ワインは素敵な恋の道しるべ -10ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

昨年11月のこと、2024年二度目の京都旅行。

 

京都に行くのにも飛行機利用の私は、羽田空港第二ターミナルへ。

 

クリスマスツリーが季節感を演出している。

何時もはこの前で記念撮影をする人が多くいるのだが、早朝なので閑散としている。

 

手荷物検査を終えると、ラウンジへ。

 

晩秋の日の出は遅く、ラウンジから見える滑走路もようやく朝を迎えたところ。

 

早朝といえども朝ビールは美味い。

まずはアサヒスーパードライ。

 

二杯目は、丸くなるな星になれ。


三杯目は、青汁。

もちろんワンショットのメーカーズマーク入り。

これで機内で爆睡できる。

 

空が明るくなり、搭乗開始。

機内では爆睡するつもりだったが、映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」を観てしまったため、一睡もできず。

羽田から伊丹までは数十分のフライトなので前半分を観て、残りは帰り便で観ることにする。

 

映画を観ているとあっという間に大阪国際空港に到着。

 

そして人生二度目の大阪モノレール。

引退し迎えの車が無くなったのは寂しいが、急ぐ旅でもなくこれはこれで楽しい。

 

京都の友人宅で新幹線で東京から来た友人と合流すると、三人でランチに出かける。

前回5月の京都旅で私が「鯖寿司を食べたい」と希望したので友人が『末廣』に案内してくれたが、長い行列で入店できず。

翌日に『さか井』に連れて行ってくれたが、臨時休業で食べられず。

今回連れて行ってくれたのは、友人曰く「ちゃんと定休日も調べておいたので今日は大丈夫」と太鼓判を押す『いづ源』。

 

ところが、”諸事情”により臨時休業。

「諸事情って、君が京都に来るってことかもね」と友人。

 

大丸京都店の前を通り、ひたすら歩いて次の候補店に向かう。

 

到着したのは、前回の旅で振られた『さか井』。

 

ところが、今回も臨時休業。

この店は開いていることがあるのだろうか。

 

『さか井』の前は、「錦市場」。

 

reinaさんに教えていただいた、錦の『だいやす』へ。

ところが入店待ちの長い行列。

 

今回もランチ難民となり、仕方がないので昼飲みが出来る居酒屋に向かうことに。

京都の友人曰く、京都は大阪と違い昼飲みが出来る居酒屋は少ないのだそうだ。

 

途中こんな小路を通ったり。

 

前回の旅でも歩いた柳小路にも。

 

そして辿り着いたのは、居酒屋の『たつみ』。

昼飲みが出来る人気の店なのだそうだ。


確かに人気のお店で平日の昼だというのにほぼ満席。

嬉しいことにテーブルが一つだけ空いていて、着席。

 

壁にぎっしりと張られたメニューをチェック。

名前だけでは何なのかわからない料理もある。

 

日本酒も旨そうだ。

 

先ずは生ビール。

「お久しぶり。今回もよろしく」の乾杯。

大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅の始まりです。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のある休日、ちぃさんと池袋のフレンチ/イタリアン、『GINTO』で過ごす楽しい午後の続き。

 

ヴィアンドを食べ終えると、デセールの時間。

 

今日のデセールは、コーヒーのムース。

 

三色のムースがプリプリで美味しい。

 

デセールに合わせてコーヒーが届くが、まだシャンパーニュも飲んでいる。

 

ちぃさんから残りのデセールが届く。

コーヒームースは甘くないので、ちぃさんにしてはよく食べている。

 

ゆっくりお話ししながら飲んでいると、三本目のシャンパーニュも最後の一杯。

飲んだシャンパーニュは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のバロン・フエシテが造る、シャンパーニュ、ジャン・ド・ヴィラレ、グラン・レゼルヴ、ブリュット。

 

ゆっくり食べて飲んでいたので、ほぼ満席だった店内に残る客は僅かとなっている。

店長の鈴木さんに見送られ、満腹満足で店をあとにする。

 

外に出ると、池袋の街には多くの人出。

 

気を付けて歩かないと他の歩行者にぶつかってしまいそう。

 

表通りを避け脇道に入ると、見覚えのある店を発見。

 

ここはベトナム料理&オイスターバーの『Asian Tao』。

 

ランチには遅くディナーには早い時間なので、店内に他に客は居ない。

平日はこの時間は休み時間だが、土日祝日は通し営業なのが嬉しい。

 

今日はシャンパーニュしか飲んでいない。

そこで、リセットビール。

ちぃさんは、アサヒスーパードライ。

私は、ビア・ハノイ。

先月訪問したホーチミンシティではビア・サイゴンばかりで、ビア・ハノイは飲んでいない。

 

お通しが届く。

 

まだお腹がいっぱいなので、料理は軽いものを注文。

ゴイクン(ベトナム風生春巻き)。

 

ホーチミンシティの料理教室で私が作ったものより、ずっと綺麗。

やはりプロの技は素晴らしい。

 

蒸し鶏とパクチーのグリーンサラダ。

 

これは大好きなサラダ。

 

サクッと飲むと、帰途に就く。

幸いなことに、私たちが店を出る前に新しい客が入店している。

 

相変わらず凄い人出で歩くのも大変なほど。

ちぃさんと池袋で過ごす、楽しい休日の午後でした。

 

 

 

 

 

 

今日はトリプルセヴンの七夕ですね。

そして7月7日は亡き母の誕生日。

今夜はお家で母を偲びながら美味しいワインを飲んでいます。

 

昨年11月のある休日、ちぃさんと池袋のフレンチ/イタリアン、『GINTO』で過ごす楽しい午後の続き。

 

スープは、紫芋のポタージュ、黄金生姜のクレームデピス。

 

濃厚な紫芋の甘みが心地よい。

点々と浮かべられた黄金生姜のクレームデピスが良いアクセント。

隠し味でブランデーが加えられている。

 

今日はシャンパーニュランチ。

飲んでいるのは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のバロン・フエシテが造る、シャンパーニュ、ジャン・ド・ヴィラレ、グラン・レゼルヴ、ブリュット。

 

第二のアントレが届く。

ここでは、冷前菜、スープ、温前菜の順に料理が出される。

 

鴨のエピセキャラメリゼ。

鴨はマグレ鴨。

ちぃさんの鴨の方が見栄えが良いので、撮影。

いつも思うのだが、見栄えが良い方の皿が必ずと言ってよいほど女性に出される。

 

こちらが私の皿で、やはり見劣りがする。

ソースは、オレンジとジュと赤ワインのソース。

鴨にオレンジは王道の組み合わせ。

この料理もヴィアンドと言えるほどのヴォリューム。

 

ポワソンは、銀鱈のルロー。

身が柔らかな銀鱈を巻いてルローにするのは難しい。

 

私の銀鱈はあと少しで形が崩れてしまいそう。

 

一方、ちぃさんの銀鱈はきっちりと巻かれ、見た目も美しい。

ルローの下には、ソース・ヴェルト。

 

ヴィアンドは、三重県産A5松阪牛のミニッツグリエ。

これは私の皿。

 

やはり、ちぃさんの皿の方が肉の形が整っている。

ソースはシャリアピン。

 

付け合わせの野菜は全て北海道産。

濃厚な旨味を持つ松阪牛に、甘みのあるシャリアピンソースが良く合う。

 

肉料理に合わせ、パンも届く。

 

肉用に赤ワインを頼もうかとも思ったが、二本目のシャンパーニュがまだ残っていたのでそのままシャンパーニュで通すことに。

 

二本目を飲み干してしまった。

 

でも、まだ飲んでいる。

ちぃさんと過ごす、池袋の楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のある休日、ちぃさんと池袋で待ち合わせ。

 

久し振りに東口に来ると、地階も一階も西武のシャッターが下りている。

 

西武池袋本店営業中と表記はされているが、ほとんどのフロアーが改装中。

ビルの名前も「ヨドバシHD池袋ビル」に変わっている。

 

目的のお店は楽天のお隣のビルの4階なのだが、目立たないので『くら寿司』の看板を目印にしている。

 

今日のランチのお店は、フレンチ/イタリアンの『GINTO』。

入り口でGINTO=銀の兎が迎えてくれる。

 

ビルのワンフロアーを占める店は広く、カウンター席、テーブル席、ボックスシート、半個室、個室が並ぶ。

 

二人の時は何時も半個室なのだが、今日は何故か個室に案内される。

4~5人用の部屋とテーブルなので、とても広い。

二人の席が離れていたので、お互いの椅子を近付けてから着席。

 

何時もはこの半個室で、この雰囲気も好きだ。

 

この重いドアを閉めると、室内は密室となる。

でも担当スタッフが丁度良いタイミングで顔を出してくれるので、ベルを鳴らして呼ぶ必要は一度もなかった。

 

ここではカトラリーは料理に合わせ、その都度出される。

何時もは布のセルヴィエットなのに、今日は何故か紙ナプキン。

スタッフによると、クリーニングが間に合わず、今日は紙ナプキンで凌いでいるとのこと。

 

これが何時もの”銀兎”の刺繍があるセルヴィエット。

 

今日はシャンパーニュ・ランチ。

早速抜栓し、乾杯。

 

抜栓したてのシャンパーニュは泡立ちが素晴らしい。

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のバロン・フエシテが造る、シャンパーニュ、ジャン・ド・ヴィラレ、グラン・レゼルヴ、ブリュット。

 

最初は酸を強く感じたが、時間と共に果実の凝縮感、熟成感が出てバランスが良くなる。

セパージュは、ピノ・ムニエ65%、シャルドネ35%、瓶内熟成期間は36ヶ月ととても長い。

 

冷前菜が届く。

タスマニアサーモンのコンパレゾン、あんぽ柿とマイヤーレモンのエーグルドゥース。

 

タスマニアサーモンのコンパレゾンは、ポワレとリエットの二種。

緑のソースは、春菊のクーリー。

 

ポワレの上には、あんぽ柿とマイヤーレモンのエーグルドゥース。

エーグルドゥースの名前通り、甘酸っぱいソース。

青紫のダイスはシャドークイーン。

 

サーモンのリエットは滑らかで美味い。

 

アントレというより、これはもうポワソン。

美味しくヴォリュームもあり、シャンパーニュが進む。

ちぃさんと過ごす、池袋の楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のある週末、友人たちと銀座のフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ』でフルコース料理とワインをたっぷり楽しんだあとは、〆のバーに向かう。

 

丸の内仲通りから入ったのは、明治安田生命ビルの中にある「マイプラザ」。

左奥に見えている歴史的建造物が、重要文化財の「明治記念館」。

 

「明治記念館」の地下にあるこの長い通路を進む。

 

突き当りには、目的の店、会員制クラブの『センチュリーコート』のサイン。

 

ここで記念撮影。

今夜のメンバーは、Daisyさん、mamiさん、みんみんさん、そして私。

 

更に先に歩を進めると、ようやく『センチュリーコート』に至る。

ここのバーは席数が限られているので、『ポール・ボキューズ』を出た時点で電話し、席を予約しておいた。

 

『バー・マーブル』は寛いで過ごすことが出来る大好きな場所。

 

四人それぞれが好きなものを注文。

バーテンダーの佐々木さんが作ってくれているのは、私がお願いしたカクテル。

 

四人で乾杯。

Daisyさんは、タンカレーを使ったジン・リッキー。

みんみんさんは、シェリーとベルモットのカクテル、バンブー。

mamiさんは、ラガヴーリンをオンザロックスで。

そして私はウォッカマティーニ。

 

ウォッカマティーニはグレイグースで作ってもらった。

グレイグースは、フランス、コニャック地方で造られるプレミアム・ウォッカ。

 

mamiさんが飲んでいるラガヴーリンは、2023年特別リリースの希少なボトル。

 

佐々木さんにお願いし、四人で記念撮影。

 

ここが初めての三人のために、クラブ内のツアー。

ここは昭和9年(1934年)に平岡権八郎によって『食館マーブル』として設立され、戦前は社交場として賑わった場所。

戦後はGHQの売店がここに11年間置かれ、その後2008年からは『センチュリーコート』として復活している。

 

壁には、GHQの売店だった時の名残が。

 

男性用化粧室の壁に掛けられたこの絵を見ると、戦前の社交界の雰囲気が伝わる。

 

さて、『バー・マーブル』に戻り、次の飲み物を物色。

佐々木さんはアイラ・モルトのアードベッグがお好きなので、多様なボトルが揃っている。

 

でも今夜は標準的なアードベッグ。

半分はストレートで、残り半分はトゥワイスアップで飲むことにする。

 

mamiさんも同じアードベッグだが、佐々木さんが特別なグラスを出してくれた。

 

この非対称なグラスは、樹(いつき)グラス。

これで飲むとワインもウイスキーもまろやかで美味しくなる不思議なグラス。

 

どなたかはXYZカクテルを注文されたような。

皆さん酔いが回り好い気分。

 

既に夜も更け、私たちが最後の客に。

 

『センチュリーコート』のサインが入るように、エントランス前で記念撮影。

 

支配人の谷内さんが見送りに来てくれたので、一緒に記念撮影。

谷内さんとはもう随分長いお付き合い。

 

来た時の通路は既に施錠されているので、別の出口から退出。

左には『センチュリーコート』、右には”重要文化財”のプレート。

 

ここはJRにもメトロ各線にも乗ることが出来る便利な場所。

お休みの挨拶をし、各自が便利な路線で帰途に就く。

 

丸の内仲通りにも既に人の姿はほとんど無い。

友人たちと過ごす、銀座と丸の内の楽しい夜でした。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のある週末、銀座のフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ』で友人たちと過ごす楽しい夜の続き。

 

青森県産マトウダイのポワレ、北海道美瑛産ジャガイモのソース。

マトウダイの名前の由来、そして英語でもターゲット・フィッシュと言うのですよと皆さんにご紹介。

フランス語のメニューにはこの魚は”Saint-Pierre”と書かれている。

そこで、この魚がサン・ピエールと呼ばれるようになった聖書の聖ペテロとこの魚の逸話もご紹介。

因みに、イタリア語はサン・ピエトロ。

 

見て美しく食べて美味い一皿。

半年前に就任された鈴木シェフの料理は二度目だが、なかなかのものだ。

 

ポワソンに合わせて飲んでいるのは、南ローヌを代表する造り手、ファミーユ・ペランがリュベロンで造る、ラ・ヴィエイユ・フェルム、ブラン。

美味しいので、グラスにたっぷり3杯飲んでしまった。

 

ヴィアンドに合わせて赤ワインが出される。

白と同じくファミーユ・ペランがヴァントゥーで造る、ラ・ヴィエイユ・フェルム、ルージュ。

写真ではわかりにくいが、透明感のある濃いルビー色。

熟したストロベリーやラズベリーの甘い香り。

柔らかいタンニンが果実味を包み込み、熟成感と相俟ってバランスの良いフル寄りのミディアム・ボディを構成する。

セパージュは、グルナッシュ 50%、シラー 20%、カリニャン 15%、サンソー 15%。

熟成はオーク樽で10か月。

 

ラ・ヴィエイユ・フェルム・ルージュ

これがラ・ヴィエイユ・フェルム、ルージュのオリジナル・ボトル。

(画像はY'NSトウキョーのH.P.からお借りしました。)

 

ヴィアンドは、牛さがり肉のロティ、ソースボルドレーズ。

牛肉にはボルドーの赤ワインを使ったソースが良く合う。

 

肉料理に添えられる焼き野菜をズッキーニで巻いて出されるのは、流行のようだ。


肉料理に合わせ、熱々のパンも追加。

 

デセールの前に、みんみんさんのお誕生日をハピバプレートでお祝い。

 

みんみんさんとmamiさん。

 

Daisyさんと私。

 

コース料理のデセールは、”ムッシュ ポール・ボキューズ”のクレーム・ブリュレ。

 

冷たく冷やされたクレーム・ブリュレが濃厚で最高に美味い。

 

〆は熱いコーヒー。

みんみんさんはハーブティー。

 

名前入りのコーヒーカップが可愛くて好きだ。

何時もは竹内支配人が色々とサーブしてくれるのだが、今日は残念なことにお休み。

代わりに顔馴染みのスタッフが色々と気を遣ってくれた。

 

ポール・ボキューズさんの写真の前で記念撮影。

 

今夜の『ブラッスリー ポール・ボキューズ 銀座』も美味しく楽しかった。

満腹満足で店をあとにする。

 

「マロニエゲート銀座1」を出ると、有楽町駅方面へ。

駅前には、二組のストリートミュージシャン。

二次会のお店は三つの案を提示。

皆さんが選んだお店は、一番の高級店。

 

一応、選ばなかった二つのお店も前を通ってご紹介。

 

一つのお店は、立ち飲みで時間制のワインバー、『nomuno』。

 

有楽町から「東京国際フォーラム」を通り抜け、丸の内へ。

 

もう一つのお店は「ブリックスクエア」の『マルゴ丸の内』。

ここは着席できるワインバー&ビストロ。

 

中庭に置かれたオブジェについて、「あれはヘンリー・ムーアの作品ですよ」などど説明しながら通り過ぎる。

 

丸の内仲通りに出ると、皆さんが行きたいという第三の候補に向かう。

友人たちと過ごす、丸の内の楽しい夜は続きます。

 

 

Daisyさんの記事はこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年11月のある週末、銀座のフレンチで友人たちと待ち合わせ。

 

銀座駅から「松屋銀座」の地下道に入る。

昔のニューヨークの地下鉄の駅をイメージした美濃タイルの装飾が好きだ。

 

地上に出ると、銀座二丁目交差点からマロニエ通りに入る。

 

「マロニエゲート銀座1」にディーゼルが入居し、ディスプレイが派手になった。

 

まだ11月上旬だが、既にクリスマスモード。

 

エレベーターホールにも美しいクリスマスの飾り付け。

 

友人たちと待ち合わせの店は、馴染みのフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 銀座』。

既に開店時間になっているが、今日はまだ明かりが点いていない。

声を掛けたら直ぐに照明のスイッチが入り、温かく迎えてくれた。

 

という訳で、一番乗り。

 

他の客が入店する前に、急いで店内を撮影。

 

今夜は四人での会食。

 

窓の外には、首都高、外堀通り、そして「東急プラザ銀座」の向こうには東京タワー。

 

2024年5月にシェフが星野さんから鈴木さんに代わって、今夜は二度目の訪問。

どんな料理に出会えるか楽しみ。

 

メンバーが揃い、四人で乾杯。

乾杯写真を撮ったのに、何故か保存されていない。

今夜のメンバーは、Daisyさん、mamiさん、みんみんさん、そして私。

このメンバーで集まるのは、9月以来二ヶ月ぶり。

 

その時の記事はこちら。

 

 

 

 

乾杯のワインは、ヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュ、ロゼ、ブリュット、ミレジム 2020年。

 

ヴーヴ・アンバルは1898年創業のクレマン・ド・ブルゴーニュの元祖と言える、クレマン専業メゾン。

 

瓶内二次発酵で造られたクレマンは泡立ちが素晴らしい。

フランボワーズやレッドチェリーの華やかな香り。

豊かな果実味を持ちながら、綺麗な酸とミネラルがボディをキリリと引き締める。

ヴーヴ・アンバルのクレマンのミレジムは美味い。

 

パンとバターが届く。

以前はバゲットだったが、シェフが代わり、パンも変わった。

 

アントレが届く。

サーモンマリネは『ポール・ボキューズ』のスペシャリティ。

サーモンはノルウェー産。

 

たっぷりのサーモンの上には、シトロンクリーム。

緑のソースは、ネギオイル。

トウモロコシのパンケーキを合わせて食べても美味い。

 

ポワソンに合わせて白ワイン。

『ひらまつ』のボトルで出されたのは、南ローヌを代表する造り手、ファミーユ・ペランがリュベロンで造る、ラ・ヴィエイユ・フェルム、ブラン。

レモンや青リンゴの爽やかな香り。

フレッシュな果実味と活き活きとした酸、後味にはグレープフルーツの皮の軽い苦み。

セパージュは、グルナッシュ・ブラン 30% 、ブールブーラン 30%、ユニ・ブラン 30%、 ルーサンヌ 10%。

 

ラ・ヴィエイユ・フェルム・ブラン

これがラ・ヴィエイユ・フェルムのオリジナル・ボトル。

(画像はY'NSトウキョーのH.P.からお借りしました。)

友人たちと過ごす、銀座の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

昨年11月のある休日、ちぃさんと品川のイタリアン、『ドン・コナ・コネリー』で過ごす楽しい夜の続き。

 

続く料理は、ムール貝のエスカルゴ風オーブン焼き。

 

ムール貝、アサリ、ブロッコリー、ミニトマト。

これはなかなか美味い。

 

スパークリングワイン、ソーヴィニヨン・ブランの次は、シャルドネ。

ソーヴィニヨン・ブランと同じく、チリ、セントラル・ヴァレーのルイス・フェリペ・エドワーズが造る、ダンシング・フレイム、シャルドネ、2024年。

11月に同じ年のワインということはヌーヴォー、と思ってしまうが、チリは南半球なのでワインを仕込んでから既に半年が経過している。

アルコール度数は13%、このワインもヴィーガン対応。

 

チキンフリッター&チップス、トマトサルサディップ。

 

トマトたっぷりのサルサを付けて食べる。

若者向きの料理とは思うが、揚げ物は好きなのでワインが進む。

 

赤ワインに切り替え。

同じくダンシング・フレイムの、カベルネ・ソーヴィニヨン、2023年。

アルコール度数は13%、これもヴィーガン対応。

 

ローストビーフ、シャリアピンソース、レフォールを添えて。

無造作に積み上げられた肉の量が感動もの。

 

二人に取り分けても充分な量がある。

シャリアピンソースをたっぷりかけていただく。

 

赤ワインを追加。

 

ダンシング・フレイムの、メルロー、2023年。

 

思ったより果実味がある。

このシリーズは、白よりも赤の方が良さそうだ。

アルコール度数は13%、このワインもヴィーガン対応。

 

今夜は、スパークリングを2杯、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローをそれぞれ1杯飲んでいるが、ここにきてスパークリングをボトルで頼んでしまった。

 

スペインのボデガス・フェルナンド・カストロが造る、セニョリア・デ・マレステ、ブリュット。

ぶどうはマカベオ100%。

 

ちぃさんと再び乾杯。

 

生パスタ、シラスのアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ。

パスタが出され、ここがイタリアンだったことを思い出す。

 

シラスがたっぷり。

日本のイタリアンでは、プリモピアットとセコンドピアットの順番を逆にする店が多い。

 

パスタを食べながら、スパークリングのボトルを空けてしまった。

 

食後の飲み物は、温州みかんジュース。

私が飲みたいと言ったので、ちぃさんもお付き合いしてくれた。

でも濃厚なみかんの甘さだったので、結局私が二杯飲むことに。

 

ドルチェは柚子のシャーベット。

これも私が二ついただく。

 

今夜は飲み過ぎ食べ過ぎてしまった。

このお店のコース料理は若者向きのようだ。

 

品川駅に戻る通路は屋根があるので大丈夫だが、外はまだ雨で煙っている。

(幸いなことに最寄り駅に着いたときは雨が止んでいました。)

 

「アトレ」の中を通って駅に向かう。

「ディーン&デルーカ」は既にクリスマスの飾りつけ。

 

港南口から改札までは遠い。

ちぃさんと過ごす、オペラ「ドン・パスクアーレ」鑑賞、『アンテナ・アメリカ』でのアペロ、『ドン・コナ・コネリー』でのディナーを楽しんだ、楽しい休日でした。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のある休日、一番町の「カスケードホール」でG.ドニゼッティのオペラ、「ドン・パスクアーレ」を鑑賞した後は、ちぃさんと品川へ移動。

 

品川駅には多くの人出。

 

向かったのは、「アトレ」。

 

ディナーの前に、『アンテナ・アメリカ』でアペロをすることに。

 

フードホールには多くの客で、空席は見当たらない。

 

でも『アンテナ・アメリカ』のカウンターには専用席があるので大丈夫。

目の前には生のクラフトビールのタップが並ぶ。

 

早速クラフトビールで乾杯。

ちぃさんのビールは、テキサスの903 Brewers - Yocal American Light Lager。

すっきり爽やかで、ちぃさんの好みのタイプ。

私のは、カリフォルニアのMonkish - Song of Silence Belgian Blonde。

ちょっと濃厚で苦みが強い、私が好きなタイプ。

 

ディナー前なので、おつまみは軽いものを一つだけ。

Pico de Gallo with Nacho Chips。

 

ナチョスチップにサルサをつけて食べるとビールによく合って美味い。

サクッと飲んだあとは、予約しているディナーの店に向かう。

 

港南口を出て向かったのは、イタリアンの『ドン・コナ・コネリー』。

「ドン・パスクアーレ」鑑賞の後のディナーは、『ドン・ドナ・コネリー』。

開店時間になっても入り口のシャッターが閉まっていたので驚いたが、声をかけるとすぐに開けてくれた。

 

イタリアというより、ニューヨークのかつてのソーホー辺りの店の雰囲気。

ソーホーも今では高級店が並ぶ街に変わった。

 

店内はL字型で短辺は窓に面している。

 

私たちのテーブルは窓際のコーナー。

 

まずはスパークリングワインで乾杯。

 

スペインのボデガス・フェルナンド・カストロが造る、セニョリア・デ・マレステ、ブリュット。

柑橘系の爽やかな香りを持つスパークリングで、ぶどうはマカベオ100%。

 

クラシック・シーザーサラダ。

ベジファーストが嬉しい。

大皿で届き、これは私が取り分けた後の写真。

 

ノルウェーサーモンのカルパッチョ。

これも取り分けた後の半分量の写真。

 

スパークリングワインを2杯飲んだあとは、白ワイン。

チリ、セントラル・ヴァレーのルイス・フェリペ・エドワーズが造る、ダンシング・フレイム、ソーヴィニヨン・ブラン、2023年。

 

エチケットを見ると、ダンシング・フレイムとは火山の噴火のことのようだ。

チリには活火山がどのくらいあるのか調べてみると、何と105個もあるのだそうだ。

 

柑橘系の香り、綺麗な酸。

ソーヴィニヨン・ブランらしさはあまり感じないが、これはこれでするする飲める美味いワインだ。

アルコール度数は12.5%、ヴィーガン対応となっている。

 

今日はここに来るまでずっと小雨が降っていたが、天気予報通り激しい雨になった。

帰る頃にはこの雨雲が通り過ぎていることを祈りたい。

ちぃさんと過ごす、品川の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のある休日、ちぃさんと半蔵門で待ち合わせ。

 

一番町に向かって歩いていると、”滝廉太郎居住地跡”の石碑と説明板。

 

目的の場所は、「いきいきプラザ 一番町」。

 

この地下に、「カスケードホール」がある。

 

ホールには開場前から多くのオペラ愛好家が集う。

私たちは開場と同時に入場。

 

最前列の中央の席を確保。

開演前には110席がほぼ埋まる。

 

ステージ上部に日本語字幕が映し出される設定。

 

ステージ上には主催者の河野真有美さんが演奏されるピアノ。

 

今夜はイタリアのオペラ作曲家、G.ドニゼッティの「ドン・パスクアーレ」の全幕上演という豪華な企画。

 

2時間半をかけて、全3幕が上演される。

 

ピアノは主催者の河野真有美さん。

河野真有美さんとはアメブロでお知り合いとなった。

ドン・パスクアーレは、まさに当たり役のバスバリトンの金子亮平さん。

ノリーナは、ソプラノの小澤美咲紀さん。

エルネストは、テノールの黄木透さん。

マラテスタは、バリトンの李昇哲さん。

公証人は、バスの町村彰さん。

そして使用人のメイド役で5人の方々が出演。

 

「ドン・パスクアーレ」はご存じの方も多いと思うが、あらすじも貼り付けておく。

 

河野真有美さんはピアノの演奏だけでなく、演出から制作全般まで担当され大活躍。

これだけの公演の企画運営をされるとは、素晴らしい才能と実行力をお持ちだ。

 

目の前で見るオペラは迫力満点。

時にはアリアで、そして二重唱、三重唱、四重唱と息の合った歌唱が続く。

背景に日本語訳が映し出されるので、目を舞台から外すことなく意味も理解できるのが嬉しい。

喜歌劇ではあるが、若者たちが金持ちの独身老人を騙して罠にはめるという内容だけに、金は無くても同輩の身としては単純に喜んでばかりはいられない。

最後にノリーナが歌う”教訓”は、「歳をとって結婚なんか考えないこと。大変な苦労を抱え込むこととなる」というもの。

 

最後に全員揃ってのご挨拶。

 

真ん中の美しいドレス姿の方が、演出・ピアニストの河野真有美さん。

その右に、ドン・パスクアーレ役のバスバリトン、金子亮平さん。

ノリーナ役のソプラノ、小澤美咲紀さん。

エルネスト役のテノール、黄木透さん。

河野真有美さんの左が、マラテスタ役のバリトン、李昇哲さん。

公証人役のバス、町村彰さん。

 

公演の終了後は、出演者とファンの皆さんの交流の時間。

私も河野真有美さんと色々お話しし、記念撮影。

素晴らしいオペラ公演に感動し、カスケードホールを後にする。

ちぃさんと過ごす、楽しい休日の午後は続きます。