昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。
河原町の『たつみ』で昼食を済ませた後に向かったのは、智積院(ちしゃくいん)。
まずは智積院の由来を学ぶ。
境内はとても広く、公園のように美しく整備されている。
今回の旅の目的の一つは、紅葉狩り。
智積院の紅葉も赤く紅葉し始めている。
今年(2024年)は10月が異常に暖かく、紅葉が遅れている。
遅れているだけでなく、紅葉しないまま葉が落ちている場所もあるようだ。
本堂に通じる参道の左右の樹々は、紅葉、そして黄葉している。
でも智積院に来た目的は本堂へのお参りではなく、別の建物。
宝物館の国宝「長谷川等伯障壁画」を観に来たのだ。
友人と旅の行程を相談した時、ノースカロライナのまちこさんからいただいた長谷川等伯のコメントを思い出し、智積院訪問を提案した。
この宝物館は”弘法大師空海ご誕生1250年”を記念して建立され、2023年4月4日に開館。
長谷川等伯一門による国宝障壁画を常時公開するほか、智積院が保有する約8万点の収蔵品の一部を順次公開展示している。
館内は撮影禁止なので、パンフレットの写真を添付。
「楓図」
桃山時代に全盛期であった狩野派に対抗し、長谷川等伯は独自の画風を確立。
その一派によって描かれた祥雲禅寺の障壁画の内、智積院に現存する絵は、楓図、桜図、松に秋草図、松に黄蜀葵(とろろあおい)図、雪松図、松に立葵図等。
「桜図」
その中でも「楓図」と「桜図」は日本の障壁画を代表するものとされている。
「桜図」は等伯の息子、久蔵が25歳の時の作品。
久蔵は26歳で急逝している。
次に向かったのは、講堂。
先ずは由来書きを熟読。
1995年の建立なのだそうだ。
見所の一つは、名勝庭園。
中国の廬山を模って造営されている。
石橋より奥の部分は祥雲禅寺時代に造られたもの。
庭園に面した広間には巨大な襖絵。
奥の上座の絵も素晴らしい。
縁側に座り、雨に煙る名勝庭園を眺める。
こんなに寛いだ気分になるのは何年ぶり、いや何十年ぶりだろう。
時計を見ると、三人でのんびり小一時間は話しをしていたようだ。
講堂の中もゆっくり時間をかけて見学。
講堂の中には、平成20年(2008年)に現在日本画壇の第一人者、東京芸術大学名誉教授、田渕俊夫画伯の襖絵60点が奉納されている。
素晴らしい襖絵だが、撮影は禁止。
雨の中、和装の女性お二人が参道を歩かれている姿は絵になる。
でもこのお二人は訪日外国人。
大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。




















