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ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅。

祇園にある町家造りの素敵なレストラン、『リゴレット スモーク グリル & バー 』でのディナーの続き。

 

シーザーサラダ。

べジファーストは大事。

 

ロメインレタスを切るのに出されたナイフはラギオール。

 

私が切り分けて三人の皿に盛り分け。

 

サラダでもスパークリングワインが進む。

 

飲んでいるスパークリングワインは、イタリア、ヴェネト州のコル・メシアンが造る、スプマンテ、コル・メシアン、ブリュット、ロゼ。

 

燻製きのこのアヒージョ。

 

ロメインレタスときのこのアヒージョ、この組み合わせがなかなか美味い。

 

スペイン風クリームコロッケ”クロケッタス”。

メニューは二個入りだったが、三個にしてもらった。

 

これは美味い。

ワインが進むのでスプマンテが空いてしまった。

 

続いて白ワインを抜栓。

イタリア、ピエモンテ州のマルコ・ポレッロが造る、ロエロ・アルネイス、2023年。

 

ロエロ・アルネイスは好きなぶどう品種。

ピエモンテ州の古い品種で、栽培が難しいことから絶滅しかかっていたが、ブルーノ・ジャコーザなどの有志の努力により復活した。

 

アンティパストのあとは、プリモピアット、マルゲリータ・エクストラ。

3人なので6っつに切られているのが嬉しい。

 

水牛のモッツァレラチーズ、トマトソース、バジルのシンプルなピッツァが一番好きだ。

 

ピッツァとロエロ・アルネイスが良く合う。

 

ここはイタリアン/スパニッシュのお店、ピッツァを食べたら、パエリアも食べなければ。

 

鬼手長海老とツブ貝のパエリア。

プリプリの海老とツブ貝が美味い。

 

入店した時は客の数はまばらだったが、今はもう満席。

大学時代の友人たちと祇園で過ごす、楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

伏見での酒蔵巡りを終えると、ディナーの店に向かう。

 

時間が押していると思って急いで移動してきたが、友人の勘違いでディナーの予約時間、そしてお店の開店時間は30分後。

そこで祇園界隈をしばらく散策。

 

白川の水は清らか。

 

日が暮れ、人出が増えている。

 

『いづう本店』の前を通過。

ここには何度か来ている。

 

続いて花見小路。

 

ここは祇園でも人気の場所なので、ガードマンさんが何人も出ていて人流整理をしている。

 

『一力茶屋』の前を通過。

 

崇徳天皇御廟にお参り。

崇徳天皇(第75代)は、平安時代の末、保元の乱(1156年)により讃岐の国へ御配流となり、彼の地で長寛2年(1164年)夏、46歳で崩御。
五色台白峰山の御陵に奉葬されたが、天皇の寵愛篤かった阿波内侍が遺髪を請い受けてここに塚を築かれたとのこと。

 

崇徳天皇御廟のお隣は、祇園花見小路甲部歌舞錬場。

 

歌舞錬場に祇園花街芸術資料館が2024年5月15日に開館している。

 

ここが祇園花街芸術資料館。

まだ紅白の幕が張られている。

 

祇園花見小路甲部歌舞錬場。

大阪の叔母(故人)が裏千家の幹部で、ここで開催される「都をどり」の席を取っていたので、若い頃は毎年観に来ていたことを思い出す。

80歳を過ぎても洋装の時は何時もハイヒールの素敵な叔母だった。

 

予約時間になったので、青柳小路の店に向かう。

 

茶屋造り一軒家は『リゴレット・スモーク・グリル & バー』。

 

東京の『リゴレット』ではよく食事をしているが、京都祇園店はまた違った趣があって素晴らしい。

暖簾をくぐり、店内に進む。

 

ここはスパニッシュ・イタリアン。

一階のメインダイニングは広いが、一時間後には満席となった。

 

まずはスパークリングワインを抜栓。

 

皆さんブログをしていないので、乾杯写真が上手く撮れない。

そこで、グラスをまとめて置いて撮影することに。

 

抜栓したボトルは、イタリア、ヴェネト州のコル・メシアンが造る、スプマンテ、コル・メシアン、ブリュット、ロゼ。

 

フランボワーズやストロベリーの甘い香り。

口に含むと、キリリと引き締まったブリュット。

 

ぶどうは、ピノ・ノワール、ガルガーネガ。

アルコール度数は11%と軽め。

 

グラスをよく見ると、ビルカール・サルモンのマークが。

ビルカール・サルモン、ブリュット、ロゼは、エノテカで買うと1本16,280円するので、飲んでいるスプマンテとは大違い。

好きなシャンパーニュで、今現在私のセラーには2本入っている。

大学時代の友人たちと祇園で過ごす、楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

 

月桂冠大倉記念館を見学し、濠川河畔を散策して向かったのは、寺田屋。

 

寺田屋騒動は二回あり、その一つが薩摩藩内の粛清事件とも言えるもので、島津久光が鎮撫使を派遣して尊皇急進派を鎮圧した事件。

京都市の説明文にはこの事件しか書かれていない。

 

一方、石造りの”史跡 寺田屋”には、”坂本龍馬先生遭難の趾”と書かれている。

これがもう一つの寺田屋騒動で、ここに宿泊していた坂本龍馬が江戸幕府の捕り方に襲撃され、何とか難を逃れた事件。

部屋の中には、この時の銃痕と刀傷が残っている。

 

観光的には坂本龍馬の方が受けが良いようで、絵馬の絵柄は坂本龍馬。

 

この井戸は維新当時の物なのだそうだ。

実は寺田屋は鳥羽伏見の戦いで焼失し、現在の寺田屋は建て替えられたものとの説が有力。

一方寺田屋側は、焼失したのは一部で、銃痕や刀傷は本物だと主張しており、どちらが本当なのかは不明。

 

これは寺田屋騒動記念碑。

薩摩藩内の粛清事件に関する記念碑で、上部の篆額は有栖川宮熾仁親王の筆。

 

寺田屋を出て向かったのは、黄桜酒造。

 

ここは、キザクラ・カッパ・カントリー。

 

先ずは酒の醸造工程を紹介するビデオ。

 

続いて黄桜の製品ラインナップ。

 

裏道に抜けると、向かい側も黄桜。

黄桜の敷地も広い。

 

黄桜のカッパの絵の作者は、初代は清水崑氏。

二代目の作者は小島功氏。

私には小島カッパの方が馴染みがある。

小島カッパは清水カッパには無かった乳首と臍が描かれていて、顔も派手で艶めかしい。

 

黄桜のコマーシャルの映像が延々と続くが、楽しくて見飽きない。

”かっぱっぱ ルンパッパ かっぱ黄桜 かっぱっぱ”の歌がしばらく頭の中で鳴り響く。

 

次の部屋はまさにカッパ・カントリー。

カッパに関する展示が部屋を埋めつくす。

 

中庭に出ると、ここにもカッパ。

中庭では黄桜の酒を飲むことができる。

でも、京都の友人から次の予定の時間が押しているので飲む暇はないと言われ、断念。

 

カッパ達を背景に、自撮り。

 

こちらが正門なのだろうか。

この門を出て駅に向かう。

月桂冠と黄桜をゆっくり見て歩いたので結構時間が経っている。

 

キザクラ・カッパ・カントリーから大手筋商店街に戻る。

商店街ではクリスマスの飾りつけの真っ最中。

 

驚いたことに商店街の終点は踏切で、電車が目の前を横切っていく。

私たちも電車に乗ってディナーの店に向かうことにする。

大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

 

念願の鯖寿司ランチを終えた後は、酒蔵訪問に向かうことにする。

先ずは、伏見の街の概要を頭に入れる。

 

ここは『京都・伏見 神聖酒蔵 鳥せい』。

神聖を醸す山本本家が運営する、鶏料理専門店。

昼から飲める、飲兵衛の味方のお店だ。

 

ここは人気のおでん専門店、『べんがらや』。

 

目的の場所に来た。

後ろを振り返ると、長く続く蔵。

 

前を見ても、長く続く蔵。

 

ここは、月桂冠大倉記念館。

 

レセプションで入館手続きをし、見学開始。

 

月桂冠の販売コーナーもあるが、見学後に立ち寄ることにする。

 

月桂冠の歴史、酒造りの紹介が充実していて楽しい。

 

今まで多くの酒蔵の見学をしているが、やはり大手の施設は規模が違う。

大量に撮影したが、切りが無いので2枚のみアップ。

 

見学が終わると、試飲ルームへ。

 

入館料には、ぐい呑みが一つと試飲で使うコインが三枚含まれている。

試飲できる酒は10種類で、その中から三種類を選ぶ。

 

ぐい呑みには月桂冠と大倉記念館の名前入り。

製造元は、美濃焼の小田井窯。

 

コインを投入し、飲みたい酒のボタンを押すと酒がぐい呑みに注がれる仕組み。

 

当然、高価な純米大吟醸から飲み始める。

最初の酒は鳳麟 純米大吟醸。

鳳凰と麒麟から名付けられた酒で、使用米は五百万石と山田錦、精米歩合は50%。

 

笠置屋 山田錦 大吟醸。

笠置屋は創業当時の屋号。

使用米は山田錦、精米歩合は35%。

 

京しぼり 祝米大吟醸。

京都産の酒造好適米”祝”を50%まで磨いて醸された酒。

 

試飲を終えると、中庭に出る。

とにかく敷地が広い。

 

これは創業当時から湧き出ている名水、”さかみず”。

水は飲まなかったが、試飲に使ったぐい呑みを持ち帰るためにここで洗わせてもらう。

 

見学を終えると、販売コーナーで購入する酒を選ぶ。

 

試飲はしていないが、月桂冠 新米新酒 純米大吟醸 生酒を購入。

月桂冠大倉記念館を出ると、次の目的地に向かうことにする。

 

月桂冠大倉記念館の裏を流れる濠川に架かる辨天橋を渡る。

 

ここには十石船の乗り場がある。

reinaさんはここから船に乗られたのだろうか。

 

これが、十石船。

濠川は、淀川の支流。

 

ここは日本では珍しい河港の伏見南浜港があった場所で、米が降ろされ、酒が積まれたのだそうだ。

 

川岸の遊歩道に降りる。

川面が近い。

向かい側には十石船の乗り場。

 

長い塀の向こう側は、先ほどまで居た月桂冠大倉記念館。

しばらく川沿いを歩くことにする。

大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

 

東福寺で紅葉を愛でたあとは、伏見稲荷大社に歩いて向かう。

 

神幸道には多くの人出。

人を搔き分けて前に進むが、驚くことに日本語は殆ど聞こえない。

 

ようやく楼門が見えてきた。

 

楼門の朱色が眼に鮮やか。

 

まずは境内案内図を見て配置を頭に入れる。

この案内図には何故か描かれていないが、千本鳥居の更に奥、稲荷山の頂上まで鳥居は続いている。

 

本殿にお参り。

 

いよいよ千本鳥居へ。

 

途中、石の鳥居から奥社奉拝所までの間は鳥居は左右二列になっている。

上りは右側の一方通行で、左側は下り専用。

 

奥社奉拝所から先はこの混雑でなかなか先に進めない。

私たちは稲荷山の麓の終点から左折して本殿に戻ったが、右に進めば再び鳥居の中を三ノ峰、二ノ峰、そして頂上の一ノ峰へと登り、左回りで鳥居の中を通って下山することが出来る。

 

伏見稲荷大社を出ると、電車で次の目的地へ。

ふしみいなり駅のホームにも、多くの狐。

 

次に向かったのは、伏見桃山。

大手筋商店街はとても賑わっている。

既に昼食時間を過ぎお腹が空いているので、急いで食事場所を探す。

 

このお店、『阿津満』にはなんと”鯖寿司”の看板がかかっている。

私が鯖寿司を食べたいと言ったので友人が案内してくれたが、5月の旅では『末廣』と『さか井』に振られて食べられなかった。

 

そして今回の旅でも初日にリベンジを図るため、友人が満を持して連れて行ってくれた『いづ源』が臨時休業、そして再度訪問した『さか井』も何故か休業。

 

京都らしく、店は奥が深い造り。

 

棚に飾られた古い看板を見ると、店名の”阿津満”は”あづま”と読むようだ。

 

11月も末になると結構涼しいので、暑いお茶が嬉しい。

 

三人とも京すしを注文。

本当は鯖寿司を一本丸ごと注文したかったが、ディナーの予約時間まで既に四時間を切っていたので我慢。

 

麗しき鯖寿司がとても美味い。

この店を選んで大正解だった。

軽い昼食にしようと思ったが、握り寿司と違って押し寿司はシャリがギュッと詰まっているので、思った以上にお腹がいっぱいになる。

 

お吸い物も上品で美味い。

 

美味しい昼食に満足した後は、友人が酒販店に案内してくれる。
ここは「吟醸酒房 油長」。
油長(ゆちょう)酒造と言えば、風の森を醸す奈良県の酒蔵。
でもここは、”あぶらちょう”と読むのだそうだ。
 
ここには伏見の18蔵の酒が揃う。
 
見ているとどれも買いたくなってしまう。
 
そしてここが人気なのは、伏見の18蔵の酒、約80種類を試飲することができるところ。
飲みたいがタイムスケジュールを考えればその余裕は無い。
そろそろ伏見桃山に来た目的の場所に向かうことにしよう。

大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

二日目の朝は早起きが出来なかった。

前夜友人宅に帰宅後ウイスキーを飲みながら話が弾み、午前一時まで飲み食いしてしまった。

 

前回5月の京都旅では清水寺に行くときは早朝に家を出たので、とても空いていた。

紅葉狩りに行くのに、この時間では混んでいるだろうね、と言いながらバスに乗る。

 

東福寺に向かう、通天橋道を進む。

 

まさに紅葉狩りの季節、既に多くの人出。

 

臥雲橋を渡る。

紅葉を撮影する多くの人。

ここは周辺住民の道にもなっているので、拝観料は不要。

 

臥雲橋が架かる谷は、洗玉澗(せんぎょくかん)。

この谷を流れる川は三ノ橋川。

洗玉澗には臥雲橋(がうんきょう)、通天橋(つうてんきょう)、偃月橋(えんげつきょう)という三本の橋が架かっていて、「東福寺三名橋」と呼ばれている。

紅葉の向こう側に見えている橋が通天橋。

 

日下門を入ると、正面に本堂である法堂。

 

法堂の中を拝観することはできないが、中を覗き込むと日本画家、堂本印象氏が16日間で描き上げた龍の天井画を観ることが出来る。

 

本堂の右奥には、国宝の三門。

 

まずは洗玉澗と通天橋に向かう。

 

拝観券を購入。

 

境内図を見て全容を把握。

 

洗玉澗に下る道の左右にも紅葉。

 

紅葉なのだが、まるで桜のような色に映ってしまった。

三ノ橋川を渡る。

 

川は小さな掘割と言った感じ。

行きつく先は、鴨川。

 

谷底から見上げる紅葉も美しい。

 

対岸の坂を上りながらも撮影。

 

通天橋が見えてきた。


いよいよ通天橋。

 

撮影スポットはかなり混んでいる。

 

通天橋から見る景色は美しいが、秋の気温が高かったため紅葉は遅れ、11月末でもまだ充分には色付いていない。

 

そこで、美しい写真を拝借して貼り付け。

「グランメゾン パリ」に繋ぐ「グランメゾン 東京」の続編でもここで撮影されていた。

因みに、「グランメゾン 東京」の続編で登場した京都のレストランは、『レストラン ひらまつ 高台寺』。

(写真は”そうだ京都行こう”からお借りしました。)

 

お庭に記念植樹の石碑が三本立っている。

手前から、三笠宮、高松宮、秩父宮。

 

三笠宮様の石碑には、百合子妃殿下のお名前。

ご冥福をお祈りいたします。

 

他にも常楽庵と枯山水など色々巡ったが、長くなるので省略。

最後は国宝の三門。

 

禅寺の三門としては、日本最古で最大。

 

普段は拝観できないが、二階には宝冠釈迦如来などの仏像が納められている。

(写真は”そうだ京都行こう”からお借りしました。)

 

東福寺を出ると、次の目的地まで散策。

途上、凌雲山南明禅院の石碑が眼を引いた。

 

”徳川家康公正室旭姫墓在院”と記されている。

友人達は歴史に詳しいので、「朝日姫(石碑には旭姫と記されているが通常は朝日姫)は豊臣秀吉の異父妹で徳川家康と政略結婚させられたけど、その時はもう結構な年齢で直ぐに亡くなったんだよね」などど話が弾む。

調べてみると、駿府に嫁いだ時は44歳(家康は45歳)、二年後には京都の聚楽第に戻ってしまい、その二年後に没している。

友人達は高校から文科系だが、私は高校は理数科特別コースだったので日本史は専攻していない。

まあそれでも大学の一次試験は7科目が必要だったので、社会は世界史と日本史で受験している。

大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

今夜のディナーのお店は綾小路の人気店、『吟味屋 菜々色』。

 

三種類目と四種類目の酒を注文。

 

右側の酒は、石川県白山市の小堀酒造店が醸す、萬歳楽 純米 初しぼり 生酒 石川門。

使用米は白山市産の石川門、精米歩合は70%。

石川門は石川県の酒造好適米。

 

左側の酒は、京都市伏見区の北川本家が醸す、富翁 しぼりたて 無濾過生原酒。

使用米は非開示、精米歩合は70%。

アルコール度数は19%もある。

 

鰻とチーズの春巻き。

鰻とチーズとは面白い組み合わせ。

 

揚げたての春巻きが熱々で美味い。

えびせんが付いてくると、タイ料理のようだ。

 

鶏料理が届く。

 

一目見たとき、グルヌイユ(カエル)かと思ってしまった。

でもよく見ると皮が付いていて、確かに鶏だ。

 

甘辛くて美味しく、酒が進む。

 

五種類目、六種類目の酒を選ぶ。

右は、兵庫県姫路市の下村酒造店が醸す、奥播磨 芳醇辛口 純米吟醸。

使用米は、麹米が兵庫県産山田錦、掛米が兵庫県産兵庫夢錦、精米歩合は55%。

左は、新潟県加茂市の加茂錦酒造が醸す、加茂錦 荷札酒 黄水仙 純米大吟醸。

使用米は岡山県産雄町(80%)、精米歩合は50%。

アルコール度数は13%に抑えられている。


秋刀魚が届く。

三人ともこの秋は秋刀魚を食べるのは初めて。

 

鰈の骨せんべいはお店のサービス。

「今日は鰈の身は食べていないよね、骨だけ食べるのは初めてかも」、などど言いながらも美味しいので食べ進む。

 

七種類目と八種類目の酒。

右は、新潟県魚沼市の緑川酒造が醸す、緑川 純米。

使用米は五百万石、精米歩合は60%。

左は、奈良県奈良市の今西清兵衛商店が醸す、春鹿 鬼斬 山廃純米 超辛口 原酒。

使用米は五百万石、精米歩合は58%、日本酒度は+13。

 

〆はおにぎり。

米の価格が高くなったという話でひとしきり盛り上がる。

 

飲んだあとのおにぎりは美味い。

 

と言いながら、まだ飲んでいる。

九種類目と十種類目の酒は最初に飲んだ酒に戻って注文。

右が、三重県鈴鹿市の清水清三郎商店が醸す、作 純米吟醸 和悦。

左が、京都府京都市上京区の佐々木酒造が醸す、西之極 秋上がり 蔵出原酒。

 

デザートは、レアチーズケーキ。

 

〆は熱いお茶。

これがほっこりする美味しさ。

 

最後に、オーナーの林英作さんと名刺を交換してご挨拶。

 

友人宅に車で戻ると、直ぐ近くのスーパーマーケットで朝食用のパン、牛乳、オレンジジュース、ヨーグルト、カット野菜などを調達。

ついでに、海苔巻き、稲荷ずし、押し寿司のパックとキムチを購入。

 

バランタインのボトルを開栓し、夜話会。

学生時代のノリで飲んでしゃべってボトルを空けてしまった。

大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

智積院を出ると、ディナーの店に向かう。

 

京都の友人が予約してくれたのは、人気の割烹。

前回は老舗の小料理屋を二ヶ所回ったので、今回は友人も初めての新しいお店。

 

綾小路の『吟味屋 菜々色』。

和創作料理のお店だ。

 

一階はカウンター席。

二階に案内される。

私たちのテーブルは窓際。

 

大正時代の町家を改装しているのだそうだ。

窓側の席に座り室内を見ると、京の町家らしく奥が深い。

 

先ずは生ビールで乾杯。

ここはキリンブラウマイスターのお店。

東京ではスーパードライやモルツを飲むことが多いが、京都では昼も夜も一番搾り。

 

前菜盛りが届く。

これは三人分。

 

6種類の前菜を皿に取り分ける。

モロコ、菊芋、長芋、湯葉、しめじのチーズマヨネーズ、万願寺唐辛子のおじゃこがけ。

モロコはコイ科の淡水魚で、元々は琵琶湖の固有種。

今では色々な湖に移植され、生産量は埼玉県が一番多い。

 

酒粕汁も美味い。

 

酒を選ぶ。

 

メニュー以外に今夜はこの4本がありますと見せてくれる。

 

酒は一合ずつお願いし、色々な種類を飲むことにする。

 

右が、三重県鈴鹿市の清水清三郎商店が醸す、作 純米吟醸 和悦。

作は良く飲んでいるが、この作は初めて。

どうやら飲食店専用の作のようだ。

使用米は非開示、精米歩合は60%。

 

左が、京都府京都市上京区の佐々木酒造が醸す、西之極 秋上がり 蔵出原酒。

この酒は佐々木酒造のH.P.にも掲載されておらず、情報がない。

アルコール度数は19%と高い。

佐々木酒造は佐々木蔵之介さんのご実家。

 

お造りが届く。

 

醤油、そして醤油のゼリー。

 

サーモンは脂がのっている。

 

真鯛と鰤。

山葵と醤油ゼリーでいただく。

 

赤貝も新鮮で食感がとても良い。

 

蛤の酒蒸し。

 

蛤の身が大きい。

大学時代の友人たちと綾小路で過ごす、楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。


河原町の『たつみ』で昼食を済ませた後に向かったのは、智積院(ちしゃくいん)。

 

まずは智積院の由来を学ぶ。

 

境内はとても広く、公園のように美しく整備されている。

 

今回の旅の目的の一つは、紅葉狩り。

智積院の紅葉も赤く紅葉し始めている。

 

今年(2024年)は10月が異常に暖かく、紅葉が遅れている。

遅れているだけでなく、紅葉しないまま葉が落ちている場所もあるようだ。

 

本堂に通じる参道の左右の樹々は、紅葉、そして黄葉している。


でも智積院に来た目的は本堂へのお参りではなく、別の建物。

 

宝物館の国宝「長谷川等伯障壁画」を観に来たのだ。

友人と旅の行程を相談した時、ノースカロライナのまちこさんからいただいた長谷川等伯のコメントを思い出し、智積院訪問を提案した。

 

この宝物館は”弘法大師空海ご誕生1250年”を記念して建立され、2023年4月4日に開館。

長谷川等伯一門による国宝障壁画を常時公開するほか、智積院が保有する約8万点の収蔵品の一部を順次公開展示している。

館内は撮影禁止なので、パンフレットの写真を添付。

 

「楓図」

桃山時代に全盛期であった狩野派に対抗し、長谷川等伯は独自の画風を確立。

その一派によって描かれた祥雲禅寺の障壁画の内、智積院に現存する絵は、楓図、桜図、松に秋草図、松に黄蜀葵(とろろあおい)図、雪松図、松に立葵図等。

 

「桜図」

その中でも「楓図」と「桜図」は日本の障壁画を代表するものとされている。

「桜図」は等伯の息子、久蔵が25歳の時の作品。

久蔵は26歳で急逝している。

 

次に向かったのは、講堂。

 

先ずは由来書きを熟読。

1995年の建立なのだそうだ。

 

見所の一つは、名勝庭園。

中国の廬山を模って造営されている。

 

石橋より奥の部分は祥雲禅寺時代に造られたもの。

 

庭園に面した広間には巨大な襖絵。

 

奥の上座の絵も素晴らしい。

 

縁側に座り、雨に煙る名勝庭園を眺める。


こんなに寛いだ気分になるのは何年ぶり、いや何十年ぶりだろう。

 

時計を見ると、三人でのんびり小一時間は話しをしていたようだ。

 

講堂の中もゆっくり時間をかけて見学。

講堂の中には、平成20年(2008年)に現在日本画壇の第一人者、東京芸術大学名誉教授、田渕俊夫画伯の襖絵60点が奉納されている。

素晴らしい襖絵だが、撮影は禁止。

 

雨の中、和装の女性お二人が参道を歩かれている姿は絵になる。

でもこのお二人は訪日外国人。

大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

またまた鯖寿司難民となり、やっと辿り着いた河原町の昼飲みが出来る居酒屋、『たつみ』での昼食の続き。

 

飲んでいる生ビールはキリン一番搾り。

 

大根ゆず味噌田楽。

取り分けた後に撮影。

 

あゆ佃煮。

稚鮎よりももっと小さい。

 

紫ずきん。

何かと思って頼んだら、京都丹波の黒枝豆だった。

 

いもぼう。

これも何かわからなかったので注文。

里芋と棒鱈の煮つけで、いもぼうだった。

 

生ビールを飲み干すと、それぞれが好きな酒を注文。

私の酒は、新潟県妙高市の鮎正宗酒造が醸す、鮎正宗 純米にごり酒 毘(びしゃもん)。

 

米の旨味を感じるまろやかな酒。

日本酒度は-10だが、酸があるのですっきり切れが良い。

使用米は新潟県産五百万石・越いぶき、精米歩合は70%。

 

料理がまとめて届いた。

 

かつお刺身。

すりおろし生姜がたっぷり。

 

鯖きずし。

鯖寿司のお店二軒に今回もふられたので、とにかく鯖料理を注文。

 

自家製つくね。

一皿二本だが、三本で作ってもらった。

 

名物料理とのことで、確かに美味い。

 

げそ天ぷら。

 

さつまいも天ぷら。

 

ごぼう天ぷら。

 

食事の〆は、瓶ビールで軽く乾杯。

 

ビールは、キリンラガー。

 

店内は次々と客が入れ替わるが、常に満席。

平日の昼過ぎだが皆さんガンガン飲まれている。

 

腹ごしらえもできたので、次の目的地に向かうことにする。

 

友人が、「今回はタクシーを使わずバスにするよ」とのこと。

バスアプリを使えば、京都市内の移動はとても便利。

大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。