昨年10月のこと、彼女と銀座のフレンチで待ち合わせ。
まずは日比谷に降り立つ。
「東京ミッドタウン日比谷」を一渡り見た後は、次の場所に移動。
丸の内仲通りは既に薄暗くなっている。
まだ17時前なのだが、日の暮れるのが早くなった。
立ち寄ったのは、「エノテカ」。
ブルーノ・ジャコーザのロエロ・アルネイスの価格が驚くほど高くなっていた。
そこで、他の手頃なワインを家飲み用に購入。
(「エノテカ丸の内店」は国際ビル建て替えのため、既に閉店しています。)
次は「ピエール・エルメ」。
これはお土産用。
続いて、「ブリックスクエア」へ。
『ル・カフェ ラ・ブティック ドゥ ジョエル・ロブション』。
ここのパンは明日の朝食用。
「三菱一号館美術館」を覆っていた工事用の幕が取り払われている。
久し振りに見るレンガ造りの建物が美しい。
また結婚の前撮りが増えそうだ。
リニューアルオープンは2024年11月23日(土)のロートレック展。
再開が楽しみだ。
「ブリックスクエア」を出ると、東京国際フォーラムに。
安田侃氏の作品、”意心帰”に触れると、カッラーラ産の白大理石なのだが不思議と温もりを感じる。
中庭には何台ものキッチンカー。
多くのテーブルが出されているが、少し時間が早いので客はまだまばら。
今夜のディナーの場所は、「マロニエゲート銀座1」。
予約しているお店は、馴染みのフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 銀座』。
一番乗りすると、他の客が入店する前に店内を撮影。
こちら側の窓からは、有楽町方面を望むことが出来る。
コロナ前はもっとテーブル数が多かったが、今はテーブル間隔が広く取られている。
私たちのテーブルは、何時もの広めの丸テーブル。
今夜はシェフの特別コースをお願いしている。
シェフが星野さんから鈴木さんに代わって、初めての来店。
どんな料理に出会えるか楽しみ。
彼女が到着し、支配人の竹内さんがシャンパーニュを注いでくれる。
今夜のワインは竹内さんにペアリングをお願いしている。
マルグリット・ギュイヨ、キュヴェ・フルール・ド・フロ、ロゼ、ブリュット。
マルグリット・ギュイヨはヴァレ・ドゥ・マルヌ地区のダムリー村に本拠地を置く、2012年創業の新しいメゾン。
2022年にリヨンの『ポール・ボキューズ』が採用したことで一躍有名となった。
”マルグリット(マーガレット)”はオーナーの祖母の名前、そして”フルール・ド・フロ”はオーナーの名前、”フローレンス”の花という意味。
色合いは濃いサーモンピンク。
ラズベリーやストロベリーの赤いベリー系の香り。
勢いのある泡立ち、強い果実の凝縮感、活き活きとしたミネラル、力強く洗練されたシャンパーニュ。
セパージュは、ピノ・ムニエ30%、ピノ・ノワール30%、シャルドネ30%、熟成コトー・シャンプノワーズ(ピノ・ムニエ)10%。
ぶどうは2017年が70%、2016年が30%。
ドサージュは7g/ℓ、瓶内熟成期間は30ヶ月と長い。
アントレは、ホタテとサーモンのカルパッチョ、黒大根とクレームエペス。
クレームエペスはノルマンディー地方の乳酸発酵させた生クリーム。
黒大根は、皮が本当に真っ黒。
緑はネギのオイル。
中を覗き込むと、イクラも入っている。
黒大根の中には、ホタテとサーモン。
味の変化があって素敵な前菜だ。
彼女と過ごす、銀座の楽しい夜は続きます。