ。

 

ここでこうしてシャンパーニュを飲むのも今日が最後と思うと、寂しさがひしひしと押し寄せる。

 

坂元支配人の挨拶で会が始まる。

坂元さんは、来年(2023年)からはしばらく代官山の『メゾン ポール・ボキューズ』に行かれることになっている。

 

内木場料理長から、今夜のコース料理の説明。

内木場さんは4月から『レストランひらまつ 博多』の料理長に就任。

博多に食べに行かなければと思う。

 

アミューズ・ブッシュは、月光ゆり根、楚蟹。

 

ゆり根はブランマンジェ仕立て。

その上には甲殻類のジュレ。

 

真中に盛り付けられているのは、雲丹と楚蟹、そして金箔。

 

真っ白なゆり根は甘みが強く、とても美味い。

月光ゆり根は、北海道の幕別町忠類地区と帯広市川西地区で僅か10数軒の農家でのみ栽培される特別な品種。

 

ゆりね『月光』

糖度は約24度と高くとても美味いが、栽培が難しいので幻のゆり根と呼ばれている。

 

バゲットとバターも届く。

彼女と西麻布のフレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』で過ごす、お別れの会は続きます。