昨年11月のある週末、友人たちと銀座のフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ』でフルコース料理とワインをたっぷり楽しんだあとは、〆のバーに向かう。
丸の内仲通りから入ったのは、明治安田生命ビルの中にある「マイプラザ」。
左奥に見えている歴史的建造物が、重要文化財の「明治記念館」。
「明治記念館」の地下にあるこの長い通路を進む。
突き当りには、目的の店、会員制クラブの『センチュリーコート』のサイン。
ここで記念撮影。
今夜のメンバーは、Daisyさん、mamiさん、みんみんさん、そして私。
更に先に歩を進めると、ようやく『センチュリーコート』に至る。
ここのバーは席数が限られているので、『ポール・ボキューズ』を出た時点で電話し、席を予約しておいた。
『バー・マーブル』は寛いで過ごすことが出来る大好きな場所。
四人それぞれが好きなものを注文。
バーテンダーの佐々木さんが作ってくれているのは、私がお願いしたカクテル。
四人で乾杯。
Daisyさんは、タンカレーを使ったジン・リッキー。
みんみんさんは、シェリーとベルモットのカクテル、バンブー。
mamiさんは、ラガヴーリンをオンザロックスで。
そして私はウォッカマティーニ。
ウォッカマティーニはグレイグースで作ってもらった。
グレイグースは、フランス、コニャック地方で造られるプレミアム・ウォッカ。
mamiさんが飲んでいるラガヴーリンは、2023年特別リリースの希少なボトル。
佐々木さんにお願いし、四人で記念撮影。
ここが初めての三人のために、クラブ内のツアー。
ここは昭和9年(1934年)に平岡権八郎によって『食館マーブル』として設立され、戦前は社交場として賑わった場所。
戦後はGHQの売店がここに11年間置かれ、その後2008年からは『センチュリーコート』として復活している。
壁には、GHQの売店だった時の名残が。
男性用化粧室の壁に掛けられたこの絵を見ると、戦前の社交界の雰囲気が伝わる。
さて、『バー・マーブル』に戻り、次の飲み物を物色。
佐々木さんはアイラ・モルトのアードベッグがお好きなので、多様なボトルが揃っている。
でも今夜は標準的なアードベッグ。
半分はストレートで、残り半分はトゥワイスアップで飲むことにする。
mamiさんも同じアードベッグだが、佐々木さんが特別なグラスを出してくれた。
この非対称なグラスは、樹(いつき)グラス。
これで飲むとワインもウイスキーもまろやかで美味しくなる不思議なグラス。
どなたかはXYZカクテルを注文されたような。
皆さん酔いが回り好い気分。
既に夜も更け、私たちが最後の客に。
『センチュリーコート』のサインが入るように、エントランス前で記念撮影。
支配人の谷内さんが見送りに来てくれたので、一緒に記念撮影。
谷内さんとはもう随分長いお付き合い。
来た時の通路は既に施錠されているので、別の出口から退出。
左には『センチュリーコート』、右には”重要文化財”のプレート。
ここはJRにもメトロ各線にも乗ることが出来る便利な場所。
お休みの挨拶をし、各自が便利な路線で帰途に就く。
丸の内仲通りにも既に人の姿はほとんど無い。
友人たちと過ごす、銀座と丸の内の楽しい夜でした。